CHILL IN - aguria- 季節のブレンド ちりん

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CHILL IN -aguria-　季節のブレンド　ちりん

～清涼感と果実の余韻～
白ぶどうやカモミールのような爽やかさ、澄んだ甘さとしなやかな質感。
水のような清らかさと、
ふと気づけば口の中に残る果実の甘み。
水出しでさらに清涼感あふれるアイスコーヒーに。

■FLAVOR
WhiteGrape,Chamomile,Jasmine,Silky,

■使用豆
ETHIOPIA YIRGACHEFFE KONGA HEIRLOOM WASHED G1 50%
COSTARICA TARRAZU SANTAROSA1900 MACHO CATUAI DOUBLE FREE WASHED 50%


■ブレンドタイトルに込めた哲学・世界観
chillinは、“chill in”という造語と、風鈴の「ちりん。」という音から着想した言葉です。
深煎りの深煎りのビターなアイスコーヒーが「蒼」の定番であった中で、水出し専用の“浅煎りの涼しさ”を持ったブレンドをつくりたいと思ったのがはじまりです。

特に今回の　chillin　-aguria-　は、わざわざ副題をつけたくなるほどこれまでとは更に一線を画した夏ブレンドになりました。

副題となる「aguria」とは、水を意味するスペイン語「agua」と、
歌、歌声を意味する「aria」を掛け合わせ考えた当店オリジナルの造語です。
「agua」は、水出しコーヒーにとって欠かせない存在である“水”という素材そのものの象徴。
「aria」は、はじめは印象が弱く感じるかもしれないけれど、そこにはちゃんと甘み、華やかさ、余韻、それらの風味個性に気づく─そんな、控えめだけど確かな存在感（声）を伝えたくて考えつきました。

清らかな清涼感の中に、確かにある風味個性。

その味わいを感じてもらえたらと思います。


■ブレンド設計図（風味構成・ねらい）
エチオピア・コンガのウォッシュドG1がもたらす、明るく軽やかな酸と透明感が、このブレンドの第一印象をつくります。
そこに重ねたのが、コスタリカ・サンタロサ1900のダブルフリーウォッシュド。
雑味を極限まで取り除いた丁寧な精製によって、くっきりとした甘さと、澄んだ後味が生まれます。

どちらもウォッシュド由来のクリーンさを持ちながら、冷水抽出でも味がぼやけず、冷たい状態でも風味の存在感がしっかりと感じられるよう設計しました。
そのうえで、急冷式のアイスコーヒーとしても、爽やかさと透明感を保ちつつ、甘みと余韻がきちんと残る仕上がりになっています。

「aguria」という副題に込めた、水のような清らかさと、
ふと気づけば口の中に残るやさしい旋律のような風味──
その両方を、精製方法とブレンドバランスの相性で表現しています。


■補足ストーリー
2025年の中米訪問。
現地のホテルでの朝食ビュッフェ。
スタッフに「飲み物は？」と聞かれ（ているっぽい状況で）、スペイン語が全然わからなかった私は、とりあえず「agua（水）」と答えました。
それで無事、水をいただけて、ちょっと安心する─そんなやり取りが旅の中で何度もありました。

どこに行っても、やっぱり「水」は大事。
そう、「agua」は、私が最初に覚えたスペイン語なのです。
そんなスペイン語との出会いもあって、今回は副題にスペイン語を使ってみたくなったのです。

chill in も造語。aguria も造語。
なかなかオリジナルなブレンドが、この夏もできたと思っています。





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