愛知県豊川市で小さな自家焙煎の珈琲豆店を営んでおります。小さなお店だからこそできる事、当店だからできる事、そんなサービスを追求しています。
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コ―ヒーサブスクサービス ”沼のほとり” <SUBSCRICTION SERVICE>By the coffee abyss 月1回発送
¥1,980
「コーヒーもうちょっと詳しくなりたいぁ。。」と思っているあなたへ コーヒー沼にどっぷりハマる少し手前。 「沼のほとり」くらいの、ほどよいコーヒー通になりましょう。 そのような方向けのコーヒーサブスクサービスです。 毎月定額を支払うことで、 通常販売しないコーヒー豆や いつもと違う焙煎度の豆 販売前の新入荷したてのコーヒー豆など、 「いつものコーヒーとは違う豆」が届きます。 焙煎の簡単なプロファイルなどもお付けします。 豆に関する情報や焙煎情報 コーヒー業界のことなど 代表倉橋のニュースレターも届きます。 更に、毎月BASE10%クーポン発行。 月に一度、いつものお気に入り豆をお得に購入できます。 「いつもとちがう」豆と「いつもの」豆。 両方を楽しみつつ、コーヒーのうんちく情報も入手できます。 販売開始前の豆を先行で焙煎してみたり、 レギュラー豆の焙煎アプローチを変えてみたり。 店頭に並んでいないブレンドを作ってみたり。 いろいろと挑戦していきます。 ぜひ、蒼の新たなサービス、是非お試しください。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 新規申し込みは 毎月1日から25日までの間にお願いします。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ <お届け内容> ・1800円相当のコーヒー豆 (量はその都度変わります)おおよそ50g~200g ・ニュースレター(コーヒーの詳細なプロファイル、などコーヒーの情報など) ・BASEで使える10%OFFクーポン(使用期限あり) メール便送料込み <ご注文方法> 受付期間 毎月1日~25日 発送日 毎月26日~31日*指定不可 1日から25日の間にご注文ください。 毎月下旬に、メール便にて発送いたします。 定期購入商品。 自動決済(初回にお申込みいただいた日が毎月の決済日になります。) 解約する場合は、注文予定日(決済予定日)1週間前までに当店へご連絡ください。 <注意事項> ※豆のままに発送になります。 ※こちらの商品は、クレジットカード決済のみです。 ※お一人様1セットのみ。
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[メール便] 小口パック 各種コーヒー豆 200g
¥2,028
少量購入したい方、ポスト投函で気軽に購入したい方向けに メール便小口パックをご用意いたしました。 お選びいただいたコーヒー豆を200g メール便にて発送いたします。 それぞれのコーヒーについては、各豆のページをご覧ください。 送料込み価格です。 2パック以上ご購入の場合、同梱して発送する場合がございます。 選択肢の表示金額は、最低価格の豆との差額です。 買い物かごに入れていただくと、総額が表示されます。 【メール便について】 商品準備でき次第発送致します。 お届け日目安より到着日が前後する場合がございます。 A4サイズより一回り大きな厚紙封筒(24cm×34cm×1~2cm)でのお届けなります。 ポストに入らない場合は、配達員が訪問し、その際ご不在ですと不在通知が投函されます。 早めの再配達依頼をお願いします。 ※投函後の紛失・破損、および配達遅延に対する補償はございません。 納品書等、同封致しません。
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[オーダー焙煎 ] パナマ エスメラルダ ゲイシャ ウォッシュド 200g [order] Panama la Esmeralda Geisha praivatecollection washed
¥11,880
パナマ ボケテ エスメラルダ農園 ゲイシャ プライベートコレクション ウォッシュド PANAMA BOQUETELA ESMERALDA GEISHA PRIVATECOLLECTION WASHED ~世界を魅了する華やかな一杯~ 華やかな花の香りとベリー系の果実味。 紅茶を思わせる明るい酸と透き通る後味、長く続く甘い余韻が特徴。 FLAVOR JASMINE,BERGAMOT,FLORAL,CITRUS,HONEY,TEA-LIKE [浅煎りの場合] ROASTLEVEL(焙煎度)★★ FALAVOR(個性)★★★★★ BODY(コク)★★★ AROMA(香り)★★★★★ ACIDITY(酸質)★★★★★ AFTERTASTE(余韻)★★★★★ [オーダー焙煎とは] 業務用小型焙煎機を使用し、お客さまのご注文分のみ焙煎をいたします。 好みの焙煎度をお選びでき、よりあなたの理想のゲイシャコーヒーを楽しむことができます。 ※こちらの商品は焙煎度をお選びいただけます。 焙煎度に迷った場合は「焙煎士におまかせ」をお選びください。 オーダー焙煎は通常商品より発送にお時間をいただく場合がございます。 ■農園主 ダニエル・ピーターソン ■標高 1,600〜1,800m ■豆について このコーヒーは、パナマ・エスメラルダ農園のゲイシャ種を用いた「プライベートコレクション」ウォッシュド精製ロットです。プライベートコレクションとは、その年ごとの収穫から農園が厳選したゲイシャをまとめた特別なブランドであり、毎年の構成は変わるものの、常に農園が自信を持って送り出す高品質ロットのみが含まれます。オークション専用の「エスメラルダ・スペシャル」に次ぐ位置づけでありながら、世界基準で見ても極めて高い品質を誇ります。 精製方法はウォッシュド(水洗式)です。収穫は必ず完熟したチェリーのみを手摘みで行い、その日のうちに果肉を除去。発酵槽にて粘質を分解した後、豊富で清冽な山岳地下水を用いて徹底的に洗浄します。その後、アフリカンベッドと呼ばれる乾燥棚でゆっくりと乾燥を進め、水分値を均一に整える工程を経て仕上げられます。乾燥後はさらに欠点豆を徹底的に選別することで、透明感と雑味のなさを徹底的に追求しています。 この精製方法によってもたらされる特徴は、まず何よりもクリーンカップです。澄み切った味わいの中に、ゲイシャ特有の華やかなフローラルさと、果実を思わせるジューシーな甘みが鮮やかに際立ちます。カップからはジャスミンやフリージアのような花の香りが立ち上り、飲み口には熟したベリーやピーチのような果実感が広がります。さらに、ベルガモットやシトラスを思わせる明るい酸が全体を引き締め、口当たりはシルキーで滑らか。飲み込んだ後にはハチミツを思わせる自然な甘みが余韻として長く続きます。 この「透明感と華やかさの両立」こそが、エスメラルダ農園のウォッシュド・ゲイシャが持つ最大の魅力です。深煎りではなく浅煎り寄りの焙煎に仕上げることで、香り・酸・甘みのバランスが最も良く表れ、ゲイシャ種本来の持つ精緻なフレーバーが引き出されます。単なる華やかさだけでなく、緻密に構成された味のレイヤーがあり、飲む人に知的な驚きと感動をもたらします。 つまりこの豆は、ゲイシャという品種が持つ本質的なポテンシャルを、エスメラルダ農園の高い技術力と管理体制によって余すことなく表現した「完成度の高いゲイシャ」であると言えるでしょう。 ■産地、農園について エスメラルダ農園は、パナマ西部チリキ県ボケテ地域に位置する家族経営の名門農園です。 1960年代に米国から移住したルドルフ・A・ピーターソン氏によって開拓され、現在はその子孫であるピーターソン一家によって経営されています。 農園は「ハシエンダ・ラ・エスメラルダ」の名で知られ、ボケテの複数エリアにまたがる区画(ハラミージョ、カーニャ・ベルデス、エル・ベロなど)を含み、総面積は数百ヘクタールに及びます。 標高1,600〜1,800mの高地に位置する農園は、バルー火山由来の肥沃な火山灰土壌を有し、さらに太平洋とカリブ海の双方からの風が交錯する独特の気候条件に恵まれています。特に「バハレケ」と呼ばれる微細な霧雨が一帯を覆い、十分な湿度と穏やかな日射が確保されるため、コーヒーの木はストレスを受けすぎることなく健全に育ちます。昼夜の寒暖差は果実の成熟をゆっくりと進め、チェリー内部に糖分や有機酸を蓄積させ、結果として凝縮感のある甘さと明るい酸を備えたコーヒーが生まれるのです。 農園のもう一つの特筆点は、徹底した栽培・収穫の管理体制です。化学肥料や農薬に頼らない栽培方針を守り、土壌や生態系への影響を最小限に抑えています。収穫は必ず完熟チェリーのみを選んで手摘みし、その後すぐに自社の精製施設に運ばれます。ここで果肉除去、発酵、水洗、乾燥といった工程が丁寧に行われ、最終的に欠点豆を徹底的にハンドソートすることで高品質なグリーンコーヒーが仕上がります。こうした徹底的な品質管理が、エスメラルダ農園のコーヒーに他にない透明感と風味の純度を与えています。 エスメラルダ農園を語る上で欠かせないのが「ゲイシャ種」の存在です。もともとエチオピア起源のこの品種は、ピーターソン家が農園内で栽培を続ける中でその潜在力が発見されました。2004年、エスメラルダのゲイシャがベスト・オブ・パナマ品評会に初出品されると、ジャスミンやベルガモットを思わせる芳香と明るく透明感のある酸味で世界を驚かせ、オークションで当時の世界最高値を記録しました。これが「ゲイシャショック」と呼ばれる事件であり、以降ゲイシャ種は世界中で栽培されるようになりましたが、エスメラルダ農園はその発祥地として特別な地位を保ち続けています。 さらに同農園は全農場でレインフォレスト・アライアンス認証を取得しており、環境保護や労働者への公正な待遇にも注力しています。サステナブルな農業と最高品質の追求を両立させる姿勢が、国際的な信頼を生み、常に世界中のバリスタやロースターから注目され続ける理由となっています。 このようにエスメラルダ農園は、自然環境・栽培管理・歴史的功績・社会的責任のいずれの面でもトップクラスの評価を受ける農園です。そして「ゲイシャ種の聖地」としての矜持を胸に、今日も世界最高峰のコーヒーを世に送り出しています。 ■生産国について パナマ共和国は中央アメリカ最南端に位置し、北はカリブ海、南は太平洋に接する細長い地形を持つ国です。国土面積は小さいながらも、コーヒー産業においては世界的に大きな存在感を放っています。総生産量は隣国コロンビアやコスタリカに比べてごくわずかで、国際市場における輸出量も限られています。しかし少量だからこそ実現できる品質への徹底したこだわりこそが、パナマの大きな強みです。 コーヒーの栽培は18世紀末にスペイン人修道士が持ち込んだことに始まり、19世紀には西部チリキ県の高地で本格的にプランテーションが展開されました。ボケテやボルカンといった山岳地帯は、火山灰土壌、昼夜の寒暖差、霧や微細な雨「バハレケ」といった独特の気候条件に恵まれ、良質なアラビカ種を生み出す理想的な環境です。 20世紀後半、国際相場の低迷によりパナマのコーヒー産業は一時衰退しました。しかし1990年代半ば、生産者有志が立ち上げたパナマ・スペシャルティコーヒー協会(SCAP)が、国内品評会「ベスト・オブ・パナマ(BOP)」を創設。以降、各農園が競い合ってマイクロロットの品質を磨き上げる動きが始まりました。この取り組みが世界の注目を集め、ついに2004年、エスメラルダ農園が出品したゲイシャが世界最高値で落札され、パナマは一躍「高品質コーヒーの代名詞」となりました。 以降、パナマ産ゲイシャはオークション市場で毎年のように記録を更新し続けています。2019年には1ポンドあたり1,029ドル、2021年には2,568ドルという驚異的な価格がつき、世界中のロースターを驚愕させました。こうした成功によって、パナマは量より質を追求する戦略が世界的に成功した稀有な事例として評価されています。 またパナマの農園は単に品質を追求するだけではなく、環境保全や社会的責任にも積極的です。レインフォレスト・アライアンス認証や有機認証を取得する農園も多く、森林保護や水資源管理に注力し、労働者への待遇改善や地域社会への還元にも力を入れています。観光面でも、コーヒー農園ツアーや収穫体験などが整備され、コーヒーはパナマにとって重要な文化的資源としても活用されています。 このように、パナマのコーヒー産業は規模ではなく品質と革新性で世界を牽引する存在です。その中でもエスメラルダ農園は特に象徴的な役割を担っており、パナマが「小国にして世界最高のコーヒー大国」と呼ばれる理由を体現しています。 [当店のゲイシャに関する特集ページを作りました!] こちらもご参照ください。 https://sohcoffee.thebase.in/p/00008 送料無料 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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エルサルバドル COE2024 EPTL. #9 200g チャラテナンゴ エル マナンティアル パカマラ ウォッシュド アナエロビック 中煎り El SALVADOR COE Chalatenango El Manantial Pacamara Washed/Anaerobic
¥1,916
【エルサルバドル COE チャラテナンゴ エル マナンティアル パカマラ ウォッシュド アナエロビック】 El SALVADOR COE Chalatenango El Manantial Pacamara Washed/Anaerobic 2024年COEエルサルバドル(Experimental部門)第9位入賞ロット。 甘いラム酒やバナナのような香りに、ライチや赤りんごの果実感。 発酵由来の深みとパカマラらしい調和が光る一杯です。 [FLAVOR] RedApple,Lychee,SweetRum,Banana,Vanilla 焙煎度:中浅煎り ■国名 El SALVADOR COE ■地名 Chalatenango ■農園、農協名 El Manantial ■農園主 Noe Aquiles Chacón(ノエ・アキレス・チャコン) ■標高 1900m ■品種 Pacamara ■精製方法 Washed/Anaerobic ■COE 2024 Experimental(エクスペリメンタル 実験的部門) 9位 88.07点 ■産地、農園について エルサルバドル北西部、スペシャルティコーヒー産地として注目されるAlotepec-Metapán地域は標高1900メートル付近の高地にあり、豊かな土壌と寒暖差に恵まれた環境でコーヒーが育まれています。その地域にあるチャラテナンゴ県の山間部Tejutla(テフトゥラ)にE lManantial(エル・マナンティアル)農園があり、生産者 Noe Aquiles Chacón Murcia 氏によって運営されています。 El Manantialは大規模な農園ではなく、小規模かつ自立の途上にある新しい農園です。 Noe氏はかつて他の農園で働きながら、コーヒーの栽培や精製技術を学び続けてきました。 そんな彼の独立を後押ししたのが、チャラテナンゴ地域の著名な生産者であり雇用主でもあったAlfonso Pineda氏です。Pineda氏は、El Izotal農園などで高品質なマイクロロットを手がけ、ナチュラルやアナエロビックといった精製手法にも早くから取り組んできた人物であり、Noe氏にとっては師匠でもあります。 Pineda氏から一部の土地を借りるかたちで、Noe氏は自身の農園を開きました。 農園では、彼が育てたいと願っていたパカマラ種を中心に、少量のゲイシャ種も導入されています。いずれも標高の高さや気候に適した品種であり、今後の展開が期待されています。 農園で採用されている精製方法の一例が、今回のロットでも用いられた「Lavado / Anaeróbico(ウォッシュド/嫌気性発酵)」です。 これは果肉除去後の発酵工程を酸素を遮断した状態で行うもので、クリーンな口当たりに加え、果実感や奥行きのある風味が表現されやすい手法として注目されています。 Noe氏は2023年に初めてCup of Excellenceへエントリーしましたが、その年は惜しくも最終選考に進めませんでした。翌年の2024年、精度を高めたロットで再挑戦し、エクスペリメンタル部門にて第9位に入賞。これは農園にとって初の快挙であり、本人にとっても大きな転機となりました。 El Manantial農園は、歴史や規模では語れない、これからを担う生産者の努力と意志が込められた現場です。日々の積み重ねと小さな一歩が、そのままコーヒーの品質に直結している。 そんな農園だからこそ、飲み手にとっても自然に寄り添うような一杯が生まれるのかもしれません。 ■豆について このロットは、エル・マナンティアル農園が2024年のCup of Excellenceエルサルバドルに出品したもので、Experimental部門で第9位に入賞しました。 品種はエルサルバドルを代表するパカマラ(Pacamara)。精製には「Washed / Anaerobic(ウォッシュド/嫌気性発酵)」が採用され、クリーンさと奥行きのある風味が共存する複雑な味わいに仕上がっています。 カップからは、レッドワインやスイートラムのような香りが立ち上がり、ライチやレッドアップルといった果実の明るさが印象的です。さらに、バナナやバニラ、ヘーゼルナッツを思わせる甘さが全体をやわらかく包み込みます。甘さの質ははっきりと感じられますが、突出せず全体に自然に溶け込んでいます。 嫌気性発酵特有の風味も感じられますが、クセとしてではなく、味の「深み」として丁寧に表現しようと焙煎も心がけました。 派手な個性を前面に出すのではなく、全体のバランスの中でその特徴を活かして美味しく優しく口に運べる一杯を目指しました。 冷めてくると、ライチや赤りんごのような果実感がより明確になり、フルーティな印象が引き立ちます。全体としては、パカマラらしい丸みと調和が感じられる仕上がりです。 このロットは、精製による華やかさに頼るのではなく、それを焙煎で落ち着いた複雑さへと昇華させた一杯。 パカマラという品種の懐の深さを、改めて感じさせてくれるような味わいです。 ■生産国について 中米に位置するエルサルバドルは、面積こそ小さいながら、長い歴史を持つコーヒー生産国のひとつです。19世紀後半から本格的な栽培が始まり、20世紀には同国の主要輸出品として経済を支える存在となりました。近年では大量生産から高品質志向へと舵を切り、スペシャルティコーヒーの生産地として世界から注目を集めています。 国内には複数のコーヒー栽培地域がありますが、とくに高い評価を受けているのが北部に広がるチャラテナンゴ県。標高が高く、火山性土壌と昼夜の寒暖差に恵まれたこのエリアは、果実感や明るい酸を持つ風味豊かなロットの産地として知られています。Cup of Excellenceにおいても、この地域から数多くの入賞ロットが生まれています。 エルサルバドルのコーヒーを語る上で欠かせないのが、「パカマラ(Pacamara)」という品種の存在です。これは、同国原産の「パカス(Pacas)」と、ブラジル由来の「マラゴジッペ(Maragogipe)」を交配して1958年に生まれた品種で、エルサルバドルの国立コーヒー研究所が開発しました。大粒で存在感のある見た目と、華やかさ・甘さ・複雑さを兼ね備えた風味特性から、現在ではエルサルバドルを代表する品種として国内外の生産者に広く支持されています。 特に標高の高い地域で育ったパカマラは、ジャスミンや柑橘、トロピカルフルーツ、スパイスといった多層的な香味を持ち、Cup of Excellenceでも上位常連となることが多い品種です。また、ナチュラルやアナエロビックといった精製方法との相性も良く、品種の持つ柔軟性と順応性の高さは、ロースターやバリスタにも魅力的な素材として映っています。 エルサルバドルでは、パカマラのような高付加価値品種を活かしながら、小規模農家が品質と個性を追求するマイクロロットづくりに力を入れています。単なるトレーサビリティではなく、「この場所、この人だからできる味わい」が重視される流れの中で、同国の生産者たちは少しずつ確かな存在感を築いてきました。 戦争や病害(さび病)の影響で一時は低迷したエルサルバドルのコーヒー産業ですが、いま再び、世界市場で評価される産地へと回帰しつつあります。栽培技術と品種開発、発酵・精製の実験的アプローチ、そしてそれらを支える生産者の情熱。それらすべてが結びついたコーヒーは、エルサルバドルという国の今とこれからを語る味でもあります。 【COEとは?】 こちらをご参照ください→https://sohcoffee.thebase.in/p/00013 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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BLEND 蒼天 PURA VIDA AZUL
¥1,007
ブレンド 蒼天 PURA VIDA AZUL ~清らかな口あたりと果実の余韻~ 白葡萄や白い花の繊細な香り、続いて赤りんごやいちごの果実味が支えます。 後口には蜂蜜やカモミールのやさしい甘さが広がり、透明感ある余韻が長く続きます。 Santa Rosa 1900 の比率を高めたことで、より澄んだ印象が鮮明に。 FLAVOR WHITEGRAPE,ORANGE,HONEY,REDAPPLE,SILKY BODY ROASTLEVEL(焙煎度)★★★ FALAVOR(個性)★★★★ BODY(コク)★★★ SWEETNESS(甘さ)★★★★ AROMA(香り)★★★ ACIDITY(酸質)★★★★ AFTERTASTE(余韻)★★★★ 使用豆 COSTA RICA TARRAZÚ SANTA ROSA 1900 (MACHO) CATUAÍ WHITE HONEY 40 % COSTA RICA TARRAZÚ MONTE COPEY EL ALTO CATURRA RED HONEY 30 % COSTA RICA TARRAZÚ LA CANDELILLA CATURRA HONEY MEDIUM ROAST 30 % 「SELECTED AT ORIGIN(蒼じるし)」は、 倉橋が実際に中米などのコーヒー生産地を訪れ農園主との対話やカッピングを通じて **“その場で選んできたロット”**だけに付けられる特別シリーズです。 ■ブレンドタイトルに込めた哲学・世界観 「蒼天」とは、澄み渡る青空を意味する言葉です。英名 PURA VIDA AZUL は、コスタリカで人々が日常的に交わす合言葉「Pura Vida(プラヴィーダ/元気、最高!)」に、スペイン語で青を意味する「Azul」を重ねました。旅先で見上げたあの抜けるような空の蒼さ、清らかさと、当店の名に掲げた「蒼」をひとつに結びつけたブレンド名です。 実は、これまで私たちはコスタリカのコーヒーを扱うことがほとんどありませんでした。旧焙煎機では思うような焙煎に至らず、産地との直接的なご縁にも恵まれなかったからです。しかし焙煎機をGIESEN社製に切り替え、より豆の個性を引き出せるようになった今、初めて現地を訪れたことをきっかけに、ハニー精製による均整のとれた甘みと表現できるようになりました。その時、「これらを掛け合わせたらどんな味になるのか」を知りたい、という思いが自然に湧きました。 白葡萄や白い花のように澄んだ香り、赤りんごやいちごの果実味、蜂蜜やカモミールのやわらかな余韻。三つの農園のハニー製法が重なり合うことで、透明感と甘さが心地よく続いていきます。旅の記憶と人々の仕事、そして「蒼」の色を重ね合わせた一杯が、この「蒼天 – PURA VIDA AZUL」です。 ■ブレンド設計図(風味構成・ねらい) Santa Rosa 1900 (Macho) / White Honey(Catuaí) 白葡萄や白い花、カモミール。澄んだトップと長い余韻を担う中心的存在。 La Candelilla / Honey(Caturra) 柔らかな甘香と砂糖きびのような丸み。後半の柔らかくどっしりとした余韻をつくる。ベースを支える土台。 Monte Copey El Alto / Red Honey(Caturra) いちごや赤りんごの果実味とトフィー感。中盤にジューシーさと厚みを与え、飲みごたえを整える。 ■ストーリー このブレンドの背景には、産地で出会った人々の姿があります。 Santa Rosa 1900。標高1900m、冷涼な斜面に広がる農園です。農園主マチョ氏と共に歩んでいたのは、息子のケビン。端正な顔立ちで、まるでモデルのようだと感じる青年でした。その整った外見と同じくらい印象的だったのは、精密で真摯な仕事ぶりです。 豊かな水源に恵まれたこの農園では、ダブルフリーウォッシュド(DFW)、レポサド、ホワイトハニーなど、水を活用した精製に長けています。ケビンは一つひとつの区画や乾燥棚を細かく調整し、繊細な白葡萄や白い花の透明感、冷めてから現れるカモミールの余韻を生み出していました。彼の几帳面さと誠実さが、味わいの純度そのものを支えているのだと実感しました。 La Candelilla はまた別の温度を持っていました。リカルドJr.は、日本に滞在していた経験を持つ親日家で、今も日本のことをよく話してくれます。週に6回ジムに通うという鍛え抜かれた体格で、仕事ぶりも力強い。それでいて、家族や兄弟との関係はとても温かく、農園全体が「仲良く切り盛りする一家」の雰囲気に包まれていました。その穏やかで誠実な営みは、コーヒーに砂糖きびやナッツのような丸みを与え、ブレンドの安定した土台となっています。 そして Monte Copey El Alto。エンリケJr.は誰よりも情熱的な人でした。言葉に熱があり、在来品種をCOEの舞台へ再び引き上げたいと強く語っていました。先日も彼の農園単独でプライベートオークションを開催するなど、その意欲はとどまるところを知りません。私が訪れたときの農園は、思わず会話を止めてしまうほどの静寂に包まれていました。高地の山々と澄んだ空気、マイクロミルに差し込む光には神聖さすらありました。エンリケの熱意と、この環境の清らかさが重なって、赤果実の厚みや力強い甘さが生まれるのだと感じました。 三人の個性はまるで異なる方向を向いているようでいて、カップの中では「澄んだ甘さ」というひとつの答えに収束します。白い花が合図を出し、赤い果実が中盤を支え、最後に蜜のような甘さが余韻を残す。 とはいえ、このブレンド発端はシンプルです。 「好きな人たちの、好きなコーヒーを合わせたら、どんな味になるのか?」 その答えが、この「蒼天 – PURA VIDA AZUL」です。 澄んだ空気、真摯な仕事、情熱ある声。その記憶が一杯のコーヒーに宿っています。 カップを手にしたとき、心が少し軽くなるのは、その背景に人の営みが確かにあるからでしょう。 「Pura Vida」──コスタリカの人々が日常で交わす合言葉。最高、大丈夫、ごきげん。そんな人生を肯定する言葉を、このブレンドの一口は体現しています。 日常の中で立ち止まり、ふと空を仰ぐように。蒼天 – PURA VIDA AZUL は、あなたの時間に澄んだ余白とやさしい甘さを添えてくれるでしょう。
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コスタリカ タラス モンテ コペイ エル アルト カツーラ レッドハニー 中浅煎り COSTA RICA TARRAZ MONTECOPEY EL ALTO CATURRA RED HONEY
¥1,066
【SELECTED AT ORIGIN BY SOH】 COSTA RICA TARRAZU MONTE COPEY EL ALTO CATURRA RED HONEY コスタリカ タラス モンテ コペイ エル アルト カツーラ レッドハニー アプリコットや赤ぶどう、オレンジを思わせる果実味に、 キャラメルのような甘みが重なります。 ふくよかでやわらかな質感と、 やさしく続く余韻が後味に丸みを加えます。 FLAVOR Apricot, Orange, Red Grape, Caramel, Molasses 焙煎度:中浅煎り 「SELECTED AT ORIGIN(蒼じるし)」は、 倉橋が実際に中米などのコーヒー生産地を訪れ農園主との対話やカッピングを通じて **“その場で選んできたロット”**だけに付けられる特別シリーズです。 ■地名、ミル TARRAZ MONTE COPEY ■農園、農協名 EL ALTO ■品種 CATURRA ■精製方法 REDHONEY ■農園主 Enrique Navarro Jr.(エンリケ・ナバロ・ジュニア) ■標高 1900m ■産地、農園について モンテ・コペイは、コスタリカ・タラス地域ドタ渓谷に位置する家族経営のマイクロミルです。 ナバロ家が代々手がけてきたこのミルは、2014年のCup of Excellenceで1位・2位・4位・5位と複数ロットが上位に入賞。 さらに、同年のバリスタ世界選手権(WBC)では、日本代表・井崎英典氏がこのミルの豆を使用し、世界チャンピオンに輝いたことで、一躍国際的な注目を集めました。 しかしその後、モンテ・コペイはしばらくCOEへの出品を控えてきました。 理由のひとつは、近年のCOEでゲイシャなどの外来品種が評価の中心となりつつある中、 彼らが重視しているのは、カツーラやカツアイといった、コスタリカの土壌に根ざした在来品種での表現力。 それで勝負したいという信念があったからです。 その信念を貫きながらも、品質向上への努力は止まっていません。 近年では、畑の化学肥料使用をゼロに切り替えるという大きな挑戦にも取り組みました。 土づくりを一から見直すその過程は、決して平坦ではなかったそうです。 それでも「ようやく、納得できる味わいになってきた」と、エンリケ・ナバロJr.は語っていました。 そして2025年、久しぶりにCOEへ再挑戦する予定だと、静かに決意を口にしていました。 これは2025年3月に現地に訪れたときにエンリケから直接聞いた話です。 モンテ・コペイを訪れたときの光景は、今でも鮮明に思い出せます。 斜面に沿って建てられた施設の下を清らかな川が流れ、谷を吹き抜ける風が穏やかに空気を運んでいました。 木々が揺れ、光と影が静かに交差するその場所には、日常とは異なる、特別な空気が漂っていました。 何かが過剰に演出されているわけではなく、ただそこにあるものすべてが調和しているように感じられたのです。 「この土地だからこそ、この味が生まれるのだ」と、静かに腑に落ちるような時間でした。 ■豆についての詳細 エル・アルト農園は、コスタリカ・タラス地域の標高1,900mに位置する急斜面の区画です。 「El Alto(=高地)」という名の通り、タラスの山々と谷を見渡すその土地には、強い日差しと冷涼な風が入り混じり、昼夜の寒暖差と火山性の土壌に恵まれた、スペシャルティコーヒーに最適な環境が広がっています。 この農園名は、ナバロ家が1990年代に始めた食料品店「El Alto」に由来します。 その店の成功が農地取得のきっかけとなり、やがて「農園の名」として引き継がれました。 つまりこの名前には、単なる地形だけでなく、家族の歩みと想いも込められています。 今回のロットは、カトゥーラ種・レッドハニー製法・2024年収穫。 アプリコットや赤ぶどう、オレンジを思わせる果実味と、キャラメルのようなやさしい甘みが調和し、なめらかでふくよかな質感が口の中に広がります。 そのあとに訪れるのは、甘みの名残がじんわりと残る、穏やかで長い余韻です。 農園の静けさや、風と光のやさしい移ろいのようなものが、 この一杯の中にも確かに感じられる―― そんな味わいに仕上がっています。 ■生産国について 中米に位置するコスタリカは、人口約500万人、自然と教育を重んじる小国です。 軍隊を持たず、国の予算を医療と教育に投じてきた歴史があり、その教育水準と環境意識は中南米の中でも特筆されます。 この国で生まれるコーヒーには、そうした社会的背景が深く反映されています。 多くの生産者が農業の枠を超えて「研究者」や「表現者」として土壌、気候、品種、発酵、乾燥といった要素に向き合いながら、理想の風味を追い求めています。 コスタリカを象徴する制度のひとつが「マイクロミル文化」です。 農園単位で精製まで行うことで、それぞれの土地の個性を生かしたロットが生まれやすくなり、国内には発酵技術や乾燥工程の研究に力を入れる生産者が数多く存在しています。 こうした土壌のもと、近年のCup of Excellence(COE)では、ゲイシャ種やSL28などの外来品種が上位入賞する傾向が強まっています。 これはCOEの審査がブラインド・カッピング形式で行われ、第一印象の明快さ(香り・酸・フローラルさ)などが際立つ品種が有利になりやすいためです。 加えて、コスタリカの高度な精製技術と組み合わさることで、ゲイシャの持つポテンシャルが最大限に引き出されているのも事実です。 一方で、こうした流れに対し、あえてカツーラやカツアイといった伝統的な在来品種の可能性を信じて挑み続ける生産者もいます。2025年の中米訪問でそれに私は気づかされました。 市場評価や流行に左右されず、「この土地だからこそ表現できる味わい」に向き合うその姿勢には、静かな強さがあります。 コスタリカのコーヒーを飲むということは、自然の恵みだけでなく、土地を愛し、学び、育て続ける人々の探求と誇りに触れることでもあるのです。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ====================== ※投函後の紛失・破損、および配達遅延に対する補償はございません。 納品書等、同封致しません。
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グアテマラ アマティトラン フロレンシア ブルボン ウォッシュド 中煎り
¥964
GUATEMALA AMATITLAN FLORENCIA BOURBON WASHED グアテマラ アマティトラン フロレンシア農園 ブルボン ウォッシュド ~コクと酸のバランスがいい~ グアテマラ産らしい輪郭のある甘みと、ジューシーさが特徴です。 ビターチョコレートのような深みとコクがあり、後味はなめらかで雑味が少なく、全体としてバランスの取れた風味が楽しめます。 ■FLAVOR CHERRY,CARAMEL,NUTTS,ORANGE,CHOCOLATE ROASTLEVEL(焙煎度)★★★ BODY(コク)★★★ SWEETNESS(甘さ)★★★ AROMA(香り)★★★ ACIDITY(酸質)★★★6相当 AFTERTASTE(余韻)★★★6相当 ■農園主 ファン・ラモン・フローレス(Juan Ramon Flores) ■標高 1,570m ■産地、農園について フロレンシア農園はグアテマラの首都グアテマラシティ東方約40km、アマティトラン地区に位置しています。この地域は高品質コーヒーの産地として知られ、近隣には活火山パカヤ火山もあり、定期的に火山灰が土壌に降り注ぐことで豊富なミネラルをもたらしています。 標高1,500mを超える涼しい気候と肥沃な火山性土壌に恵まれ、鮮やかな酸味と明確なコクを持つコーヒーが育まれる環境です。 フロレンシア農園は19世紀初頭(1800年代初期)に開設されて以来、6代にわたってコーヒー栽培を続けてきた由緒ある家族経営の農園です。2008年および2009年にはグアテマラのカップ・オブ・エクセレンス品評会で2年連続入賞を果たしており、その品質の高さが国内外で評価されています。 創業当初に植えられたブルボン種の木は大切に受け継がれ、今も農園の主力品種として栽培されています。長年にわたり優良な豆を生産し続けており、「伝統と情熱が育む最高のグァテマラコーヒー」を届けることがフロレンシア農園の理想です。 農園では収穫に携わる労働者に対し、グアテマラ平均を上回る賃金を支払い、農園内に住居と3食の食事も提供しています。こうした待遇改善や地域貢献にも配慮することで、働き手のモチベーションを高めつつ品質向上に結びつけるという好循環を生み出しています。 単に良質なコーヒー豆を提供するだけでなく、社会的責任や環境への配慮を重視するという信念のもとで運営されており、持続可能な農園経営にも力を入れています。 ■豆について フロレンシア農園では創業以来100%ブルボン種の栽培にこだわっており、熟度管理や精製にも独自の工夫を重ねています。収穫期には完熟チェリーだけを選別して手収穫することを徹底し、高品質の豆のみを収穫しています。 伝統的な水洗式精製(フリーウォッシュド)を行い、自社のウェットミルで発酵・洗浄から乾燥まで丁寧に処理することで、豆本来のクリーンで上質な風味を引き出しています。 このロットは、中煎りから深煎りまでローストの適正幅が広く、深めに焙煎してもしっかりとした甘みとジューシーさが失われません。実際、例年に比べ「今期のフロレンシアは深煎りにも十分耐えうる」とカッピングで評価されており、シティロースト程度の中深煎りでも酸味が穏やかでコクと甘みのバランスが良い一杯に仕上がります。 中煎りにした場合の味わいの特徴として、チェリーやアプリコットのような密度のある果実味と、キャラメルやハチミツを思わせる甘み、さらにビターチョコレートのようなコク深い風味が調和しています。口当たりはなめらかで明るい酸が心地よく、後味に嫌な雑味が残らないクリアな印象です。 総じて「昔ながらの典型的なグアテマラらしい安定感のある風味」と評されるように、奇をてらった個性よりも優れたバランスと甘みで勝負する、誰にでも好まれやすい上質な味に仕上がっています。 ■生産国について 中米グアテマラは世界有数のコーヒー産地であり、標高の高さと火山性土壌、マイクロクライメットの多様さを活かした多彩な風味のコーヒーを産出します。グアテマラ国内ではアンティグアやウエウエテナンゴなど有名産地を含む8つの生産エリアが公式に認定されており、今回のフロレンシア農園が所在するアマティトラン(フライハネス高原)もその一角です。 とりわけフライハネス高原地帯は、活発なパカヤ火山の恩恵で火山灰由来のミネラル豊富な土壌を持ち、年間降水量も多く昼夜の寒暖差があるため、高い芳香と明るい酸味を備えた良質なコーヒーが育ちます。グアテマラのコーヒー生産者たちは伝統的な品種ブルボンやティピカ種への造詣が深く、丁寧な水洗処理によるクリーンなコーヒー造りで知られています。 また、Cup of Excellence(COE)などの品評会を通じて品質向上に熱心な生産者が多い点もグアテマラの特徴です。フロレンシア農園のようにCOE受賞歴を持つ農園も珍しくなく、トップクラスの農園は国際オークションで高値取引されるなど、グアテマラ産コーヒーの評価は近年も高水準を維持しています。日本国内にはグアテマラ産スペシャルティコーヒーを専門に扱う輸入商社やロースターも多く存在し、本農園のブルボン種も長年にわたり安定した定番ロットとして継続的に輸入・販売されています。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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BLEND 中
¥1,880
BLEND 中(アタル) ~バランス重視のブレンド~ 赤りんごのようなしまった酸に、カカオや黒糖の甘みが寄り添います。澄んだ後味と丸みのあるコクが心地よく続き、温度が下がるほど香りが層を変えます。酸味・甘味・コクのバランスが整った、日常の一杯に寄り添うブレンドです。 FLAVOR RED APPLE,BROWN SUGAR,CARAMEL,MILKCHOCO ROASTLEVEL(焙煎度)★★★ FALAVOR(個性)★★★ BODY(コク)★★★ SWEETNESS(甘さ)★★★★ AROMA(香り)★★★ ACIDITY(酸質)★★★ AFTERTASTE(余韻)★★★★ ■使用豆 GUATEMALA HUEHUETENANGO EL INJERTO BOURBON WASHED 50 % BRAZIL CARMO DE MINAS KAQUEND YELLOW BOURBON NATURAL 50 % ■ブレンドタイトルに込めた哲学・世界観 「ブレンド アタル」は、極端に走らず“ちょうどよい”味わいを目指したブレンドです。酸も苦味も行き過ぎず、甘さや香りが心地よく調和するように設計しました。グアテマラ・エルインヘルト農園の整った酸質と透明感、ブラジル・カケンジのカカオや黒糖の甘さを同じ比率で組み合わせることで、日常的に飲みやすいバランスを追求しています。 派手さや驚きではなく、「なんだか落ち着く」「自然にもう一口飲みたくなる」——そんな“普通”の奥にある美味しさを形にしました。日々の暮らしに寄り添い、毎日のみたくなる一杯。それが「ブレンド アタル」です。 ■ブレンド設計図(風味構成・ねらい) ・GUATEMALA EL INJERTO BOURBON WASHED(中煎り) 整った酸質と、赤りんごやキャラメルを思わせる深みのある甘み。全体の骨格と透明感をつくる。 ・BRAZIL KAQUEND YELLOW BOURBON NATURAL(中深煎り) カカオや黒糖の甘さ、丸みのあるボディ、ローステッドナッツの香ばしさ。全体をやさしく包み、甘い余韻を伸ばす役割。 設計意図 水洗式の透明感とナチュラルの甘さを50:50で重ね、焙煎度合いを半歩ずらすことで、苦味・酸味・甘味・香りが中央に集まる感覚を表現。抽出条件が変わっても味が破綻しにくい「中庸の一杯」に仕上げています。 ■ストーリー 現代のスペシャルティコーヒーは、強烈な酸や個性的な発酵香、深く焼き切った苦味など、極端な表現が注目されがちです。SNSで映えるのも、記憶に残るのも、しばしばそうした鮮烈な一杯です。けれど、日常に寄り添うコーヒーを考えたとき、求められるのはむしろ「落ち着く」「飲み飽きない」といった感覚ではないでしょうか。 そのとき手がかりになるのが「中庸」の思想です。儒教の古典『中庸』では、極端を避け、物事の真ん中を捉え続けることが大切だと説かれています。ただしそれは単に真ん中で止まるという意味ではありません。状況に応じて左右に揺れながらも、その都度「ちょうどよい地点」を修正し続ける——つまり動的な均衡を保つことこそが中庸です。 ブレンド・アタルという名前に「中る」という漢字をあてたのは、ただ的中する意味だけでなく、その本質を射抜く感覚を重ねたからです。 「普通」という言葉は、日本語では時に退屈や無難の同義語のように扱われます。しかし実際には「普通を保つ」ことは容易ではありません。あらゆる条件が揺れ動くなかで、毎回「ちょうどよい」と感じさせるには、繊細な調整と意図が必要です。アタルは、その揺れを受け止めながらも中心点を崩さないように設計されています。 極端な意見や流行に引っ張られず、自分の真ん中を見つめ直すこと。その柔軟さは、妥協ではなくむしろ美徳。矢を放つ前に呼吸を整えるように、アタルを飲むひとときが、自分自身をニュートラルに戻す時間になればと願っています。 派手ではないのに「これでいい」と感じられる。極端なものに惹かれる時代だからこそ、あえて真ん中を選ぶことが、実は最も本質的で豊かな選択なのかもしれません。アタルは、その“中庸の美”を体現した一杯です。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================