愛知県豊川市で小さな自家焙煎の珈琲豆店を営んでおります。小さなお店だからこそできる事、当店だからできる事、そんなサービスを追求しています。
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雲南 孟連(メンリャン)ジンシャン農園 カチモール アナエロビックナチュラル オークバレル 中浅煎り YUNLAN MENLIAN
¥1,872
CHINA YUNLAN MENLIAN JINAHAN CATIMOR ANAEROBIC NATURAL WITH OAK BARREL 雲南 孟連(メンリャン)ジンシャン カチモール アナエロビック ナチュラル オークバレル 中浅煎り ~複雑な芳香と甘味~ オーク樽でゆっくり熟したチェリー由来の、豊潤な芳香とヨーグルトのように明るい酸。 口中ではブラックベリーやジャックフルーツの甘みが広がり、 温度が下がると発酵茶(プーアル)を連想させる複雑な余韻とコクが重なります。 個性的でありながら後味はクリーン。 FLAVOR YOGURT, BLACKBERRY.SAKE LEES,JACKFRUIT ROASTLEVEL(焙煎度)★★ FALAVOR(個性)★★★★ BODY(コク)★★★ SWEETNESS(甘さ)★★★ AROMA(香り)★★★ ACIDITY(酸質)★★★ AFTERTASTE(余韻)★★★★ ■農園主:岩古(Yan Gu)/Jinshan Coffee Cooperative ■標高:1500m 【豆について】 "本ロットの品種はカチモール。ティモール系とカトゥーラの交配に由来し、病害耐性と収量に優れる反面、以前は「素っ気ない」と評されがちな側面もありました。そこで孟連では、発酵設計と乾燥設計で表情を引き出すアプローチが定着。とりわけこのロットに採用されるオーク樽を介した嫌気発酵ナチュラルは、素材のクリーンさを保ちながらも芳醇なアロマを纏わせるのに適しています。 プロセスは完熟チェリーを選別・洗浄したのち、薄く広げて短時間の予備乾燥。表皮がわずかに締まった段階でオーク樽へ投入し密閉、酸素の乏しい環境でおおむね10〜15日の発酵を進めます。樽はワインやスピリッツの熟成に使われたものを再利用し、木肌に住み着いた微生物叢が働きやすい半密閉環境をつくります。嫌気条件では乳酸菌や酵母が優位となり、有機酸などの生成が進行。過発酵を避けつつ、明るい乳酸感とリキュールを思わせる香味を引き出します。樽出し後は通風のよい陰干し〜室内乾燥でゆっくり仕上げ、水分と内部応力を整えて完成です。 この結果、カップではまず酒粕のようなふくよかな芳香が立ち上がり、ひと口目にヨーグルトを想起させるやわらかな酸。温度帯が下がるにつれブラックベリーの濃い果実味が芯を形づくり、後景にジャックフルーツの南国らしい甘さが差し込みます。樽由来のニュアンスはワイン的に傾きやすいのですが、孟連の多くのロットは乾燥〜休息工程が丁寧で、後味は意外なほどクリーン。樽香が前に出すぎず、果実味・乳酸感・渋みが三位一体でバランスします。 【産地・農園について】 "中国南西部・雲南省の普洱(プーアル)市に属する孟連(メンリャン)は、ベトナムやミャンマーにも近い山岳地帯。古来お茶の名産地として知られ、テラス状の畑に茶樹と果樹、そしてコーヒーが共存する独特の農景色が広がります。四方を山に囲まれ昼夜の寒暖差が大きく、乾季と雨季が明瞭。アラビカの成熟がゆっくり進むこの環境は、豆の甘さと骨格を育てるのに理想的です。地域の主役のひとつがワ族のコミュニティで、女性が収穫や選別の要となり、家族単位の丁寧な作業が品質を底支えしています。 孟連では近年、栽培・精製設備のアップデートが相次ぎ、県全体としての“良品率”や評価が右肩上がり。県の統計でも直近シーズンの良品率が6割超まで伸び、雲南州内でリードする存在になりました。これは、選別や乾燥場の改善、発酵タンクの導入など、現場の地道な積み上げの成果です。 ジンシャン(JINSHAN)は、孟連・富岩鎮を拠点に2007年に立ち上がった生産者協同組合。創設者の岩古(Yan Gu)は、山間の小農家を束ね、栽培から精製・出荷までの基盤整備を推進してきました。協同組合方式で苗木・肥料・選別機を共有化し、分散する小区画の生産力を束ねて市場対応力を高めた点が特徴です。地元金融機関の支援を引き出して収穫期の資金繰りや設備投資を進め、加盟農家は150戸→480戸へ、栽培面積も拡大。分配の仕組みが整い、収穫後の“分紅”は村ぐるみの祝い事になっていると伝えられます。 こうした底上げはバイヤー側の評価にもつながりました。国内の有力ロースターやチェーンが孟連の豆を採用し、地域名の認知が上がるにつれて、発酵プロセスの実験やロットの細分化など“スペシャルティの文法”が現地に根づきつつあります。国・自治体レベルでも品質向上のプログラムや国際審査の導入が進み、雲南は“量から質へ”の転換を急加速。県外・国外へのサンプル出荷や国際オークションの挑戦が増えるなか、ジンシャンのような協同組合がハブとなり、栽培・精製・販売の三位一体で地域の価値を高めています。 総じて、高地・昼夜差・少数民族の手仕事というテロワールに、協同組合の統率と投資が重なって、孟連は“雲南の中の雲南”と言える際立った産地へ成長しました。今回のロットを生むジンシャンは、その最前線に立つ存在です。 【生産国について】 中国大陸のコーヒーは雲南が中心で、ここ数年は高品質化と国際発信が目に見えて進展。普洱市をはじめ各地で加工設備の更新・自動化が進み、プレミアム比率や輸出力が向上しています。政策面でも品評会や官能評価の導入を後押し、国際基準で通用する品質管理を育てる流れが加速。国内の需要拡大も追い風に、雲南は「アジアの新興スペシャルティ拠点」として存在感を増しています。 今回のロットを日本に届けるMOUNTAIN MOVERは、雲南産のスペシャルティに特化して現地とロースターの橋渡しを行うエクスポーター。産地でのプロセス開発やロット開拓、情報発信に積極的で、オーク樽嫌気のような現地発の手法を国内に紹介しています。孟連のコーヒー産地としての評価や、組合・農家の取り組みを丁寧に伝える姿勢が、産地の価値向上に寄与しています。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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コスタリカ COE2025 エクスペリメンタル #4 ドン・ホエル農園 サン・ロケ・ケ二ヤ 浅煎り COSTA RICA COE2025 DON JOEL
¥1,645
コスタリカ COE2025 エクスペリメンタル #4 ドン・ホエル農園 サン・ロケ・ケ二ヤ 浅煎り COSTA RICA COE2025 Experimental 88.94 #4 WEST VALLEY DON JOEL SAN ROQUE QUENYA ~鮮やかで明るい酸質と複雑な甘味の余韻~ ケニアSL-28系統の「サン・ロケ・ケ二ヤ」種を独自の実験的プロセスで精製。 マンゴー、キウイなどの鮮やかなトロピカルフルーツの風味に、紅茶のエレガントな香りが重なります。 温度が下がるにつれて、キャラメルのような複雑で厚みのある甘みが広がります。 極めてクリーンで透明感のあるマリック酸(青りんごのような明るい酸)が心地よい至高の一杯です。 FLAVOR GREENAPPLE,KIWI,BLACKTEA,CARAMEL,COMPLEX ROASTLEVEL(焙煎度)★★ FALAVOR(個性)★★★★★ BODY(コク)★★★ SWEETNESS(甘さ)★★★★★ AROMA(香り)★★★★★ ACIDITY(酸質)★★★★★★ AFTERTASTE(余韻)★★★★★ ■国名 COSTA RICA ■地名 WEST VALLEY ■農園、農協名 DON JOEL ■品種 SAN ROQUE QUENYA ■精製方法 EXPERIMENTAL ■COE COSTARICA2025 Experimental COE受賞スコア 88.94 #4 ■農園主 Allan Oviedo Rodriguez (アラン・オビエド・ロドリゲス) ■標高 1,600m 【産地、農園について】 コスタリカ有数のコーヒー産地であるバレーウエストバレー(Valle Occidental)、サン・ルイス・デ・グレシアの標高1,600mに位置する「ドン・ホエル(Don Joel)農園」は、わずか12ヘクタールの小規模ながら、世界トップレベルの品質を生み出すマイクロミルです。農園主のアラン・オビエド氏は、かつて首都サンホセでタクシードライバーとして夜勤をこなしながら、昼間は亡き父から受け継いだ農園の維持と拡大に尽力してきたという不屈の精神の持ち主です。 ポアス火山の山麓という特異なテロワールは、肥沃な火山灰土壌と昼夜の寒暖差をもたらし、コーヒーの実を極限まで甘く熟成させます。2019年のポアス火山噴火による降灰や近年のエルニーニョ現象による干ばつなど、数々の自然の試練に見舞われながらも、アラン氏と息子のイグナシオ氏は最新の農業技術と精製アプローチを取り入れ、逆境を乗り越えてきました。 2025年9月、蒼の代表 倉橋は来日中のアラン氏に会うため、大阪に行きました。 握手をした瞬間、皮が厚く武骨な手から、彼の温和な穏やかな雰囲気の中にある、日々の実直な誠実さが伝わってきました。 そんなアランは、私たちのために特別なメッセージビデオを寄せてくれました。 映像の中で彼は、「息子イグナシオと共に、ポアス火山の灰や気候変動という困難を乗り越え、このサン・ロケ・ケ二ヤを育て上げました。SOH Coffeeのお客様に、グレシアのテロワールの純粋な姿と、私たちの情熱が詰まった一杯を楽しんでほしい」と熱く語っています。 遠く離れたコスタリカの大地で育まれた一杯が、生産者の顔と声、そして真摯な思いと共に蒼のお客様へと繋がった、極めて希少で特別なロットです。 【豆について】 本ロットの品種「San Roque Quenya(サン・ロケ・ケ二ヤ)」は、ケニアの著名な品種である「SL-28」がコスタリカの環境下で突然変異を起こし、定着した非常に希少な派生種です。SL-28が持つ鮮烈なフルーツ酸とコーラのような複雑な風味を色濃く受け継ぎつつ、コスタリカ・西部バレーの火山性土壌とテロワールによって、さらに透明感のある甘みが引き出されています。 精製方法は、2025年のCOEにおいて新設された「Experimental(実験的精製)」という特別な手法が用いられています。 パルピング(果肉除去)後にミューシレージ(粘液質)を残したまま、蓋のないタンクで72時間休ませるという長時間のオープン発酵を挟み、その後完全に洗い流さずに部分洗浄して乾燥させます 。この冷涼な環境での「ゆっくり静かな発酵」が過発酵を防ぎつつ、サン・ロケ・ケンヤ種本来の鮮やかな風味を下支えしています。結果として、キウイやマンゴー、洋梨といった明るいマリック酸(リンゴ酸)主体の果実味に、ブラウンシュガーやダークチョコレートの重厚な甘さ、そして紅茶のエレガントな余韻が完璧なバランスで同居する、COE第4位(88.94点)に相応しい驚異的なフレーバープロファイルが完成しました。 【生産国について】 コスタリカは「マイクロミル革命」の発祥地として、世界のスペシャルティコーヒー産業を牽引する国です。1990年代まで、コーヒー農家は収穫したチェリーを大規模な加工場に安価で売却するしかありませんでしたが、2000年代以降、農家自らが小型の精製設備(マイクロミル)を導入し、栽培から精製、乾燥、輸出準備までを一貫して行うパラダイムシフトが起きました。これにより、農園や区画ごとの微細な気候(マイクロクライメイト)や土壌の個性がカップに直接反映されるようになり、無数のユニークなコーヒーが誕生しました。 また、コスタリカは環境保護と持続可能な農業において世界で最も先進的な国の一つです。自然エネルギーの利用率が極めて高く、国土の多くが保護区に指定されています。近年は気候変動の影響により、乾季の雨や気温の乱高下が問題となっていますが、ドン・ホエル農園のように、最新の乾燥技術や新しい発酵プロセス、病害に強い品種の導入など、科学的アプローチによって環境変化に適応する生産者が増えています。高品質なコーヒーを持続的に生産し、その価値を正当に評価するCup of Excellenceのような仕組みが機能していることで、コスタリカのコーヒーは単なる農産物を超え、生産者の哲学と自然の芸術が融合した「作品」として世界中のロースターから愛され続けています。 【訪問産地エピソード】 コスタリカのタラスやウエストバレーの農園・ミルを訪問して実感したのは、標高の高いエリア特有の冷涼な気候です。 近年、現地では収穫後のチェリーを休ませる「レポサード」や、清水への再浸漬(ソーキング)、あるいはダークルームの活用など、「ゆっくりと静かに発酵を進める」という観念が広まりつつあります。今回のアラン氏のロットも、パルピング後に72時間も寝かせるという手法をとっています。 発酵が急激に進むと、コーヒー本来の風味特性を上回る形で、インテンシティ(強度)の高い特殊なフレーバーが付着してしまいます。しかし、冷涼な環境で「静かにゆっくり」と発酵を進めることで、コーヒー本来の美しさを下支えする形での風味形成が可能になります。このロットもまさにその結実であり、サン・ロケ・ケンヤ種が持つ品質の高さと透明感をしっかりと残しながら、長時間のオープン発酵がその美味しさを静かに底上げしています。 【COEとは?】 こちらをご参照ください→https://sohcoffee.thebase.in/p/00013 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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インドネシア アチェ アルールバダ ティムティム・アテン スマトラ 深煎り Indonesia Aceh Alur Badak
¥1,043
INDONESIA ACEH ALUR BADAK TIMTIM, ATENG SUMATRA インドネシア アチェ アルールバダ ティムティム、アテン スマトラ式 深煎り ~しっかりとしたコク、重厚な味わい~ ベルベットのようななめらかな口当たりと 複雑でぶ厚い、しっかりとしたコク。 エキゾチックな余韻。 ■FLAVOR DARKCHOCOLATE,VELVETMOUTHFEEL,RICHBODY,EARTHY ROASTLEVEL(焙煎度)★★★★★ FALAVOR(個性)★★★ BODY(コク)★★★★★ SWEETNESS(甘さ)★★ AROMA(香り)★ ACIDITY(酸質)★5相当 AFTERTASTE(余韻)★ ■.農園主 イブラヒム氏他、約400戸の零細農家 ■標高 1,500〜1,600m ■産地、農園について インドネシア北部スマトラ島のアチェ特別自治州、タケンゴン周辺のアルール・バダ地区で生産されています。アチェ州内でも最も標高が高い約1,500〜1,600mに位置する肥沃な高地で、1戸あたり1〜2ヘクタール規模の小規模農家およそ400世帯によって栽培・収穫されています。 この狭いエリア独自の地形・土壌と気候が生み出す「マイクロクライメイト(局所気候)」によって、他のスマトラ島産地にはないエキゾチックで複雑な風味が育まれています。 実際、アチェ産マンデリンは品質の高さとフレーバーの複雑さから世界中のスペシャルティコーヒー愛好家たちの注目を集めています。 アルールバダのコーヒーの木は平均樹齢10年前後と若々しく活力があり、そのおかげでカッピング(品質評価)の際にも感じ取れるほど豊かなフレーバーを実現しています。 収穫されたチェリーは信頼のおける現地のコレクター(集荷業者)に渡され、アルールバダ産の豆が他地域の豆と混ざって風味が損なわれることのないよう細心の注意を払って精選工場へ運ばれます。 こうしてテロワールの個性を守ったまま精製されたアルールバダのロットは、血橙や赤リンゴを思わせる爽やかなフルーティーさと、ハーブやシナモンを連想させる心地よい大地の香り(いわゆる“アーシー”さ)を併せ持ち、滑らかな口当たりと明るい余韻が特徴の素晴らしい仕上がりとなっています。 ■豆について 本ロットに使用されているコーヒー品種は「ティムティム(TimTim)」と「アテン(Ateng)」というアラビカ種系統です。 ティムティムは正式には“Timor Timur”の略称で、東ティモールで発見された世界初のアラビカ種とロブスタ種の自然交配種「ティモール・ハイブリッド」の一系統です。耐病性が高く、このティモール種を起源に多くの派生種(カティモールやサルチモール等)が生まれています。 一方アテンは、そのティモール・ハイブリッドとカトゥーラ種を交配して生まれたカティモール種の一つで、アチェ州テンガ(中央アチェ)地区にちなみ名付けられました。いずれも病害に強い品種で、生豆自体の風味特性は突出しないと言われますが、その分インドネシア特有の精製法やテロワールの影響がカップの個性に大きく表れています。 精製方法はスマトラ島特有の「スマトラ式精製(ウェットハル)」です。 インドネシアのとりわけスマトラ北部(アチェやリントン地域など)で広く行われる半水洗式の一種で、現地語でGiling Basah(ギリン・バサ)すなわち「湿ったまま脱殻する」という意味を持ちます。 最大の特徴は、コーヒー豆を完全乾燥させる前、水分を多く含んだ状態(含水率30〜40%程度)でパーチメント(内果皮)ごと脱殻してしまう点にあります。 収穫後、農家はその日のうちに手作業で果肉除去を行い,,粘液質の付いたまま一晩仮乾燥させますが、通常のウォッシュト式のように完全に乾かさず、まだ湿ったパーチメント付きの生豆(現地でGabahと呼ばれる状態)を集荷所へ出荷します。 その後、特別な湿式対応のハラー(脱殻機)でパーチメントを除去(これがWet Hulling)し、濡れたままの生豆(Labuと呼ばれる柔らかい状態)をさらに天日で2〜3日乾燥させ、ようやく通常の生豆(水分約12%の状態)となります。 スマトラ式ではこのように乾燥工程を二段階に分けており、特に途中の湿った状態で脱殻するプロセスが他に類を見ない独特の風味を生み出します。 ウェットハル精製によって仕上がった生豆は、青緑がかった独特の外観と、低めの酸味に対する厚みのあるボディ、複雑なスパイスやハーブ、土を思わせるアーシーな香味を持つことで知られています。 従来、この「マンデリン」と呼ばれるスマトラ北部のコーヒーは強いコクと独特の風味から深煎り向きとされ、日本の喫茶店でも長らく親しまれてきました。しかし本ロットは、前述のようにアルールバダ地区固有の高い標高と肥沃な火山性土壌がもたらす明るい果実味が加わり、従来のマンデリンのイメージを覆すようなクリーンでフルーティーな側面も併せ持っています。 また収穫後の精製・選別にも最新の注意が払われており、メダン市にある専用の工場で比重選別やスクリーン選別を行ったうえ、最終的にハンドピックで欠点豆を除去することで、雑味の少ない高品質なマイクロロットに仕上げられています。 伝統的なスマトラ式プロセスの奥深さと、この地域ならではのテロワールが融合した逸品と言えます。 ■生産国について インドネシアはブラジル、ベトナム、コロンビアに次ぐ世界第4位のコーヒー生産国です。 東南アジアの赤道直下に1万以上の島々が連なる島嶼国家で、17世紀末にオランダによってコーヒーが持ち込まれて以来、現在までコーヒー生産が続けられています。 最初に植えられたアラビカ種のコーヒーは疫病などで全滅しましたが、1699年に再導入されて以降、ジャワ島からスマトラ島やスラウェシ島など各地に広がりました。 一方で19世紀末にサビ病が流行すると、高地以外の多くの農園で耐病性のあるロブスタ種へと転作された歴史があり、その影響で現在インドネシアの総生産量の約90%はロブスタ種が占めています(主な生産地はスマトラ島南部やジャワ島など低地・平地のプランテーション)。 残り約10%のアラビカ種は、スマトラ島北部のガヨ高地(アチェ州)やリントン地区(北スマトラ州)、スラウェシ島トラジャ高地、バリ島高地など標高の高い地域で栽培されており、近年ではそうした高品質アラビカに対する国際的評価が高まっています。 インドネシア産アラビカの代表格が、スマトラ島産の「マンデリン」です。マンデリンという名前自体は元々北スマトラ州在住の民族名に由来すると言われますが、現在ではスマトラ島産のアラビカコーヒー全般のブランドとして広く浸透しています。 「マンデリン」は前述のスマトラ式精製によるハーブやスパイス、タバコや土のような独特の香味と重厚なコクが特徴で、日本でも古くから深煎りコーヒーの代名詞的存在でした。 インドネシア独自の湿潤気候(雨季)に適応したこの伝統的精製法が他国にはない個性的な風味を生み出す一方で、近年のスペシャルティコーヒーの潮流に伴いインドネシアでも各産地ごとの持ち味を活かしたクリーンでフルーティーな豆作りが進んでいます。実際、ガヨ高地のあるアチェ州は最高のテロワールを持つスペシャルティ産地の一つとして世界的に注目を集めており、生産者組合の結成や精製設備の近代化など品質向上への取り組みが盛んな地域です。 インドネシア全体で見ても、スマトラ島は国のコーヒー生産量の約70%を担う最大の産地であり、その大部分を占めるロブスタ種のみならず、豊かな火山灰土壌と高低差を活かした良質なアラビカ種の生産にも力が注がれています。 このようにインドネシアは多様な品種・精製方法・気候風土が混在するコーヒー大国であり、島ごと・地域ごとに異なる個性の豆が楽しめる点も大きな魅力と言えます。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================

