愛知県豊川市で自家焙煎コーヒー豆店「SpecialtyCoffee蒼」を営んでおります。
当店は品質管理が適正になされ、栽培地域の特性が生かされたスペシャルティコーヒーのみを取り扱っております。
生豆の品質はコーヒーの味わいに大きく影響するため、高品質なコーヒー生豆であることはおいしいコーヒーに仕上がる重要なポイント。
生産者さんが大切に育てた生豆を、当店の焙煎士がていねいに焙煎し、それぞれの珈琲豆の風味を生かしたコーヒーに仕上げています。
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【期間限定9/27まで】SCAJ SINGLE ORIGIN 5種類(浅〜中煎り)— 店主のおすすめセット
¥2,500
SINGLE ORIGIN 5種類(浅〜中煎り)— 店主のおすすめセット 店主倉橋が今おすすめする単一銘柄を5種類、浅〜中煎りでまとめた飲み比べセットです。 焙煎を深くしすぎない分、それぞれの産地・品種・精製の個性をより感じられます。 セット内容(各銘柄のご案内) 【蒼印 NICARAGUA MATAGALPA LIMONCILLO/Bourbon/Natural 浅煎り】 果実の明るさとシロップの甘さ。ラズベリーやチェリー、かすかにトロピカル。 穏やかな甘みとほんのりナッティ感のあるニカラグアらしいナチュラルです。 現地で目の当たりにしたミエリッヒの徹底した品質管理が、後味の余韻の長さに直結していると感じられます。 内容量:50g 【蒼印 COSTA RICA TARRAZÚ MONTECOPEY EL ALTO/Caturra/Red Honey 中煎り】 蜂蜜のニュアンスとストーンフルーツの果肉感、繊細なフローラル。 農園の圧倒的なロケーションを映すかのように、清らかな甘さが長く続きます。 ハニー精製らしいコクが中盤を支え、温度が下がるほど丸みが増します。 内容量:50g 【GUATEMALA HUEHUETENANGO EL INJERTO/Bourbon/Washed 中煎り】 柑橘の透明感とミルクチョコの余韻がバランスよく共存。 名門ならではの均整の取れたカップです。 農園訪問は叶わずとも、アギーレ氏の品質哲学に触れたことで、改めてインヘルトのすばらしさを実感しました。 はじめてのスペシャルティコーヒーを飲む方にも安心しておすすめできます。 内容量:50g 【EL SALVADOR COE CHALATENANGO EL MANANTIAL/Pacamara/Anaerobic 浅煎り】 パカマラらしい大粒の芳香。白い花の香り、柑橘のような果実感。クリーミーな舌触り。 COE入賞のクリーンなカップ。 ジューシーさとやさしい甘さが最後に残ります。 今いちばん好きな一杯。 内容量:30g 【CHINA YUNNAN MENLIAN JINSHAN C.C/Catimor/Anaerobic Natural with Oak Barrel 中浅煎り】 入荷したての雲南・メンリャン。ワイン、カカオを思わせるやわらかな深み、ほのかなスパイス。 オーク樽由来とされるニュアンスが香りの層を増やし、温度帯で表情が変わります。 「今年のメンリャンはさらにいい」と胸を張れる仕上がり。 内容量:30g 価格:2,500円(税込) 予約期間:9/13–9/27 発送:9/29〜10/1 メール便送料別 【SCAJ2025】 specialtycoffee soh は、 2025年9月に東京ビッグサイトで開催される アジア最大級のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ2025」に、 COFFEEVILLAGEブース(No.142)として参加します。 全国から多くのロースターが集まり、 とにかくコーヒーがあふれまくる4日間。 訪れるお客様もさまざまで、求めるコーヒーのかたちもそれぞれです。 蒼のブースでは、 今年も少量パックのコーヒー豆を30種前後ご用意します。 色んな豆を少量ずつ。 どれも気軽に手に取りやすいサイズ感でのご提案です。 当店らしく、一つの方向性に偏ることなく、幅広く個性豊かな豆を取り揃えています。 少量だからこそ、気軽に飲み比べて、 自分の「好き」を見つけてもらえたら嬉しいなと思います。 会場は東京なので、行きたくても行けない方も多いですよね。 なので、おすすめ豆をセットにしてご用意致しました。 3パターンございます。 どのセットにも通常販売していないコーヒー豆が入ってます。 この機会にぜひ新たなコーヒーとの出会いをお楽しみください。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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【期間限定9/27まで】SCAJ ゲイシャ3種飲み比べセット — 世界最高品種の飲み比べ
¥2,500
ゲイシャ3種飲み比べセット(浅煎り:各20g)— 世界最高品種の飲み比べ 「ジャスミンの香り」「ベルガモットの余韻」——名だたる表現で語られるゲイシャ種。 その魅力を少量ずつ、確かな違いで体験できるよう、パナマ、ブラジルCOE、コスタリカの3種のゲイシャを一度に味わえるセットを用意しました。 “ゲイシャの核心”に触れられる、限定特別セットです。 セット内容(各銘柄のご案内) 【PANAMA BOQUETE LA ESMERALDA GEISHA/Washed】 華やかな花の香りとベリー系の果実味。 紅茶を思わせる明るい酸と透き通る後味、長く続く甘い余韻が特徴。 ゲイシャの王道。 内容量:20g 【BRAZIL COE CANASTRA CASA BRÁS GEISHA/Natural 2024年COEナチュラル部門7位88.61点。 フローラルから柑橘、熟果へと層を成す風味。 繊細でジューシー、蜜の甘さと紅茶の余韻が長い。 内容量:20g 【COSTA RICA TARRAZÚ LA LÍA PIESAN GEISHA/Red Honey】 オレンジブロッサムを思わせる白い花の香りと、みずみずしいシトラス、軽やかなトロピカルの甘さが調和。 レッドハニー由来の艶やかな質感が輪郭を与え、後口は蜂蜜のように澄んで長く続く。 コスタリカの著名銘柄ピエサンのゲイシャ。 内容量:20g 価格:2,500円(税込) 内容量:20g×3袋(計60g) 予約期間:9/13–9/27 発送:9/29〜10/1 メール便送料別 【SCAJ2025】 specialtycoffee soh は、 2025年9月に東京ビッグサイトで開催される アジア最大級のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ2025」に、 COFFEEVILLAGEブース(No.142)として参加します。 全国から多くのロースターが集まり、 とにかくコーヒーがあふれまくる4日間。 訪れるお客様もさまざまで、求めるコーヒーのかたちもそれぞれです。 蒼のブースでは、 今年も少量パックのコーヒー豆を30種前後ご用意します。 色んな豆を少量ずつ。 どれも気軽に手に取りやすいサイズ感でのご提案です。 当店らしく、一つの方向性に偏ることなく、幅広く個性豊かな豆を取り揃えています。 少量だからこそ、気軽に飲み比べて、 自分の「好き」を見つけてもらえたら嬉しいなと思います。 会場は東京なので、行きたくても行けない方も多いですよね。 なので、おすすめ豆をセットにしてご用意致しました。 3パターンございます。 どのセットにも通常販売していないコーヒー豆が入ってます。 この機会にぜひ新たなコーヒーとの出会いをお楽しみください。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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【期間限定9/27まで】SCAJ 蒼の BLEND 5種セット(中〜深煎り)— 定番と新作
¥2,500
SCAJ 蒼の BLEND 5種セット(中〜深煎り)— 定番と新作 シングルオリジンの「個性」に対して、ブレンドセットのテーマは「調和」。 朝の一杯、昼の相棒、夜の休符—どんな時間にもしっくり寄り添う各種ブレンドです。 中〜深煎りを中心に、それぞれバランスと飲みやすさを重視したブレンドをそろえました。 定番・人気の3種に、新作「幽韻」とシークレットを加えた5種飲み比べです。 セット内容(各ブレンドのご案内) 【仁(Jin)】 冬の定番深煎りブレンド(特別ver.) しっかりとしたコクとほろ苦さの中に、やわらかな甘みが広がります。 孤独を感じるときにも、心の奥に「じーん」と沁み渡るような後味。 深煎り好きに寄り添うだけでなく、心をあたたかく満たすような存在感をもつブレンドです。 内容量:50g 【しみじみ(Shimijimi)】 仁より少し軽めの深煎り一番人気のブレンド(特別ver) 深煎りで酸味控えめ、丸いコクと黒糖の甘み、軽い後味が続く。 毎日飲んでも飽きない定番の筆頭。 内容量:50g 【中(ATARU)】 「ブレンド アタル」は、極端に走らず“ちょうどよい”味わいを目指したブレンドです。 酸も苦味も行き過ぎず、甘さや香りが心地よく調和するように設計しました。 グアテマラ・エルインヘルト農園の整った酸質と透明感、ブラジル・カケンジのカカオや黒糖の甘さを同じ比率で組み合わせることで、日常的に飲みやすいバランスを追求しています。 内容量:50g 【幽韻(YOUYUN)】 雲南孟連の厚みのあるボディと複雑な芳香、ブレンドによって生まれたよりやわらかく深い甘みが広がる。 リモンシージョのナチュラル由来のフレーバーが丸く温かみのある酸質と口当たりを下支えしています。 この秋の新作ブレンドです。 内容量:40g 【Secret Blend(SCAJ Limited)】 内容はシークレット。 すこし軽めの甘みがあるブレンドを予定しています。 内容量:50g 価格:2,500円(税込) 予約期間:9/13–9/27 発送:9/29〜10/1 メール便送料別 【SCAJ2025】 specialtycoffee soh は、 2025年9月に東京ビッグサイトで開催される アジア最大級のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ2025」に、 COFFEEVILLAGEブース(No.142)として参加します。 全国から多くのロースターが集まり、 とにかくコーヒーがあふれまくる4日間。 訪れるお客様もさまざまで、求めるコーヒーのかたちもそれぞれです。 蒼のブースでは、 今年も少量パックのコーヒー豆を30種前後ご用意します。 色んな豆を少量ずつ。 どれも気軽に手に取りやすいサイズ感でのご提案です。 当店らしく、一つの方向性に偏ることなく、幅広く個性豊かな豆を取り揃えています。 少量だからこそ、気軽に飲み比べて、 自分の「好き」を見つけてもらえたら嬉しいなと思います。 会場は東京なので、行きたくても行けない方も多いですよね。 なので、おすすめ豆をセットにしてご用意致しました。 3パターンございます。 どのセットにも通常販売していないコーヒー豆が入ってます。 この機会にぜひ新たなコーヒーとの出会いをお楽しみください。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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BLEND AFRO BEAT 200g
¥1,966
BLEND AFRO BEAT アフロビート ~躍動する果実感~ ケニアの濃厚なブラックベリー感と、 エチオピアのジャスミンや柑橘の爽やかさ。 弾けるような果実感と華やかさが重なり、 リズムを刻むように余韻が続きます。 ■FLAVOR BLACKBERRY, CASSIS, JASMINE, CITRUS, VIBRANT ■使用豆 KENYA KIRINYAGA KEGWA SL28, SL34, RUIRU 11, BATIAN WASHED 50% ETHIOPIA YIRGACHEFFE KONGA HEIRLOOM WASHED G1 50% ■焙煎度 浅煎り ROASTLEVEL(焙煎度) ★★ FALAVOR(個性) ★★★★ BODY(コク) ★★★ SWEETNESS(甘さ) ★★★ AROMA(香り) ★★★ .ACIDITY(酸質) ★★★★ AFTERTASTE(余韻) ★★★ ■ブレンドタイトルに込めた哲学・世界観 「AFRO BEAT」という名前は、アフリカ音楽が持つ多層的なリズムと、力強さと華やかさをあわせもつ独特のグルーヴから着想しました。 ケニアとエチオピア、二つの産地の個性は対照的でありながら、互いに響き合うことで新たなハーモニーを生み出します。 ひと口ごとに酸味と甘みが交互に顔を出し、テンポよく味わいが移ろう様子は、まるでドラムやパーカッションが刻むリズムに旋律が重なっていくアフロビートそのもの。 飲むたびに心を躍らせるような一杯として、このブレンドを仕立てました。 ■ブレンド設計図(風味構成・ねらい) ケニア・ケグワは、濃厚なブラックベリーやカシスの果実味に加え、骨格を感じさせるボディを持っています。 その存在感をブレンドの基盤とし、奥行きと迫力を与えました。 そこに重ねるのが、エチオピア・イルガチェッフェ・コンガG1のウォッシュド。 ジャスミンやベルガモットを思わせるフローラルな香りと透明感のある酸をもたらし、 全体を軽やかに引き上げています。 二つを等比で組み合わせることで、ケニアの厚みとエチオピアの華やかさが拮抗し、 リズムのように揺れ動く複雑な表情が生まれます。 ホットでは重層的な果実の輪郭を、アイスでは透き通るような鮮やかさを、 それぞれ楽しめるように設計しました。 ホットもアイスも飲みたくなる季節にはうってつけです。 ■補足ストーリー 「AFRO BEAT」というブレンド名は、1970年代にナイジェリアの音楽家フェラ・クティが生み出した音楽ジャンル“Afrobeat”に由来しています。 ジャズやファンク、西アフリカの伝統的なリズムを混ぜ合わせたサウンドで、荒々しくもエネルギッシュなビートと、生命力に満ちています。 このブレンドもまた、 ケニアのカシスやブラックベリーの果実味に、 エチオピア・コンガの柑橘の爽やかさを重ね合わせました。 口に含んだ瞬間に弾けるような酸が走り、 そのあとで甘みと余韻が追いかけてくる─そのダイナミックな流れは、まるでサバンナを感じさせます。 オレンジ色に染まるサバンナの夕日を思わせる鮮烈さと、野生の鼓動を感じる果実感。 その躍動感をコーヒーの一杯に込めて、 「AFRO BEAT」と名付けました。 飲むたびに、アフリカの大地と音楽の熱気がじわりと広がるはずです。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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アイスコーヒーブレンド 200g
¥1,728
BLEND FOR ICEDCOFFEE -アイスコーヒーブレンド- ■使用豆 GUATEMALA SANTACRUZ FRENCHROAST 50% COSTARICA CANDELILLA CATURRA HONEY 30% BRAZIL KAQUEND PULPEDNATURAL 20% ダークチョコレートや黒糖のようなビターさと、甘みを感じます。 口あたりはしっかりとしつつ、切れの良さも兼ね備えます。 重たすぎず、夏に心地よい清涼感を残します。 バランスのよい新定番アイスコーヒーブレンド。 アイスコーヒーはシングルオリジンのグアテマラの極深煎りにこだわりを持って販売してきました。 今年はグアテマラのフレンチローストに、ブラジルとコスタリカの中深煎りをブレンドするという初の試み。 これまでの極深煎りアイスコーヒーのビター感と深みに 2種の他の豆をブレンドすることで「甘み」や「余韻の軽さ」を重ねた調和のとれたブレンドに仕上りました。 味わいの芯の強さと、香りの広がり、そして最後に残るやさしい余韻。 是非お楽しみください。 ■ブレンド設計図(風味構成) グアテマラのフレンチローストが全体の骨格をつくり、 香ばしさと奥行きあるビター感、ボディ感を。 そこに加えるコスタリカ・カンデリーシャのハニー製法・深煎り豆が、 なめらかな甘さとほのかな果実のニュアンスを付与。 ブラジルを更に足すことで全体の口当たりをやわらかくまとめ、 アイスでも飲み疲れしない安定感をもたらします。 クラシックな印象を保ちつつ、甘さとキレを両立させた、 蒼の新しい深煎りアイスコーヒーブレンドです。 ■補足ストーリー 蒼を始めたばかりの頃、 スペシャルティコーヒーの個性をそのまま、アイスコーヒーでも届けたいと思っていました。 ブレンドはせず、シングルオリジンの豆を、極深煎りにして。 じっくり丁寧に抽出した濃いめのコーヒーを、熱いうちに一気に冷やす。 その方法で、香ばしさも、甘さも、芯のある味わいも、 しっかり伝えられると思っていたからです。 最初につくったアイスコーヒーは、そうやって生まれました。 少し重ためだけど、飲みごたえがあって、深くしみるような味。 今回のブレンドは、そんな原点を少しだけ柔軟に見つめなおしてみたものです。 深煎りを軸にしながら、ほんの少し、中深煎りのやさしさを加えて、甘みや飲みやすさを引き出すようなバランスにしています。 暑い日に、するりと飲めるけれど、香ばしさや甘さはちゃんと残る。 そんなアイスコーヒーに仕上がりました。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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コールドブリュ―コーヒーバッグ 浅煎り 5P
¥1,458
コールドブリューコーヒーバッグ chillin -aguria- 5袋入り ~清涼感と果実の余韻 ~ chillinは、“chill in”という造語と、風鈴の「ちりん。」という音から着想した言葉です。 深煎りのビターさとコク感のあるアイスコーヒーが「蒼」の定番であった中で、 水出し専用の“浅煎りのフルーティーさ、爽やかさ”を持ったブレンドをつくりたいと思ったのがはじまりです。 特に今回のchillin-aguria-は、 わざわざ「aguria」なんてかっこつけた副題をつけたくなるほど、 これまでとは更に一線を画した夏ブレンドになりました。 ホワイトグレープやカモミールのような爽やかさ、澄んだ甘さとしなやかな質感。 もしかしたら最初の一口は「軽く」感じるかもしれません。 でも、飲み終える頃には果実の甘み、存在感を確かに感じます。 副題となる「aguria」とは、水を意味するスペイン語「agua」と、 歌、歌声を意味する「aria」を掛け合わせ考えた当店オリジナルの造語です。 私が中米で一番最初に覚えたスペイン語「agua」。 これは、水出しコーヒーにとって欠かせない存在である“水”という素材そのものの象徴。 「aria」は、はじめは印象が弱く感じるかもしれないけれど、そこにはちゃんと甘み、華やかさ、余韻、それらの風味個性に気づく。 そんな、控えめだけど確かな存在感(声)を伝えたくて言葉をつくってしまいました。 清らかな清涼感の中に、確かにある風味個性。 その味わいを感じてもらえたらと思います。 **ブレンド設計図(風味構成・ねらい)** ETHIOPIA YIRGACHEFFE KONGA HEIRLOOM WASHED G1 50% COSTARICA TARRAZU SANTAROSA1900 MACHO CATUAI DOUBLE FREE WASHED 50% エチオピア・コンガのウォッシュドG1がもたらす、明るく軽やかな酸と透明感が、このブレンドの第一印象をつくります。 そこに重ねたのが、コスタリカ・サンタロサ1900のダブルフリーウォッシュド。 雑味を極限まで取り除いた丁寧な精製によって、くっきりとした甘さと、澄んだ後味が生まれます。 どちらもウォッシュド由来のクリーンさを持ちながら、冷水抽出でも味がぼやけず、 冷たい状態でも風味の存在感がしっかりと感じられるよう設計しました。 「aguria」という副題に込めた、水のような清らかさと、ふと気づけば口の中に残るやさしい旋律のような風味 その両方を、精製方法とブレンドバランスの相性で表現しています。 chill in も造語。aguria も造語。 なかなかオリジナルなブレンドができあがりました。 chillin-aguria-は、コーヒー豆でも販売していて(夏限定)、アイスでもホットでも楽しめる豆です。 ただ、 暑い中、火を使うのは… ハンドドリップする時間がない… と躊躇するときもありますよね。 そんなときにおすすめなのが、コールドブリューコーヒーバッグ。 水を注いで、冷蔵庫で12時間。 それだけで清涼感のいあるアイスコーヒーができあがります。 <レシピ> 水270ml 抽出時間:12時間 オリジナルコールドブリューコーヒーバッグは、 当店で焙煎直後に工場に出荷し、 挽きたての状態でパッケージしております。 特殊な窒素充填加工により、 珈琲の鮮度を損なうことなく、 スペシャルティコーヒーの香りと味わいが楽しめます。 内容量 5袋 16g(1袋あたり) 使用豆 ブレンド CHILL IN -aguria- コスタリカ サンタロサ1900 マチョ DFW エチオピア イルガチェフェ コンガ G-1 ウォッシュド 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 お届け日目安より到着日が前後する場合がございます。 ================================= 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせて いただく場合もございます。 ==================================
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コ―ヒーサブスクサービス ”沼のほとり” <SUBSCRICTION SERVICE>By the coffee abyss 月1回発送
¥1,980
「コーヒーもうちょっと詳しくなりたいぁ。。」と思っているあなたへ コーヒー沼にどっぷりハマる少し手前。 「沼のほとり」くらいの、ほどよいコーヒー通になりましょう。 そのような方向けのコーヒーサブスクサービスです。 毎月定額を支払うことで、 通常販売しないコーヒー豆や いつもと違う焙煎度の豆 販売前の新入荷したてのコーヒー豆など、 「いつものコーヒーとは違う豆」が届きます。 焙煎の簡単なプロファイルなどもお付けします。 豆に関する情報や焙煎情報 コーヒー業界のことなど 代表倉橋のニュースレターも届きます。 更に、毎月BASE10%クーポン発行。 月に一度、いつものお気に入り豆をお得に購入できます。 「いつもとちがう」豆と「いつもの」豆。 両方を楽しみつつ、コーヒーのうんちく情報も入手できます。 販売開始前の豆を先行で焙煎してみたり、 レギュラー豆の焙煎アプローチを変えてみたり。 店頭に並んでいないブレンドを作ってみたり。 いろいろと挑戦していきます。 ぜひ、蒼の新たなサービス、是非お試しください。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 新規申し込みは 毎月1日から25日までの間にお願いします。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ <お届け内容> ・1800円相当のコーヒー豆 (量はその都度変わります)おおよそ50g~200g ・ニュースレター(コーヒーの詳細なプロファイル、などコーヒーの情報など) ・BASEで使える10%OFFクーポン(使用期限あり) メール便送料込み <ご注文方法> 受付期間 毎月1日~25日 発送日 毎月26日~31日*指定不可 1日から25日の間にご注文ください。 毎月下旬に、メール便にて発送いたします。 定期購入商品。 自動決済(初回にお申込みいただいた日が毎月の決済日になります。) 解約する場合は、注文予定日(決済予定日)1週間前までに当店へご連絡ください。 <注意事項> ※豆のままに発送になります。 ※こちらの商品は、クレジットカード決済のみです。 ※お一人様1セットのみ。
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コーヒー定期便 隔週150g発送 3か月
¥9,930
焙煎したての新鮮なコーヒー豆を、隔週150gずつポストにお届けする定期便です。 焙煎士がおすすめのスペシャルティコーヒーをセレクトし、隔週でお送りします。 定期便とは? 「その週に飲む分だけ、焙煎したての豆を手に入れる」 それは、コーヒーを最も美味しく楽しむ理想的なスタイル。 でも、毎週店頭に足を運び、豆を選んで買うのは、ちょっと大変ですよね。 蒼の珈琲定期便は、一度のご注文で3か月、隔週、焙煎士が選んだ豆を少しずつお届けするサービスです。 忙しい日々の中でも、香り高い一杯を、手間なく、確かな品質で。 商品内容 • 内容量:150g × 6回(3か月・隔週発送) • 発送方法:メール便(水曜日発送)→ ポスト投函(1〜3日で到着) • 荷受け不要:ご不在でも受け取り可能です。 • メール送料込み。 ※豆の種類はご指定いただけません。ローテーション形式でのお届けとなります。 ※期間中、同じ豆を再度お届けする場合がございます。 発送スケジュール 1. 日曜日までのご注文 → その週の水曜日から発送開始 2. 水曜日発送 → メール便にてポスト投函 3. 1〜3日後にお届け(地域により異なります) ご注意事項 • 本定期便は自動更新ではありません。終了前にご案内を同封いたします。 • 継続をご希望の場合は、再度ご注文をお願いいたします。 • ご契約期間中の途中解約・コース変更はできませんのでご了承ください。
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コーヒー定期便 毎週150g発送 3か月
¥19,800
焙煎したての新鮮なコーヒー豆を、毎週150gずつポストにお届けする定期便です。 焙煎士がおすすめのスペシャルティコーヒーをセレクトし、週替わりでお送りします。 定期便とは? 「その週に飲む分だけ、焙煎したての豆を手に入れる」 それは、コーヒーを最も美味しく楽しむ理想的なスタイル。 でも、毎週店頭に足を運び、豆を選んで買うのは、ちょっと大変ですよね。 蒼の珈琲定期便は、一度のご注文で3か月間、焙煎士が選んだ豆を少しずつお届けするサービスです。 忙しい日々の中でも、香り高い一杯を、手間なく、確かな品質で。 商品内容 • 内容量:150g × 12回(3か月・毎週発送) • 発送方法:メール便(水曜日発送)→ ポスト投函(1〜3日で到着) • 荷受け不要:ご不在でも受け取り可能です。 • メール送料込み。 ※豆の種類はご指定いただけません。ローテーション形式でのお届けとなります。 ※期間中、同じ豆を再度お届けする場合がございます。 発送スケジュール 1. 日曜日までのご注文 → その週の水曜日から発送開始 2. 水曜日発送 → メール便にてポスト投函 3. 1〜3日後にお届け(地域により異なります) ご注意事項 • 本定期便は自動更新ではありません。終了前にご案内を同封いたします。 • 継続をご希望の場合は、再度ご注文をお願いいたします。 • ご契約期間中の途中解約・コース変更はできませんのでご了承ください。
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[メール便] 小口パック 各種コーヒー豆 200g
¥2,028
少量購入したい方、ポスト投函で気軽に購入したい方向けに メール便小口パックをご用意いたしました。 お選びいただいたコーヒー豆を200g メール便にて発送いたします。 それぞれのコーヒーについては、各豆のページをご覧ください。 送料込み価格です。 2パック以上ご購入の場合、同梱して発送する場合がございます。 選択肢の表示金額は、最低価格の豆との差額です。 買い物かごに入れていただくと、総額が表示されます。 【メール便について】 商品準備でき次第発送致します。 お届け日目安より到着日が前後する場合がございます。 A4サイズより一回り大きな厚紙封筒(24cm×34cm×1~2cm)でのお届けなります。 ポストに入らない場合は、配達員が訪問し、その際ご不在ですと不在通知が投函されます。 早めの再配達依頼をお願いします。 ※投函後の紛失・破損、および配達遅延に対する補償はございません。 納品書等、同封致しません。
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エルサルバドル COE2024 EPTL. #9 200g チャラテナンゴ エル マナンティアル パカマラ ウォッシュド アナエロビック 200g 中煎り El SALVADOR COE Chalatenango El Manantial Pacamara Washed/Anaerobic
¥3,650
【エルサルバドル COE チャラテナンゴ エル マナンティアル パカマラ ウォッシュド アナエロビック】 El SALVADOR COE Chalatenango El Manantial Pacamara Washed/Anaerobic 2024年COEエルサルバドル(Experimental部門)第9位入賞ロット。 甘いラム酒やバナナのような香りに、ライチや赤りんごの果実感。 発酵由来の深みとパカマラらしい調和が光る一杯です。 [FLAVOR] RedApple,Lychee,SweetRum,Banana,Vanilla 焙煎度:中浅煎り ■国名 El SALVADOR COE ■地名 Chalatenango ■農園、農協名 El Manantial ■農園主 Noe Aquiles Chacón(ノエ・アキレス・チャコン) ■標高 1900m ■品種 Pacamara ■精製方法 Washed/Anaerobic ■COE 2024 Experimental(エクスペリメンタル 実験的部門) 9位 88.07点 ■産地、農園について エルサルバドル北西部、スペシャルティコーヒー産地として注目されるAlotepec-Metapán地域は標高1900メートル付近の高地にあり、豊かな土壌と寒暖差に恵まれた環境でコーヒーが育まれています。その地域にあるチャラテナンゴ県の山間部Tejutla(テフトゥラ)にE lManantial(エル・マナンティアル)農園があり、生産者 Noe Aquiles Chacón Murcia 氏によって運営されています。 El Manantialは大規模な農園ではなく、小規模かつ自立の途上にある新しい農園です。 Noe氏はかつて他の農園で働きながら、コーヒーの栽培や精製技術を学び続けてきました。 そんな彼の独立を後押ししたのが、チャラテナンゴ地域の著名な生産者であり雇用主でもあったAlfonso Pineda氏です。Pineda氏は、El Izotal農園などで高品質なマイクロロットを手がけ、ナチュラルやアナエロビックといった精製手法にも早くから取り組んできた人物であり、Noe氏にとっては師匠でもあります。 Pineda氏から一部の土地を借りるかたちで、Noe氏は自身の農園を開きました。 農園では、彼が育てたいと願っていたパカマラ種を中心に、少量のゲイシャ種も導入されています。いずれも標高の高さや気候に適した品種であり、今後の展開が期待されています。 農園で採用されている精製方法の一例が、今回のロットでも用いられた「Lavado / Anaeróbico(ウォッシュド/嫌気性発酵)」です。 これは果肉除去後の発酵工程を酸素を遮断した状態で行うもので、クリーンな口当たりに加え、果実感や奥行きのある風味が表現されやすい手法として注目されています。 Noe氏は2023年に初めてCup of Excellenceへエントリーしましたが、その年は惜しくも最終選考に進めませんでした。翌年の2024年、精度を高めたロットで再挑戦し、エクスペリメンタル部門にて第9位に入賞。これは農園にとって初の快挙であり、本人にとっても大きな転機となりました。 El Manantial農園は、歴史や規模では語れない、これからを担う生産者の努力と意志が込められた現場です。日々の積み重ねと小さな一歩が、そのままコーヒーの品質に直結している。 そんな農園だからこそ、飲み手にとっても自然に寄り添うような一杯が生まれるのかもしれません。 ■豆について このロットは、エル・マナンティアル農園が2024年のCup of Excellenceエルサルバドルに出品したもので、Experimental部門で第9位に入賞しました。 品種はエルサルバドルを代表するパカマラ(Pacamara)。精製には「Washed / Anaerobic(ウォッシュド/嫌気性発酵)」が採用され、クリーンさと奥行きのある風味が共存する複雑な味わいに仕上がっています。 カップからは、レッドワインやスイートラムのような香りが立ち上がり、ライチやレッドアップルといった果実の明るさが印象的です。さらに、バナナやバニラ、ヘーゼルナッツを思わせる甘さが全体をやわらかく包み込みます。甘さの質ははっきりと感じられますが、突出せず全体に自然に溶け込んでいます。 嫌気性発酵特有の風味も感じられますが、クセとしてではなく、味の「深み」として丁寧に表現しようと焙煎も心がけました。 派手な個性を前面に出すのではなく、全体のバランスの中でその特徴を活かして美味しく優しく口に運べる一杯を目指しました。 冷めてくると、ライチや赤りんごのような果実感がより明確になり、フルーティな印象が引き立ちます。全体としては、パカマラらしい丸みと調和が感じられる仕上がりです。 このロットは、精製による華やかさに頼るのではなく、それを焙煎で落ち着いた複雑さへと昇華させた一杯。 パカマラという品種の懐の深さを、改めて感じさせてくれるような味わいです。 ■生産国について 中米に位置するエルサルバドルは、面積こそ小さいながら、長い歴史を持つコーヒー生産国のひとつです。19世紀後半から本格的な栽培が始まり、20世紀には同国の主要輸出品として経済を支える存在となりました。近年では大量生産から高品質志向へと舵を切り、スペシャルティコーヒーの生産地として世界から注目を集めています。 国内には複数のコーヒー栽培地域がありますが、とくに高い評価を受けているのが北部に広がるチャラテナンゴ県。標高が高く、火山性土壌と昼夜の寒暖差に恵まれたこのエリアは、果実感や明るい酸を持つ風味豊かなロットの産地として知られています。Cup of Excellenceにおいても、この地域から数多くの入賞ロットが生まれています。 エルサルバドルのコーヒーを語る上で欠かせないのが、「パカマラ(Pacamara)」という品種の存在です。これは、同国原産の「パカス(Pacas)」と、ブラジル由来の「マラゴジッペ(Maragogipe)」を交配して1958年に生まれた品種で、エルサルバドルの国立コーヒー研究所が開発しました。大粒で存在感のある見た目と、華やかさ・甘さ・複雑さを兼ね備えた風味特性から、現在ではエルサルバドルを代表する品種として国内外の生産者に広く支持されています。 特に標高の高い地域で育ったパカマラは、ジャスミンや柑橘、トロピカルフルーツ、スパイスといった多層的な香味を持ち、Cup of Excellenceでも上位常連となることが多い品種です。また、ナチュラルやアナエロビックといった精製方法との相性も良く、品種の持つ柔軟性と順応性の高さは、ロースターやバリスタにも魅力的な素材として映っています。 エルサルバドルでは、パカマラのような高付加価値品種を活かしながら、小規模農家が品質と個性を追求するマイクロロットづくりに力を入れています。単なるトレーサビリティではなく、「この場所、この人だからできる味わい」が重視される流れの中で、同国の生産者たちは少しずつ確かな存在感を築いてきました。 戦争や病害(さび病)の影響で一時は低迷したエルサルバドルのコーヒー産業ですが、いま再び、世界市場で評価される産地へと回帰しつつあります。栽培技術と品種開発、発酵・精製の実験的アプローチ、そしてそれらを支える生産者の情熱。それらすべてが結びついたコーヒーは、エルサルバドルという国の今とこれからを語る味でもあります。 【COEとは?】 こちらをご参照ください→https://sohcoffee.thebase.in/p/00013 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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[オーダー焙煎 ] パナマ エスメラルダ ゲイシャ ウォッシュド 200g [order] Panama la Esmeralda Geisha praivatecollection washed
¥11,880
パナマ ボケテ エスメラルダ農園 ゲイシャ プライベートコレクション ウォッシュド PANAMA BOQUETELA ESMERALDA GEISHA PRIVATECOLLECTION WASHED ~世界を魅了する華やかな一杯~ 華やかな花の香りとベリー系の果実味。 紅茶を思わせる明るい酸と透き通る後味、長く続く甘い余韻が特徴。 FLAVOR JASMINE,BERGAMOT,FLORAL,CITRUS,HONEY,TEA-LIKE [浅煎りの場合] ROASTLEVEL(焙煎度)★★ FALAVOR(個性)★★★★★ BODY(コク)★★★ AROMA(香り)★★★★★ ACIDITY(酸質)★★★★★ AFTERTASTE(余韻)★★★★★ [オーダー焙煎とは] 業務用小型焙煎機を使用し、お客さまのご注文分のみ焙煎をいたします。 好みの焙煎度をお選びでき、よりあなたの理想のゲイシャコーヒーを楽しむことができます。 ※こちらの商品は焙煎度をお選びいただけます。 焙煎度に迷った場合は「焙煎士におまかせ」をお選びください。 オーダー焙煎は通常商品より発送にお時間をいただく場合がございます。 ■農園主 ダニエル・ピーターソン ■標高 1,600〜1,800m ■豆について このコーヒーは、パナマ・エスメラルダ農園のゲイシャ種を用いた「プライベートコレクション」ウォッシュド精製ロットです。プライベートコレクションとは、その年ごとの収穫から農園が厳選したゲイシャをまとめた特別なブランドであり、毎年の構成は変わるものの、常に農園が自信を持って送り出す高品質ロットのみが含まれます。オークション専用の「エスメラルダ・スペシャル」に次ぐ位置づけでありながら、世界基準で見ても極めて高い品質を誇ります。 精製方法はウォッシュド(水洗式)です。収穫は必ず完熟したチェリーのみを手摘みで行い、その日のうちに果肉を除去。発酵槽にて粘質を分解した後、豊富で清冽な山岳地下水を用いて徹底的に洗浄します。その後、アフリカンベッドと呼ばれる乾燥棚でゆっくりと乾燥を進め、水分値を均一に整える工程を経て仕上げられます。乾燥後はさらに欠点豆を徹底的に選別することで、透明感と雑味のなさを徹底的に追求しています。 この精製方法によってもたらされる特徴は、まず何よりもクリーンカップです。澄み切った味わいの中に、ゲイシャ特有の華やかなフローラルさと、果実を思わせるジューシーな甘みが鮮やかに際立ちます。カップからはジャスミンやフリージアのような花の香りが立ち上り、飲み口には熟したベリーやピーチのような果実感が広がります。さらに、ベルガモットやシトラスを思わせる明るい酸が全体を引き締め、口当たりはシルキーで滑らか。飲み込んだ後にはハチミツを思わせる自然な甘みが余韻として長く続きます。 この「透明感と華やかさの両立」こそが、エスメラルダ農園のウォッシュド・ゲイシャが持つ最大の魅力です。深煎りではなく浅煎り寄りの焙煎に仕上げることで、香り・酸・甘みのバランスが最も良く表れ、ゲイシャ種本来の持つ精緻なフレーバーが引き出されます。単なる華やかさだけでなく、緻密に構成された味のレイヤーがあり、飲む人に知的な驚きと感動をもたらします。 つまりこの豆は、ゲイシャという品種が持つ本質的なポテンシャルを、エスメラルダ農園の高い技術力と管理体制によって余すことなく表現した「完成度の高いゲイシャ」であると言えるでしょう。 ■産地、農園について エスメラルダ農園は、パナマ西部チリキ県ボケテ地域に位置する家族経営の名門農園です。 1960年代に米国から移住したルドルフ・A・ピーターソン氏によって開拓され、現在はその子孫であるピーターソン一家によって経営されています。 農園は「ハシエンダ・ラ・エスメラルダ」の名で知られ、ボケテの複数エリアにまたがる区画(ハラミージョ、カーニャ・ベルデス、エル・ベロなど)を含み、総面積は数百ヘクタールに及びます。 標高1,600〜1,800mの高地に位置する農園は、バルー火山由来の肥沃な火山灰土壌を有し、さらに太平洋とカリブ海の双方からの風が交錯する独特の気候条件に恵まれています。特に「バハレケ」と呼ばれる微細な霧雨が一帯を覆い、十分な湿度と穏やかな日射が確保されるため、コーヒーの木はストレスを受けすぎることなく健全に育ちます。昼夜の寒暖差は果実の成熟をゆっくりと進め、チェリー内部に糖分や有機酸を蓄積させ、結果として凝縮感のある甘さと明るい酸を備えたコーヒーが生まれるのです。 農園のもう一つの特筆点は、徹底した栽培・収穫の管理体制です。化学肥料や農薬に頼らない栽培方針を守り、土壌や生態系への影響を最小限に抑えています。収穫は必ず完熟チェリーのみを選んで手摘みし、その後すぐに自社の精製施設に運ばれます。ここで果肉除去、発酵、水洗、乾燥といった工程が丁寧に行われ、最終的に欠点豆を徹底的にハンドソートすることで高品質なグリーンコーヒーが仕上がります。こうした徹底的な品質管理が、エスメラルダ農園のコーヒーに他にない透明感と風味の純度を与えています。 エスメラルダ農園を語る上で欠かせないのが「ゲイシャ種」の存在です。もともとエチオピア起源のこの品種は、ピーターソン家が農園内で栽培を続ける中でその潜在力が発見されました。2004年、エスメラルダのゲイシャがベスト・オブ・パナマ品評会に初出品されると、ジャスミンやベルガモットを思わせる芳香と明るく透明感のある酸味で世界を驚かせ、オークションで当時の世界最高値を記録しました。これが「ゲイシャショック」と呼ばれる事件であり、以降ゲイシャ種は世界中で栽培されるようになりましたが、エスメラルダ農園はその発祥地として特別な地位を保ち続けています。 さらに同農園は全農場でレインフォレスト・アライアンス認証を取得しており、環境保護や労働者への公正な待遇にも注力しています。サステナブルな農業と最高品質の追求を両立させる姿勢が、国際的な信頼を生み、常に世界中のバリスタやロースターから注目され続ける理由となっています。 このようにエスメラルダ農園は、自然環境・栽培管理・歴史的功績・社会的責任のいずれの面でもトップクラスの評価を受ける農園です。そして「ゲイシャ種の聖地」としての矜持を胸に、今日も世界最高峰のコーヒーを世に送り出しています。 ■生産国について パナマ共和国は中央アメリカ最南端に位置し、北はカリブ海、南は太平洋に接する細長い地形を持つ国です。国土面積は小さいながらも、コーヒー産業においては世界的に大きな存在感を放っています。総生産量は隣国コロンビアやコスタリカに比べてごくわずかで、国際市場における輸出量も限られています。しかし少量だからこそ実現できる品質への徹底したこだわりこそが、パナマの大きな強みです。 コーヒーの栽培は18世紀末にスペイン人修道士が持ち込んだことに始まり、19世紀には西部チリキ県の高地で本格的にプランテーションが展開されました。ボケテやボルカンといった山岳地帯は、火山灰土壌、昼夜の寒暖差、霧や微細な雨「バハレケ」といった独特の気候条件に恵まれ、良質なアラビカ種を生み出す理想的な環境です。 20世紀後半、国際相場の低迷によりパナマのコーヒー産業は一時衰退しました。しかし1990年代半ば、生産者有志が立ち上げたパナマ・スペシャルティコーヒー協会(SCAP)が、国内品評会「ベスト・オブ・パナマ(BOP)」を創設。以降、各農園が競い合ってマイクロロットの品質を磨き上げる動きが始まりました。この取り組みが世界の注目を集め、ついに2004年、エスメラルダ農園が出品したゲイシャが世界最高値で落札され、パナマは一躍「高品質コーヒーの代名詞」となりました。 以降、パナマ産ゲイシャはオークション市場で毎年のように記録を更新し続けています。2019年には1ポンドあたり1,029ドル、2021年には2,568ドルという驚異的な価格がつき、世界中のロースターを驚愕させました。こうした成功によって、パナマは量より質を追求する戦略が世界的に成功した稀有な事例として評価されています。 またパナマの農園は単に品質を追求するだけではなく、環境保全や社会的責任にも積極的です。レインフォレスト・アライアンス認証や有機認証を取得する農園も多く、森林保護や水資源管理に注力し、労働者への待遇改善や地域社会への還元にも力を入れています。観光面でも、コーヒー農園ツアーや収穫体験などが整備され、コーヒーはパナマにとって重要な文化的資源としても活用されています。 このように、パナマのコーヒー産業は規模ではなく品質と革新性で世界を牽引する存在です。その中でもエスメラルダ農園は特に象徴的な役割を担っており、パナマが「小国にして世界最高のコーヒー大国」と呼ばれる理由を体現しています。 [当店のゲイシャに関する特集ページを作りました!] こちらもご参照ください。 https://sohcoffee.thebase.in/p/00008 送料無料 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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ニカラグア マタガルパ リモンシージョ ブルボン ナチュラル 浅煎り 200g
¥1,728
ニカラグア マタガルパ リモンシージョ ブルボン ナチュラル 浅煎り NICARAGUA MATAGALPA LIMONCILLO BOUBON NATURAL ~複雑に重なる甘さ~ オレンジの果実感とシロップの甘さ、ヘーゼルナッツの香ばしさが重なり、 丸みある口あたりと複雑な余韻がやさしく続きます。 ■FLAVOR Orange,Syrup,Hazelnutts,Structure,Complex ■農園主 エルウィン・ミエリッヒ(Erwin Mierisch) ■標高 980〜1,350m ■産地、農園について リモンシージョ農園は、ニカラグア北部・マタガルパ県のヤシカ・スル地区に位置し、 豊かな自然と水資源に恵まれた環境にあります。 1938年、スコットランド系移民のエステバン・ムクエワン氏がこの地にある隣接する2つの農園(現在のLa Gloria農園とLimoncillo農園)を取得したことが、その始まりです。 その後、長女エテル・ムクエワンがLa Gloriaを、妹のマリア・ムクエワンがLimoncilloを継承し、これらは“姉妹農園”として発展していきました。 マリア・ムクエワンは後に、ドイツ系の名門コーヒー生産者一族であるミエリッヒ家の三代目、Dr. エルウィン・R・ミエリッヒと結婚し、Limoncillo農園はミエリッヒ家の一員として統合されることになります。 こうしてLa GloriaとLimoncilloは、McEwan–Mierisch家による共同経営体制のもとに発展し、やがて「Fincas Mierisch(フィンカス・ミエリッヒ)」というブランドの中核を担う存在となりました。 1990年代、内戦後の再建期に、エルウィン&マリア夫妻とその子どもたち(エルウィン・ジュニア、エレアネ、スティーブ)が中心となってスペシャルティコーヒー生産に本格的に取り組み始めます。 多品種の導入、発酵や乾燥方法の技術革新、Cup of Excellence(CoE)への継続的な参加といった挑戦を重ね、ミエリッヒ家はニカラグアのスペシャルティコーヒー界を牽引する存在へと成長していきました。 現在は5代目のエルウィン・ミエリッヒIII(通称“ウィンゴ”)が品質管理や輸出業務を担い、世界中のロースターとの橋渡しを行っています。 Limoncillo農園が世界的に知られるようになったきっかけの一つが、 2008年のCup of Excellenceでジャバ種のロットが第2位を受賞したことです。 今回のブルボン・ナチュラルも、リモンシージョらしい果実感の豊かさと透明感のある甘さが魅力的なロットに仕上がっています。 同農園は、輸出業務を担う部門「Café Sol y Agua(カフェ・ソル・イ・アグア)」の一員でもあります。これは、Fincas Mierischグループにおける収穫から精製、輸出までの工程を一元管理するために設けられた内部組織で、選別・精製(ウェットミル/ドライミル)・品質保証・物流を包括的に担っています。 2000年代以降は輸出ブランドとして「Fincas Mierisch」の名称が前面に出される一方、 「Sol y Agua」の名はバリスタ大会支援や国内イベント、カフェ事業などで用いられています。 現在、ミエリッヒ・ファミリーはニカラグア国内に8つの農園、ホンジュラスにも複数の拠点を持ち、プライベートオークションも行うなど、世界的に高い評価を受けるスペシャルティコーヒーの先駆者として知られています。 リモンシージョ農園はその中でも、熱帯雲霧林の山間部に位置し、滝がもたらす豊富な水資源、美しく管理された木々や竹林など、まるで庭園のような景観を持つ独特のテロワールが特徴です。 ニカラグアでは、収穫後の乾燥工程を農園外の中間業者に委ねるケースが一般的ですが、 ミエリッヒ家はマタガルパ南部、標高670mの場所に自社ドライミル「ドン・エステバン・ミル」を所有し、全ロットを自社で乾燥・仕上げまで一貫管理しています。 このドライミルはニカラグア初の完全トレーサビリティ対応の設備としても知られ、各ロットに個別のトレーサビリティカードが発行されるなど、厳格な品質管理が徹底されています。 このようにリモンシージョ農園で生まれるコーヒーには、1930年代から続く家族の歩みと、先進的な品質哲学、そして自然豊かなニカラグアの恵みが丁寧に融合されているのです。 ■豆についての詳細 リモンシージョ農園の「ブルボン・ナチュラル」は、完熟した果実の持つ甘さと風味を最大限に引き出すことを目指して作られたロットです。収穫のピークは例年11月から2月ごろ。最も糖度が高まった深紅色のチェリーを見極めて、一粒ずつ丁寧に手摘みされています。 収穫後のチェリーは、まず農園内に設けられた水槽で水比重選別を受けます。 浮き豆や未熟豆、過熟豆をこの時点で取り除くことで、フレーバーの明瞭さとクリーンさを保つ下地がつくられます。その後すぐに、標高670mに位置するグループ所有のドン・エステバン・ドライミルへ運ばれます。 ドライミルでの乾燥工程は、まず2日ほど、地面にパーチメントを敷き、その上に黒い寒冷紗のようなシートを重ねた上でチェリーを広げて行われます。 この特徴的な乾燥方法により、地面との直接接触を避けながらも適度な通気性を保ち、チェリーの底面が過発酵するのを防ぎます。 予備乾燥後は、温室型の3段アフリカンベッドへと移し替え、上段・中段と位置を変えながら、約1か月かけてゆっくりと乾燥されます。 このプロセスの中で、チェリーは自然な微発酵を経て、果実由来の複雑で甘い風味を内部に浸透させていきます。 乾燥後は光学選別機やスクリーン選別などを用いた精密な仕上げが施され、異物や未熟豆が取り除かれたクリーンで均一な生豆となって出荷されます。 出来上がったコーヒーには、ヘーゼルナッツを思わせる芳醇で香ばしいアロマ、ブラッドオレンジのような完熟果実の風味が重なり合って味わえます。 飲み終えた後には、ミルクチョコレートのような甘く心地よい余韻がじんわりと残り、丸みある口あたりと果実味とナッツ感の複層的な余韻がやさしく続きます。 ■生産国について ニカラグアは中米の中央に位置し、火山帯と山岳地帯、そして熱帯雲霧林が複雑に入り交じる、自然条件に恵まれた国です。 太平洋側には火山灰由来の肥沃な土壌が広がり、内陸には標高1,000m前後の丘陵地が続きます。 このような地形に加え、乾季と雨季が明確に分かれる気候、さらには昼夜の寒暖差が、スペシャルティコーヒーの栽培に理想的な環境をつくり出しています。 特にマタガルパやヒノテガといった地域では、標高900〜1,400mに広がる山間の農園で、昔から高品質なコーヒーが生産されてきました。 グアテマラやコスタリカほどの高標高ではないものの、日中はほどよく暖かく、乾燥した風が通るこの気候は、乾燥工程が安定しやすく、発酵が暴れすぎないため、果実味を豊かに表現しながらも、クリーンな仕上がりが得られやすいです。 こうした自然条件に加えて、ニカラグアでは自家ミルをもつ中〜大規模の家族経営農園が多く、発酵条件や乾燥方法を自らの手で調整しながら、精製の幅を広げていく挑戦が続けられています。 設備の整った生産者であれば、タンクの種類、密閉具合、温度管理まで細かく設計され、土壌や品種に合ったロットが、明確な意図をもって送り出されています。 なかでも「Fincas Mierisch(フィンカス・ミエリッヒ)」を率いるミエリッヒ家は、Cup of Excellence創設期から中心的な役割を担ってきた存在であり、ニカラグアの精製技術を国際基準へと引き上げた功績でも知られています。 娘のエレアネ・ミエリッヒ氏は現在、CoEの国際審査員長も務めており、その哲学と審美眼は国を越えて影響を与えています。 2025年2月、ちょうど収穫の真っ只中に現地を訪れたとき、舗装された新しい幹線道路を抜けて農園へと向かいました。道が整備されたことでアクセスはよくなったものの、途中のエリアではスピード違反の取り締まりが厳しく、何度か検問に遭遇しました。少しだけこの国の変化の縮図のように思えたのを覚えています。 経済的には、ニカラグアは中米の中でも一人当たりGDPがまだ低く、多くの若者が都市部や国外へと移動しています。 農業、とりわけコーヒー産業は今もなお多くの人々の暮らしを支える柱であり、輸出額の約15%を占める重要な産業です。 収穫期には労働力の確保が難しく、賃金が上昇するなどの課題も抱えています。 一方で、こうした制約の中にあっても、土壌の力を信じ、精製という手仕事を磨き、理想の味わいを求めて静かに試行錯誤を続ける生産者は少なくありません。 伝統と革新、あたたかな風土と確かな技術。 その交差点で生まれるニカラグアのコーヒーは、決して派手ではないけれど、じわりと心に残る味わいを持っています。 この国のコーヒーを味わうことは、土に根ざした暮らしと、未来を切り拓こうとする人の営みに触れることでもあるのです。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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コスタリカ タラス モンテ コペイ エル アルト カツーラ レッドハニー 中浅煎り 200g COSTA RICA TARRAZ MONTECOPEY EL ALTO CATURRA RED HONEY
¥2,030
【SELECTED AT ORIGIN BY SOH】 COSTA RICA TARRAZU MONTE COPEY EL ALTO CATURRA RED HONEY コスタリカ タラス モンテ コペイ エル アルト カツーラ レッドハニー アプリコットや赤ぶどう、オレンジを思わせる果実味に、 キャラメルのような甘みが重なります。 ふくよかでやわらかな質感と、 やさしく続く余韻が後味に丸みを加えます。 FLAVOR Apricot, Orange, Red Grape, Caramel, Molasses 焙煎度:中浅煎り 「SELECTED AT ORIGIN(蒼じるし)」は、 倉橋が実際に中米などのコーヒー生産地を訪れ農園主との対話やカッピングを通じて **“その場で選んできたロット”**だけに付けられる特別シリーズです。 ■地名、ミル TARRAZ MONTE COPEY ■農園、農協名 EL ALTO ■品種 CATURRA ■精製方法 REDHONEY ■農園主 Enrique Navarro Jr.(エンリケ・ナバロ・ジュニア) ■標高 1900m ■産地、農園について モンテ・コペイは、コスタリカ・タラス地域ドタ渓谷に位置する家族経営のマイクロミルです。 ナバロ家が代々手がけてきたこのミルは、2014年のCup of Excellenceで1位・2位・4位・5位と複数ロットが上位に入賞。 さらに、同年のバリスタ世界選手権(WBC)では、日本代表・井崎英典氏がこのミルの豆を使用し、世界チャンピオンに輝いたことで、一躍国際的な注目を集めました。 しかしその後、モンテ・コペイはしばらくCOEへの出品を控えてきました。 理由のひとつは、近年のCOEでゲイシャなどの外来品種が評価の中心となりつつある中、 彼らが重視しているのは、カツーラやカツアイといった、コスタリカの土壌に根ざした在来品種での表現力。 それで勝負したいという信念があったからです。 その信念を貫きながらも、品質向上への努力は止まっていません。 近年では、畑の化学肥料使用をゼロに切り替えるという大きな挑戦にも取り組みました。 土づくりを一から見直すその過程は、決して平坦ではなかったそうです。 それでも「ようやく、納得できる味わいになってきた」と、エンリケ・ナバロJr.は語っていました。 そして2025年、久しぶりにCOEへ再挑戦する予定だと、静かに決意を口にしていました。 これは2025年3月に現地に訪れたときにエンリケから直接聞いた話です。 モンテ・コペイを訪れたときの光景は、今でも鮮明に思い出せます。 斜面に沿って建てられた施設の下を清らかな川が流れ、谷を吹き抜ける風が穏やかに空気を運んでいました。 木々が揺れ、光と影が静かに交差するその場所には、日常とは異なる、特別な空気が漂っていました。 何かが過剰に演出されているわけではなく、ただそこにあるものすべてが調和しているように感じられたのです。 「この土地だからこそ、この味が生まれるのだ」と、静かに腑に落ちるような時間でした。 ■豆についての詳細 エル・アルト農園は、コスタリカ・タラス地域の標高1,900mに位置する急斜面の区画です。 「El Alto(=高地)」という名の通り、タラスの山々と谷を見渡すその土地には、強い日差しと冷涼な風が入り混じり、昼夜の寒暖差と火山性の土壌に恵まれた、スペシャルティコーヒーに最適な環境が広がっています。 この農園名は、ナバロ家が1990年代に始めた食料品店「El Alto」に由来します。 その店の成功が農地取得のきっかけとなり、やがて「農園の名」として引き継がれました。 つまりこの名前には、単なる地形だけでなく、家族の歩みと想いも込められています。 今回のロットは、カトゥーラ種・レッドハニー製法・2024年収穫。 アプリコットや赤ぶどう、オレンジを思わせる果実味と、キャラメルのようなやさしい甘みが調和し、なめらかでふくよかな質感が口の中に広がります。 そのあとに訪れるのは、甘みの名残がじんわりと残る、穏やかで長い余韻です。 農園の静けさや、風と光のやさしい移ろいのようなものが、 この一杯の中にも確かに感じられる―― そんな味わいに仕上がっています。 ■生産国について 中米に位置するコスタリカは、人口約500万人、自然と教育を重んじる小国です。 軍隊を持たず、国の予算を医療と教育に投じてきた歴史があり、その教育水準と環境意識は中南米の中でも特筆されます。 この国で生まれるコーヒーには、そうした社会的背景が深く反映されています。 多くの生産者が農業の枠を超えて「研究者」や「表現者」として土壌、気候、品種、発酵、乾燥といった要素に向き合いながら、理想の風味を追い求めています。 コスタリカを象徴する制度のひとつが「マイクロミル文化」です。 農園単位で精製まで行うことで、それぞれの土地の個性を生かしたロットが生まれやすくなり、国内には発酵技術や乾燥工程の研究に力を入れる生産者が数多く存在しています。 こうした土壌のもと、近年のCup of Excellence(COE)では、ゲイシャ種やSL28などの外来品種が上位入賞する傾向が強まっています。 これはCOEの審査がブラインド・カッピング形式で行われ、第一印象の明快さ(香り・酸・フローラルさ)などが際立つ品種が有利になりやすいためです。 加えて、コスタリカの高度な精製技術と組み合わさることで、ゲイシャの持つポテンシャルが最大限に引き出されているのも事実です。 一方で、こうした流れに対し、あえてカツーラやカツアイといった伝統的な在来品種の可能性を信じて挑み続ける生産者もいます。2025年の中米訪問でそれに私は気づかされました。 市場評価や流行に左右されず、「この土地だからこそ表現できる味わい」に向き合うその姿勢には、静かな強さがあります。 コスタリカのコーヒーを飲むということは、自然の恵みだけでなく、土地を愛し、学び、育て続ける人々の探求と誇りに触れることでもあるのです。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ====================== ※投函後の紛失・破損、および配達遅延に対する補償はございません。 納品書等、同封致しません。
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コスタリカ タラス カンデリージャ カトューラ ハニー 中深煎り 200g Costa Rica Tarras La Candelilla Caturra honey
¥2,092
自家焙煎 スペシャルティコーヒー コーヒー豆 【コスタリカ タラス カンデリージャ カトューラ ハニー 中深煎り 】 Costa Rica Tarrazu La Candelilla Caturra honey シロップのようにやわらかな甘さと、深みあるコク。 レッドワインや熟した果実を思わせる香りが広がります。 後味はすっきりとキレよく整います。 ■焙煎度 : 中深煎り 「SELECTED AT ORIGIN(蒼じるし)」は、 倉橋が実際に中米などのコーヒー生産地を訪れ農園主との対話やカッピングを通じて **“その場で選んできたロット”**だけに付けられる特別シリーズです。 ■農園主 Ricardo Jr. Hernández (Second Generation) ■標高 1,450–1,750 m ■産地、農園について コスタリカ・スペシャルティコーヒーの祖ともいえる「La Candelilla(ラ・カンデリージャ)」は、2000年に設立された歴史あるマイクロミル。 タラス地区ののどかな丘陵地に位置しています。 2025年3月に倉橋が南米買い付け旅にて訪問したときは、あたたかでやさしい空気に包まれた牧場のような雰囲気でした。 このミルは家族経営で、代々受け継がれてきた土地とともに、コーヒーへの想いも丁寧に継承されています。2022年からは第二世代のリカルドJr.がマネジメントを担い、これまで築かれてきた日本との関係を大切にしながら、高品質なコーヒーづくりに取り組んでいます。 彼は日本文化にも強い関心を持ち、SCAJ展示会などの機会に来日するほか、日本の輸入業務を学ぶため、日本のパートナー企業の事務所で1ヶ月間の研修も経験しました。 週6でジムに通うという鍛え抜かれた体格とは裏腹に、現場ではとても真面目で誠実。 彼とあたたかなファミリーに迎えられた時間は、このミルが育むコーヒーと同じく、やさしく、心に残るものでした。 ■豆詳細 このロットは、La Candelillaで丁寧に仕上げられたハニープロセスのコーヒーです。 収穫されたチェリーは、パルピング後にミューシレージを残したまま乾燥され、 果実由来の甘さとまろやかな質感が引き出されています。 ハニープロセスに特化しているこのミルでは、品種やロットごとに異なる乾燥条件を調整しながら、微細な味わいのバランスを追求しています。 私が現地を訪れた際にも、棚やパティオでの乾燥状態を細かく管理されていました。 この豆が持つやわらかな甘さと透明感のある口当たりは、決して派手ではありませんが、 ゆっくりと身体に染みわたるような、落ち着いた美しさがあります。 それはまさに、この土地と家族がつくるコーヒーの味わいそのもの。 また、このコーヒーの売上の一部は、収穫期に農園で働く方々の家族を支える託児支援プロジェクト「Casas de la Alegría(喜びの家)」に還元されており、一杯のコーヒーの向こうにある暮らしへのまなざしも感じられます。 ■生産国について コスタリカ中部、タラス地区は、高地ならではの冷涼な気候と昼夜の寒暖差、肥沃な火山性土壌を備えた、スペシャルティコーヒーの名産地です。 標高1,400mを超えるこの地域では、ゆっくりと熟すチェリーが、複雑で甘さのある味わいを育みます。 La Candelilla はこのタラスの中でも、家族経営の小さなミルとして2000年にスタートし、コスタリカにおけるマイクロミル文化の先駆けとなりました。現在も穏やかな自然と丁寧な手仕事のもとで、コーヒーが育まれています。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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エチオピア イルガチェフェ コンガ 在来種 ウォッシュド 浅煎り 200g Ethiopia Yirgacheffe Konga Heirroom washed g-1
¥1,772
ETHIOPIA YIRGACHEFFE KONGA HEIRLOOM WASHED G-1 エチオピア イルガチェフェ コンガ 在来種 ウォッシュド G-1 浅煎り ~すっきり酸味系~ レモングラスのような、さわやかな酸質。 華やかな香り。 クリアな舌触りと繊細な余韻。 ■FLAVORコメント LEMON,LEMONGLASS,TEA,SPICE,COMPLEX ROASTLEVEL(焙煎度)★★ FALAVOR(個性)★★★★ BODY(コク)★★ SWEETNESS(甘さ)★★★ AROMA(香り)★★★★ ACIDITY(酸質)★★★★ AFTERTASTE(余韻)★★★ ■農園 Y.C.F.C.U. (Yirgacheffe Coffee Farmers Coop.Union) ■標高〜2500m ■農園について コンガ農協(Konga Cooperative)は、エチオピア南部のイルガチェフェ地区に位置する著名なコーヒー生産者組合です。この地域は標高約2,500メートルの高地にあり、肥沃な黒土、豊富な降水量、昼夜の大きな寒暖差といった独特のテロワールが、高品質なコーヒーの生産を可能にしています。また、周囲を川や森、湖に囲まれた自然環境も、コーヒー栽培に適した条件を提供しています。 イルガチェフェ地区でのコーヒー生産は1950年代に始まり、比較的新しい産地とされています。しかし、その特有の風味と高い品質から、短期間で世界的な評価を獲得しました。特に、アメリカや北欧のスペシャルティコーヒー市場で高い人気を誇り、現在では入手が難しいコーヒーの一つとなっています。 それにもかかわらず、生産エリアを拡大せず、限られた地域での栽培を続けることで、品質の維持と独自性を保っています。 コンガ農協は、イルガチェフェコーヒー生産者組合連合(Yirgacheffe Coffee Farmers Cooperative Union、略称Y.C.F.C.U.)の傘下にあり、地域の小規模生産者と協力してコーヒーの生産・精製を行っています。 同農協では、ウォッシュドプロセスのG-2グレードを基本としつつ、特別なオーダーによりナチュラルG-1や当店のこのウォッシュドG-1の生産も手掛けています。この高品質なコーヒー生産の背景には、ウォッシングステーションの優れた管理チームと、生産者との強固な連携があります。これにより、品質に対する意識の共有が徹底され、ピッキングされたチェリーの均一性や熟度の高さが確保されています。 近年、エチオピアのコーヒー生産環境は、経済的な課題や気候変動などの影響を受けています。しかし、コンガ農協は伝統的な生産手法と地域の特性を活かし、持続可能なコーヒー生産を続けています。その結果、イルガチェフェ地区のコーヒーは、世界中のコーヒー愛好家から高い評価を受け続けています。 ■豆について エチオピア南部イルガチェフェ地区のコンガ農協が生産するG-1グレードのコーヒー豆は、紅茶を思わせるフローラルな香りと、時にマスカット、ピーチなどのフルーティーかつ繊細な風味が特徴です。 水洗式(ウォッシュド)で特別に精製された本ロットは、クリアな甘みと酸味が調和し、上品で洗練された印象を与えます。特に、シトラス系の爽やかな香りや、ほのかな甘みが感じられ、透明感のあるクリーンな味わいが魅力です。 エチオピアは「コーヒーの発祥地」として知られ、今もなお世界有数の生産国です。コーヒーはこの国の文化に深く根付いており、単なる飲み物ではなく、人々の暮らしの中心にあります。 ■国について エチオピアのコーヒーの起源は、9世紀ごろにヤギ飼いのカルディが「赤い実を食べたヤギが元気になった」という伝説から始まったとされています。実際には、それよりもずっと前からコーヒーの木が自生し、飲まれていたと考えられています。エチオピアでは今でも多くのコーヒーが森の中で自然栽培され、伝統的な農法が守られています。 現在、エチオピアでは約1500万人がコーヒー生産に関わり、国の経済にとっても非常に重要な作物です。特徴的なのは、ほとんどのコーヒーが小規模農家によって生産されていること。大規模なプランテーションではなく、農家が家族単位で育て、手作業で収穫し、加工を行います。そのため、一つひとつの豆が丁寧に扱われ、品質の高いコーヒーが生まれるのです。 エチオピアには「イルガチェフェ」「シダモ」「ハラー」「グジ」など、個性豊かな生産地域があります。それぞれの土地が持つ気候や土壌(テロワール)がコーヒーの味わいに影響を与え、世界中のコーヒー好きに愛されています。 エチオピアの家庭や街角では、「コーヒーセレモニー」が日常的に行われています。これは、家族や友人が集まり、ゆっくりとコーヒーを楽しむ時間です。生豆を直火で焙煎し、挽いて、土製ポット「ジャバナ」で煮出すという手間をかけることで、コーヒーがより特別なものになります。 また、エチオピアではコーヒーは「売るもの」だけではなく、「飲むもの」としての側面も強く、国民が生産量の半分を自国で消費しています。このように、コーヒーが人々の暮らしと密接につながっている国は、世界的にも珍しいのです。 一方で、エチオピアのコーヒー産業には新たな課題もあります。 気温の上昇や降水量の変化により、コーヒーの生育環境が変わりつつあります。 また、EUの新しい森林保護ルールにより、輸出に必要な証明が増え、小規模農家に負担がかかっています。これらの問題に対応するため、エチオピア政府や国際機関、民間企業が協力し、持続可能な生産体制の整備を進めています。 2020年にはCOEも開催されるようになり、エチオピアのコーヒーは、世界中のスペシャルティコーヒー市場で高く評価され、今後もますます注目される存在です。伝統を守りながらも、新たな課題に向き合い、次世代へとこの豊かなコーヒー文化をつないでいくことが求められています。 エチオピアのコーヒーを飲むことは、単なる嗜好品として楽しむだけでなく、その背景にあるストーリーを知り、世界のコーヒー文化を支える生産者たちに思いを馳せることでもあります。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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ケニア キリニャガ ケグワ SL28.SL34.ルイル11.バティアン ウォッシュド 200g
¥1,728
KENYA KIRINYAGA KEGWA SL28, SL34, RUIRU 11, BATIAN WASHED ケニア キリニャガ ケグワ SL28、SL34、ルイル11、バティアン ウォッシュド ~ぎゅっと詰まった柑橘系~ シトラスやベリーを思わせる華やかな酸味と果実味、 しっかりとした口当たりが特徴です。 冷めるとリンゴのような甘酸っぱさが現れ、 ブラウンシュガーやハニーを思わせる優しい甘みが余韻に残ります。 ■FLAVORコメント GRAPEFRUOTS,CHERRY,APPLE,BROWNSUGAR,HONEY ROASTLEVEL(焙煎度)★★ FALAVOR(個性)★★★ BODY(コク)★★★ SWEETNESS(甘さ)★★★ AROMA(香り)★★★ ACIDITY(酸質)★★★★ AFTERTASTE(余韻)★★★ ■農園主 ンギリアンブ生産者組合(Ngiriambu Farmers Cooperative Society) ■標高 1500m ■農園・産地について ケグワ・コーヒーファクトリーは、ケニア山の南麓に広がるキリニャガ県のヌジュキイニ(Njukiini)地区に位置する水洗処理場です。 1997年に設立されたンギリアンブ生産者組合の配下にあり、地域の小規模生産者が育てたチェリーを集荷して精製する役割を担っています。 処理場そのものの歴史は古く、1960年代に精製所として稼働を開始して以降、 周囲のケグワ、ムイボイニ、シエニ、キティガといった集落からチェリーが持ち込まれてきました。組合には現在も多数の零細農家が所属し、それぞれの農園で成熟度を見極めて摘み取られたチェリーが、日々ケグワへと運び込まれます。 精製工程は、いわゆる「ケニア式ウォッシュト」の定石に忠実です。 集荷後すぐに果肉を除去(パルピング)し、発酵槽で一晩かけてミューシレージを分解。 その後に水路で選別・水洗を行い、さらにクリーンカップを狙ってソーキング(清水への再浸漬)を実施します。 精製に用いるのは近隣を流れるニャミンディ川の水で、必要量を事前に貯水して工程ごとに使い分けます。仕上げの乾燥では、天候の変化を見ながらゆっくり水分値を整え、欠点の発生を最小限に抑えます。排水についても環境負荷を意識した運用が行われ、水源から離した場所に浸透ピットを設けて段階的に土壌へ還すなど、地域の自然環境に配慮した管理が徹底されています。 このエリアの自然条件はコーヒー栽培に理想的です。 標高はおよそ1,500m、年間平均気温は13〜25℃と冷涼で、降水量は年間約1,200mm。 水はけのよい赤色の火山性土壌が広がり、昼夜の寒暖差と相まってゆっくりとした成熟を促します。その結果、チェリー内部には糖分と有機酸がしっかりと蓄えられ、鮮明な酸味と甘みを兼ね備えたコーヒーが育ちます。 丁寧な手摘みと選別、そして精密な水洗工程が掛け合わさることで、 キリニャガらしい「フレッシュな果実を思わせる香り」と「澄み切った後味」が体現されます。 トップグレードのケニアらしい香味構成を安定的に届けられるのは、 こうした産地の基礎体力と処理現場の積み重ねがあるからにほかなりません。 ■豆についての詳細 ケグワ・ファクトリーのロットは、カップの第一印象から「ジューシー」という言葉が似合います。抽出直後はレモンやグレープフルーツのピールを思わせる明るいシトラスが立ち上がり、温度が下がるにつれてブラックベリーやチェリーのような濃い赤果実のニュアンスがじわりと前景に現れます。質感は紅茶を思わせるきれいな口当たりで、雑味が少なくスッと切れ上がるのに、余韻にはブラウンシュガーや蜂蜜のような柔らかな甘みが長く残る——まるでレモンティーの余香が続くかのような後味です。 酸・甘・ボディのバランスが整っているため、浅煎り寄りの焙煎でも尖らず、透明感を保ったまま充実した風味の層を描きます。 この複雑さを支えるのが品種構成です。 SL28とSL34は、ケニア品質の象徴ともいえる古典的な系統で、前者は伸びやかな酸と果実の輪郭、後者は落ち着いたコクと甘みの乗り方に持ち味があります。 そこに、病害耐性と生産性の観点から導入が進んだルイル11(Ruiru 11)とバティアンが加わることで、収穫期や区画差によるブレを抑えつつ、香味の厚みと一体感を確保します。 結果として、ケニア特有のブラックカラント調の果実味やシトラスの輝きが、甘みとボディの土台にきちんと支えられる——そんな「飲み進めるほどに旨い」設計になっています。 精製は伝統的なケニア式ウォッシュト。 パルピング後の発酵でミューシレージを適切に分解し、徹底した水洗とソーキングで風味の純度を高めます。乾燥は天候を見極めながら徐々に進め、均一な水分値に整えることで、明瞭な酸と甘さを損なわないように仕上げます。 こうした工程管理の積み重ねが、ケグワの「クリアなのに充足感がある」カップ・クオリティを作り出します。 抽出はフィルター(ハンドドリップ)を基準に考えると、このロットの長所が素直に出ます。浅煎り寄りでも酸が浮かず、40秒前後の蒸らしから均一注湯でまとめれば、温度帯の変化に伴う果実の移ろいと紅茶の質感がきれいに表現されます。 アイス向けの濃縮抽出でも、レモンティーのような余韻とブラウンシュガーの甘さが心地よく伸び、冷却後の明度も保てます。 ■生産国について ケニアのコーヒー史は、東アフリカの中では比較的新しい部類に入ります。19世紀末、宣教師によってレユニオン島経由で導入されたのが始まりで、植民地期を通じて本格的な栽培が広がりました。1930年代に産業の枠組みが整備され、コーヒー産業法の制定や取引機関の設立、ナイロビでの公開オークションの開始によって、品質評価と価格形成の透明性が早くから制度として根づきます。この頃に設立されたスコット農業研究所(Scott Labs)は、のちにSL28、SL34といった高評価品種を生み出し、ケニアの名を世界のスペシャルティ市場で押し上げる原動力となりました。 1963年の独立以降、農地制度の変化もあって小規模生産者が一気に増え、現在では生産量の大半をスモールホルダーが担っています。地域ごとに組織された生産者協同組合がチェリーの集荷と精製を担い、精製後の生豆はナイロビの取引所で競売に掛けられる——というのが、ケニアらしいサプライチェーンの基本形です。公開オークションの存在は、価格の透明性を担保すると同時に、生産者側に品質向上の明確なインセンティブを与え、結果として国全体のレベルを押し上げてきました。 地理・気候面では、赤道直下ながら高地が多く、冷涼で安定した環境がアラビカの栽培に適しています。主要産地はケニア山周辺の中央高地(ニエリ、キリニャガ、ムランガなど)で、標高は概ね1,300〜2,300m。火山性の肥沃な赤土、昼夜の大きな寒暖差、十分な降雨に加え、年に二度の雨季に連動した複数回の収穫サイクルが、密度の高い種子と鮮烈な酸を育てます。 風味の傾向としては、ブラックカラントや各種ベリー、柑橘を想起させる果実味がよく知られ、スイートネスとボディがしっかり伴うため、浅煎りでも深煎りでも輪郭が崩れにくいのが強みです。かつては高級ブレンドの要として評価されてきましたが、近年は単一起源(シングルオリジン)での需要が世界的に高まり、ロットごとのテロワールや精製差を楽しむ文化がいっそう定着しました。 総じてケニアは、制度面の透明性、研究機関が蓄積してきた品種開発の歴史、そして高地テロワールという三つ巴の強みで、スペシャルティ市場における確固たる地位を築いています。 キリニャガのケグワのように、地域の生産者と処理場が緊密に連携し、気候・土壌の持ち味を損なわない精製によって「鮮やかでクリーン」なカップを継続的に生み出している点は、ケニア品質の真骨頂といえるでしょう。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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グアテマラ アマティトラン フロレンシア ブルボン ウォッシュド 中煎り 200g
¥1,836
グアテマラ アマティトラン フロレンシア農園 ブルボン ウォッシュド GUATEMALA AMATITLAN FLORENCIA BOURBON WASHED ~コクと酸のバランスがいい~ グアテマラ産らしい輪郭のある甘みと、ジューシーさが特徴です。 ビターチョコレートのような深みとコクがあり、後味はなめらかで雑味が少なく、全体としてバランスの取れた風味が楽しめます。 ■FLAVOR CHERRY,CARAMEL,NUTTS,ORANGE,CHOCOLATE ROASTLEVEL(焙煎度)★★★ BODY(コク)★★★ SWEETNESS(甘さ)★★★ AROMA(香り)★★★ ACIDITY(酸質)★★★6相当 AFTERTASTE(余韻)★★★6相当 ■農園主 ファン・ラモン・フローレス(Juan Ramon Flores) ■標高 1,570m ■産地、農園について フロレンシア農園はグアテマラの首都グアテマラシティ東方約40km、アマティトラン地区に位置しています。この地域は高品質コーヒーの産地として知られ、近隣には活火山パカヤ火山もあり、定期的に火山灰が土壌に降り注ぐことで豊富なミネラルをもたらしています。 標高1,500mを超える涼しい気候と肥沃な火山性土壌に恵まれ、鮮やかな酸味と明確なコクを持つコーヒーが育まれる環境です。 ラ・フロレンシア農園は19世紀初頭(1800年代初期)に開設されて以来、6代にわたってコーヒー栽培を続けてきた由緒ある家族経営の農園です。2008年および2009年にはグアテマラのカップ・オブ・エクセレンス品評会で2年連続入賞を果たしており、その品質の高さが国内外で評価されています。 創業当初に植えられたブルボン種の木は大切に受け継がれ、今も農園の主力品種として栽培されています。長年にわたり優良な豆を生産し続けており、「伝統と情熱が育む最高のグァテマラコーヒー」を届けることがフロレンシア農園の理想です。 農園では収穫に携わる労働者に対し、グアテマラ平均を上回る賃金を支払い、農園内に住居と3食の食事も提供しています。こうした待遇改善や地域貢献にも配慮することで、働き手のモチベーションを高めつつ品質向上に結びつけるという好循環を生み出しています。 単に良質なコーヒー豆を提供するだけでなく、社会的責任や環境への配慮を重視するという信念のもとで運営されており、持続可能な農園経営にも力を入れています。 ■豆について フロレンシア農園では創業以来100%ブルボン種の栽培にこだわっており、熟度管理や精製にも独自の工夫を重ねています。収穫期には完熟チェリーだけを選別して手収穫することを徹底し、高品質の豆のみを収穫しています。 伝統的な水洗式精製(フリーウォッシュド)を行い、自社のウェットミルで発酵・洗浄から乾燥まで丁寧に処理することで、豆本来のクリーンで上質な風味を引き出しています。 中煎りから深煎りまでローストの適正幅が広く、深めに焙煎してもしっかりとした甘みとジューシーさが失われません。実際、例年に比べ「今期のフロレンシアは深煎りにも十分耐えうる」とカッピングで評価されており、シティロースト程度の中深煎りでも酸味が穏やかでコクと甘みのバランスが良い一杯に仕上がります。 中煎りにした場合の味わいの特徴として、チェリーやアプリコットのような密度のある果実味と、キャラメルやハチミツを思わせる甘み、さらにビターチョコレートのようなコク深い風味が調和しています。口当たりはなめらかで明るい酸が心地よく、後味に嫌な雑味が残らないクリアな印象です。 総じて「昔ながらの典型的なグアテマラらしい安定感のある風味」と評されるように、奇をてらった個性よりも優れたバランスと甘みで勝負する、誰にでも好まれやすい上質な味に仕上がっています。 ■生産国について 中米グアテマラは世界有数のコーヒー産地であり、標高の高さと火山性土壌、マイクロクライメットの多様さを活かした多彩な風味のコーヒーを産出します。グアテマラ国内ではアンティグアやウエウエテナンゴなど有名産地を含む8つの生産エリアが公式に認定されており、今回のフロレンシア農園が所在するアマティトラン(フライハネス高原)もその一角です。 とりわけフライハネス高原地帯は、活発なパカヤ火山の恩恵で火山灰由来のミネラル豊富な土壌を持ち、年間降水量も多く昼夜の寒暖差があるため、高い芳香と明るい酸味を備えた良質なコーヒーが育ちます。グアテマラのコーヒー生産者たちは伝統的な品種ブルボンやティピカ種への造詣が深く、丁寧な水洗処理によるクリーンなコーヒー造りで知られています。 また、Cup of Excellence(COE)などの品評会を通じて品質向上に熱心な生産者が多い点もグアテマラの特徴です。フロレンシア農園のようにCOE受賞歴を持つ農園も珍しくなく、トップクラスの農園は国際オークションで高値取引されるなど、グアテマラ産コーヒーの評価は近年も高水準を維持しています。日本国内にはグアテマラ産スペシャルティコーヒーを専門に扱う輸入商社やロースターも多く存在し、本農園のブルボン種も長年にわたり安定した定番ロットとして継続的に輸入・販売されています。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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コロンビア ウィラ ビジャ ファティマ ティピカ ウォッシュド 中深煎り 200g Colombia Huila Villa Fatima Typica washed
¥1,988
コロンビア ウイラ ビジャファティマ ティピカ ウォッシュド 中深煎り COLOMBIA HUILA VILLA FATIMA TYPICA WASHED ~なめらかなコク、マイルドな味わい~ やわらかな口当たりとまろやかな酸質。 シルキィなコクは、まさに良質なコロンビアマイルド。 FLAVOR MILKCHOCOLATE,CARAMEL,HEZELNUT,SILKYMOUTHFEEL ROASTLEVEL(焙煎度)★★★★ FALAVOR(個性)★★★ BODY(コク)★★★★ SWEETNESS(甘さ)★★★★ AROMA(香り)★★ ACIDITY(酸質)★★ AFTERTASTE(余韻)★★ ■農園主 ビジャ・ファティマ農協 ■標高 1,700〜1,880m ■産地、農園について 標高は約1,700〜1,880mほどと高く、2000m近い高地のテロワールがウイラらしい明るい酸質を育みます。 年間を通して気温は温暖に保たれ、頻繁にコーヒーの花が開花する恵まれた気候です。 マグダレナ川の支流であるロス・ナランホス川が流れる肥沃な火山性土壌の谷間に位置し、適度な湿度も相まって質の高いコーヒー栽培を支える豊かな環境となっています。 こうした条件により病害も少なく、ティピカ種など伝統品種の栽培にも適した土地柄です。 コロンビア南部ウイラ地域は近年スペシャルティコーヒーの名産地として台頭してきましたが、その中でもサンアグスティンのビジャ・ファティマ地区は品質の高さで知られています。 かつてコロンビアでは在来種のティピカが主流でしたが、病害への弱さと低収量から他品種へ置き換えられた歴史があります。 本ロットはそのティピカ種100%によるコーヒーで、昔ながらのコロンビアコーヒーのマイルドさを見事に体現しています。さらにビジャ・ファティマのコーヒーは少しフローラル(花の香り)なニュアンスも持ち合わせており、昔ながらの良さに現在のスペシャルティらしい華やかさを兼ね備えた「いいとこ取り」の一杯と言えるでしょう。 ビジャ・ファティマはウイラ南部サンアグスティンにある小さな集落で、2〜3ヘクタール程の農地を持つ家族経営の零細農家が多く集まっています。 各農家は丹精込めた管理のもと高品質なコーヒーを生産しており、地域の生産者グループとして協同で精選・輸出まで取り組んでいます。単一の農園主がいるわけではなく、複数の小規模生産者が協力しあってこの「ビジャ・ファティマ」銘柄を支えています。 ■豆について ティピカ種特有の優しい風味を最大限引き出すため、徹底した選別と精製が行われています。完熟チェリーのみを手収穫した後、水槽で未熟豆や欠点豆をフロート選別し除去します。 水で3回に分けて丁寧に洗浄し、アフリカンベッド上で天日乾燥します。乾燥は降雨から守るためパラボラ式の屋根付き乾燥棚で行い、11%前後の含水率までじっくりと乾かされます。 このように統一されたプロトコルで精製されることで、ロット全体の品質と風味の一貫性が保たれています。精製後の生豆はグレインプロ袋に詰められ、風味を損なわない状態で輸出されています。 豆自体は大粒で厚みがあり、精製の丁寧さも相まって欠点の少ないクリーンな仕上がりが特徴です。 ■生産国について コロンビアは世界第3位のコーヒー生産国であり、主にアラビカ種のみを栽培しています。その味わいは「マイルドでバランスが良い」と評価され、世界中で「コロンビアマイルド」という呼称が定着しました。年間1,200万袋前後を生産し、コーヒーは同国の最重要輸出品の一つであり続けています。 18世紀、イエズス会の宣教師によって初めてコーヒーが持ち込まれ、19世紀には国内全土に広がりました。20世紀初頭には輸出量が飛躍的に拡大し、農村経済の中心産業として定着しました。1927年に設立された「全国コーヒー生産者連盟(FNC)」は、約50万世帯の小規模農家を組織し、研究開発や品質保証、価格安定策を担ってきました。特に1960年代から展開された「Juan Valdez(フアン・バルデス)」キャンペーンは、国際市場におけるコロンビアコーヒーのブランド価値を飛躍的に高め、今なお象徴的な存在です。 コロンビアのコーヒー文化は農業を超え、社会・文化的資産としても根付いています。中部のカルデス、キンディオ、リサルダを中心とする「コーヒー文化的景観」はユネスコ世界遺産に登録され、観光や教育資源としても活用されています。コーヒー産業は国内で70万人以上の雇用を支え、農村に暮らす多くの人々にとって生活の基盤となっています。 一方で、現代のコロンビアは気候変動や価格変動に直面しています。降雨パターンの変化や病害虫の拡大は収穫量や品質に影響を与え、生産者に不安定さをもたらしています。こうした課題に対し、FNCは耐病性品種「カスティージョ」の普及や技術支援を進める一方、標高の高いエリアへの栽培移行や環境負荷を抑える農法も模索されています。 また、近年は輸出業者の役割も重要性を増しています。たとえばBanexport社は、ウイラやカウカをはじめとする主要産地で小規模農家を支援し、収穫後処理の統一プロトコルやカッピングによる品質フィードバックを提供しています。農家はこの協働によって安定した品質を確保でき、国際市場での販路拡大が可能となりました。Banexportはさらに、ロジスティクスやトレーサビリティ管理を徹底し、サステナブルな取引を実現しており、コロンビアのスペシャルティコーヒー輸出を支える柱となっています。 このようにコロンビアのコーヒーは、国家的規模の組織(FNC)と、Banexportのような革新的輸出業者が二本柱となり、小規模農家の営みを国際市場につなげています。コーヒーは経済資源であると同時に文化的アイデンティティでもあり、未来を見据えた持続可能な取り組みが日々進められているのです。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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ブラジル ミナスジェライス カケンジ イエローカツアイ パルプドナチュラル 中深煎り 200g Brazil Minas Gerais Kaquend Yellowcatuai pulpd natural
¥1,728
自家焙煎 スペシャルティコーヒー コーヒー豆 【ブラジル ミナスジェライス カケンジ イエローカツアイ パルプドナチュラル】 ナッツ感のあるほろ苦いフレーバーとミルクチョコのような甘み。 酸味は少なく、深煎りの中では、軽めな飲み口。 焙煎度:中深煎り 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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インドネシア アチェ アルールバダ ティムティム・アテン スマトラ 深煎り 200g Indonesia Aceh Alur Badak Timtim,Ateng Sumatora
¥1,988
インドネシア アチェ アルールバダ ティムティム、アテン スマトラ式 深煎り INDONESIA ACEH ALUR BADAK TIMTIM, ATENG SUMATRA ~しっかりとしたコク、重厚な味わい~ ベルベットのようななめらかな口当たりと 複雑でぶ厚い、しっかりとしたコク。 エキゾチックな余韻。 ■FLAVOR DARKCHOCOLATE,VELVETMOUTHFEEL,RICHBODY,EARTHY ROASTLEVEL(焙煎度)★★★★★ FALAVOR(個性)★★★ BODY(コク)★★★★★ SWEETNESS(甘さ)★★ AROMA(香り)★ ACIDITY(酸質)★5相当 AFTERTASTE(余韻)★ ■.農園主 イブラヒム氏他、約400戸の零細農家 ■標高 1,500〜1,600m ■産地、農園について インドネシア北部スマトラ島のアチェ特別自治州、タケンゴン周辺のアルール・バダ地区で生産されています。アチェ州内でも最も標高が高い約1,500〜1,600mに位置する肥沃な高地で、1戸あたり1〜2ヘクタール規模の小規模農家およそ400世帯によって栽培・収穫されています。 この狭いエリア独自の地形・土壌と気候が生み出す「マイクロクライメイト(局所気候)」によって、他のスマトラ島産地にはないエキゾチックで複雑な風味が育まれています。 実際、アチェ産マンデリンは品質の高さとフレーバーの複雑さから世界中のスペシャルティコーヒー愛好家たちの注目を集めています。 アルールバダのコーヒーの木は平均樹齢10年前後と若々しく活力があり、そのおかげでカッピング(品質評価)の際にも感じ取れるほど豊かなフレーバーを実現しています。 収穫されたチェリーは信頼のおける現地のコレクター(集荷業者)に渡され、アルールバダ産の豆が他地域の豆と混ざって風味が損なわれることのないよう細心の注意を払って精選工場へ運ばれます。 こうしてテロワールの個性を守ったまま精製されたアルールバダのロットは、血橙や赤リンゴを思わせる爽やかなフルーティーさと、ハーブやシナモンを連想させる心地よい大地の香り(いわゆる“アーシー”さ)を併せ持ち、滑らかな口当たりと明るい余韻が特徴の素晴らしい仕上がりとなっています。 ■豆について 本ロットに使用されているコーヒー品種は「ティムティム(TimTim)」と「アテン(Ateng)」というアラビカ種系統です。 ティムティムは正式には“Timor Timur”の略称で、東ティモールで発見された世界初のアラビカ種とロブスタ種の自然交配種「ティモール・ハイブリッド」の一系統です。耐病性が高く、このティモール種を起源に多くの派生種(カティモールやサルチモール等)が生まれています。 一方アテンは、そのティモール・ハイブリッドとカトゥーラ種を交配して生まれたカティモール種の一つで、アチェ州テンガ(中央アチェ)地区にちなみ名付けられました。いずれも病害に強い品種で、生豆自体の風味特性は突出しないと言われますが、その分インドネシア特有の精製法やテロワールの影響がカップの個性に大きく表れています。 精製方法はスマトラ島特有の「スマトラ式精製(ウェットハル)」です。 インドネシアのとりわけスマトラ北部(アチェやリントン地域など)で広く行われる半水洗式の一種で、現地語でGiling Basah(ギリン・バサ)すなわち「湿ったまま脱殻する」という意味を持ちます。 最大の特徴は、コーヒー豆を完全乾燥させる前、水分を多く含んだ状態(含水率30〜40%程度)でパーチメント(内果皮)ごと脱殻してしまう点にあります。 収穫後、農家はその日のうちに手作業で果肉除去を行い,,粘液質の付いたまま一晩仮乾燥させますが、通常のウォッシュト式のように完全に乾かさず、まだ湿ったパーチメント付きの生豆(現地でGabahと呼ばれる状態)を集荷所へ出荷します。 その後、特別な湿式対応のハラー(脱殻機)でパーチメントを除去(これがWet Hulling)し、濡れたままの生豆(Labuと呼ばれる柔らかい状態)をさらに天日で2〜3日乾燥させ、ようやく通常の生豆(水分約12%の状態)となります。 スマトラ式ではこのように乾燥工程を二段階に分けており、特に途中の湿った状態で脱殻するプロセスが他に類を見ない独特の風味を生み出します。 ウェットハル精製によって仕上がった生豆は、青緑がかった独特の外観と、低めの酸味に対する厚みのあるボディ、複雑なスパイスやハーブ、土を思わせるアーシーな香味を持つことで知られています。 従来、この「マンデリン」と呼ばれるスマトラ北部のコーヒーは強いコクと独特の風味から深煎り向きとされ、日本の喫茶店でも長らく親しまれてきました。しかし本ロットは、前述のようにアルールバダ地区固有の高い標高と肥沃な火山性土壌がもたらす明るい果実味が加わり、従来のマンデリンのイメージを覆すようなクリーンでフルーティーな側面も併せ持っています。 また収穫後の精製・選別にも最新の注意が払われており、メダン市にある専用の工場で比重選別やスクリーン選別を行ったうえ、最終的にハンドピックで欠点豆を除去することで、雑味の少ない高品質なマイクロロットに仕上げられています。 伝統的なスマトラ式プロセスの奥深さと、この地域ならではのテロワールが融合した逸品と言えます。 ■生産国について インドネシアはブラジル、ベトナム、コロンビアに次ぐ世界第4位のコーヒー生産国です。 東南アジアの赤道直下に1万以上の島々が連なる島嶼国家で、17世紀末にオランダによってコーヒーが持ち込まれて以来、現在までコーヒー生産が続けられています。 最初に植えられたアラビカ種のコーヒーは疫病などで全滅しましたが、1699年に再導入されて以降、ジャワ島からスマトラ島やスラウェシ島など各地に広がりました。 一方で19世紀末にサビ病が流行すると、高地以外の多くの農園で耐病性のあるロブスタ種へと転作された歴史があり、その影響で現在インドネシアの総生産量の約90%はロブスタ種が占めています(主な生産地はスマトラ島南部やジャワ島など低地・平地のプランテーション)。 残り約10%のアラビカ種は、スマトラ島北部のガヨ高地(アチェ州)やリントン地区(北スマトラ州)、スラウェシ島トラジャ高地、バリ島高地など標高の高い地域で栽培されており、近年ではそうした高品質アラビカに対する国際的評価が高まっています。 インドネシア産アラビカの代表格が、スマトラ島産の「マンデリン」です。マンデリンという名前自体は元々北スマトラ州在住の民族名に由来すると言われますが、現在ではスマトラ島産のアラビカコーヒー全般のブランドとして広く浸透しています。 「マンデリン」は前述のスマトラ式精製によるハーブやスパイス、タバコや土のような独特の香味と重厚なコクが特徴で、日本でも古くから深煎りコーヒーの代名詞的存在でした。 インドネシア独自の湿潤気候(雨季)に適応したこの伝統的精製法が他国にはない個性的な風味を生み出す一方で、近年のスペシャルティコーヒーの潮流に伴いインドネシアでも各産地ごとの持ち味を活かしたクリーンでフルーティーな豆作りが進んでいます。実際、ガヨ高地のあるアチェ州は最高のテロワールを持つスペシャルティ産地の一つとして世界的に注目を集めており、生産者組合の結成や精製設備の近代化など品質向上への取り組みが盛んな地域です。 インドネシア全体で見ても、スマトラ島は国のコーヒー生産量の約70%を担う最大の産地であり、その大部分を占めるロブスタ種のみならず、豊かな火山灰土壌と高低差を活かした良質なアラビカ種の生産にも力が注がれています。 このようにインドネシアは多様な品種・精製方法・気候風土が混在するコーヒー大国であり、島ごと・地域ごとに異なる個性の豆が楽しめる点も大きな魅力と言えます。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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フレンチロースト グアテマラ フロレンシア ブルボン ウォッシュド 200g Frenchroast Guatemara Antigua Santacruz washed
¥1,836
自家焙煎 スペシャルティコーヒー コーヒー豆 グアテマラ アマティトラン フロレンシア農園 ブルボン ウォッシュド *極深煎り GUATEMALA AMATITLAN FLORENCIA BOURBON WASHED ~重厚なビター感~ 深く焙煎することで、しっかりとした苦味と重厚なコクが際立つ。 ダークチョコレートを思わせる甘苦さが口いっぱいに広がり、余韻は力強い印象。 輪郭のある甘みも残り、深煎り好きの方に心地よい飲みごたえ。 ■FLAVOR CHERRY,CARAMEL,NUTTS,ORANGE,CHOCOLATE ROASTLEVEL(焙煎度)★★★★★★ FALAVOR(個性)★★ BODY(コク)★★★★ SWEETNESS(甘さ)★★ AROMA(香り)★★ ACIDITY(酸質)★ AFTERTASTE(余韻)★★★ ■農園主 ファン・ラモン・フローレス(Juan Ramon Flores) ■標高 1,570m ■産地、農園について フロレンシア農園はグアテマラの首都グアテマラシティ東方約40km、アマティトラン地区に位置しています。この地域は高品質コーヒーの産地として知られ、近隣には活火山パカヤ火山もあり、定期的に火山灰が土壌に降り注ぐことで豊富なミネラルをもたらしています。標高1,500mを超える涼しい気候と肥沃な火山性土壌に恵まれ、鮮やかな酸味と明確なコクを持つコーヒーが育まれる環境です。 ラ・フロレンシア農園は19世紀初頭(1800年代初期)に開設されて以来、6代にわたってコーヒー栽培を続けてきた由緒ある家族経営の農園です。2008年および2009年にはグアテマラのカップ・オブ・エクセレンス品評会で2年連続入賞を果たしており、その品質の高さが国内外で評価されています。農園には約40名の従業員が働いており、彼らの多くは農園内で生まれ育った人々で、まさに農園と運命をともにする家族のような存在です 。創業当初に植えられたブルボン種の木は大切に受け継がれ、今も農園の主力品種として栽培されています。長年にわたり優良な豆を生産し続けており、「伝統と情熱が育む最高のグァテマラコーヒー」を届けることがフロレンシア農園の理想です。単に良質なコーヒー豆を提供するだけでなく、社会的責任や環境への配慮を重視するという信念のもとで運営されており、持続可能な農園経営にも力を入れています。 ■豆について フロレンシア農園では創業以来100%ブルボン種の栽培にこだわっており、熟度管理や精製にも独自の工夫を重ねています 。収穫期には完熟チェリーだけを選別して手収穫することを徹底し、高品質の豆のみを収穫しています。伝統的な水洗式精製(フリーウォッシュド)を行い、自社のウェットミルで発酵・洗浄から乾燥まで丁寧に処理することで、豆本来のクリーンで上質な風味を引き出しています。精選処理技術の向上にも努め、その成果として前述のように2008年・2009年のCoE入賞につながりました。農園では収穫に携わる労働者に対し、グアテマラ平均を上回る賃金を支払い、農園内に住居と3食の食事も提供しています。こうした待遇改善や地域貢献にも配慮することで、働き手のモチベーションを高めつつ品質向上に結びつけるという好循環を生み出しています。 中煎りから深煎りまでローストの適正幅が広く、深めに焙煎してもしっかりとした甘みとジューシーさが失われません。実際、例年に比べ「今期のフロレンシアは深煎りにも十分耐えうる」とカッピングで評価されており、極深煎りにしてもフロレンシア農園のブルボンは豊かな甘みが残り、重厚感ある味わいに仕上がります。 苦味が主体となりながらも、口当たりはまろやかで雑味が少ないのが特長です。アイスコーヒーやカフェオレとの相性も良く、夏場は氷に注いでリッチなアイスコーヒーとして楽しむのもおすすめです。 当店では、極深煎りのフレンチローストとシティローストの2種ご用意があります。 ■生産国について 中米グアテマラは世界有数のコーヒー産地であり、標高の高さと火山性土壌、マイクロクライメットの多様さを活かした多彩な風味のコーヒーを産出します。グアテマラ国内ではアンティグアやウエウエテナンゴなど有名産地を含む8つの生産エリアが公式に認定されており、今回のフロレンシア農園が所在するアマティトラン(フライハネス高原)もその一角です。 とりわけフライハネス高原地帯は、活発なパカヤ火山の恩恵で火山灰由来のミネラル豊富な土壌を持ち、年間降水量も多く昼夜の寒暖差があるため、高い芳香と明るい酸味を備えた良質なコーヒーが育ちます。グアテマラのコーヒー生産者たちは伝統的な品種ブルボンやティピカ種への造詣が深く、丁寧な水洗処理によるクリーンなコーヒー造りで知られています。 また、Cup of Excellence(COE)などの品評会を通じて品質向上に熱心な生産者が多い点もグアテマラの特徴です。フロレンシア農園のようにCOE受賞歴を持つ農園も珍しくなく、トップクラスの農園は国際オークションで高値取引されるなど、グアテマラ産コーヒーの評価は近年も高水準を維持しています。日本国内にはグアテマラ産スペシャルティコーヒーを専門に扱う輸入商社やロースターも多く存在し、本農園のブルボン種も長年にわたり安定した定番ロットとして継続的に輸入・販売されています。 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 ====================== 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせていただく場合もございます。 ======================
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カフェオレベース 加糖 Cafe au lait base 100% Specialtycoffee
¥1,512
【蒼オリジナル カフェ・オ・レ ベース】 ・牛乳や豆乳と割るだけで美味しいカフェオレが出来上がります。 (目安4~5倍希釈) ・加糖タイプ。市販のものに比べて切れ味のいいすっきりとした甘み ・スペシャルティコーヒー100%使用 原材料 国産ビートグラニュー糖 使用豆:コロンビア+ブラジル 内容量:1本 500ml 宅配送料別 商品発送の準備ができ次第発送致します。 お届け日目安より到着日が前後する場合がございます。 ================================= 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせて いただく場合もございます。 ==================================
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カフェオレベース 加糖 12本セット Cafe au lait base 100% specialtycoffee 12bottle
¥18,144
~ご自宅でのカフェオレをお気軽に~ 【蒼オリジナル カフェ・オ・レ ベース】 ・牛乳や豆乳と割るだけで美味しいカフェオレが出来上がります。 (目安4~5倍希釈) ・加糖タイプ。市販のものに比べて切れ味のいいすっきりとした甘み ・スペシャルティコーヒー100%使用 原材料 国産ビートグラニュー糖 使用豆:コロンビア+ブラジル 内容量:12本 1本あたり500ml 賞味期限:発送より3か月以上 他の商品を同梱することはできません。 他商品もご購入される場合、こちらの商品とは別注文でお願いします。 商品発送の準備ができ次第発送致します。 お届け日目安より到着日が前後する場合がございます。 ================================= 7000円以上で送料無料 ●沖縄、離島は対象外。 ●送付先が2か所以上の場合、1か所につき7000円以上で送料無料。 ※ご注文時は、送料無料で決済されます。 送料無料対象外の場合、ご注文後に送料分を訂正してご請求となります。 決済方法によっては、金額訂正ができず、ご注文をキャンセルとさせて いただく場合もございます。 ==================================