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ブラジル カナストラ カサ・ブラス農園 ゲイシャ ナチュラル COE2024 #7 浅煎り 200g

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ブラジル カナストラ カサ・ブラス農園 ゲイシャ ナチュラル COE2024 #7
BRAZIL CANASTRA CASA BRÁS GEISHA NATURAL COE 2024 NATURAL #7 88.61

~芳醇なジャスミンの香りと南国フルーツのジューシー感~


2024年COEナチュラル部門7位88.61点。
フローラルから柑橘、熟果へと層を成す風味。
繊細でジューシー、蜜の甘さと紅茶の余韻が長い。


■農園主
ペドロ・ブラス (Pedro Brás)
■標高
1350

■.産地、農園について
ブラジル・ミナスジェライス州中央西部、セラ・ダ・カナストラ山脈を望むカナストラ地域は、名産のカナストラチーズで知られる一方、近年は優良なコーヒーの新興産地として注目を集めています。標高・気候・土壌の条件がそろったこの高原地帯には家族経営の生産者が多く、カサ・ブラス農園のペドロ・ブラス氏もその一人。コーヒーの木々の下で育った三代目の生産者で、幼い頃から土地と作物への愛情を育み、家業の伝統に外部で得た知見や革新的な発想を重ねて、地域の栽培を前へ押し進めています。

ペドロ氏は収穫後の処理にも強い情熱を注ぎ、満月の夜にでも乾燥の具合を見に行くほど。こうした姿勢が信頼の輪を広げ、周辺の生産者と協働する品質向上プロジェクトへ発展しました。その積み重ねの結果、高標高の限られた区画で丁寧に栽培・収穫されたカナストラのコーヒーは、希少な宝石のように扱われ、市場でも高い評価を得るまでになっています。

現在、ブラス家はミナスジェライス州のピウミー市とバルジェン・ボニータ市にまたがって合計134ヘクタールのコーヒー農地を管理。中核となるカサ・ブラス(自宅農園)に加え、バイシャダォン、シティオ・サンペドロの小区画を合わせた計16ヘクタールでは、イエローカツアイ/レッドカツアイ、ラウリーナ、ゲイシャ、パカマラ、SL28など多彩な品種を栽培し、アフリカンベッド(日陰乾燥棚)を用いて精製しています。別区画のカンポ・アレグレ農園(120ヘクタール)には天日乾燥パティオや機械乾燥機を備え、ルビ、カツアイ、ムンドノーボなどを効率よく処理。いずれの農園も環境配慮と最新の精製技術を取り入れた運営が評価され、地域の模範的存在となっています。なおペドロ氏は2022年のCOEブラジルでもゲイシャのロットで**第5位(90.41点)**に入賞するなど、継続して優れた成果を挙げています。

■豆について
カサ・ブラス農園の出品ロット「ゲイシャ・ナチュラル」は、限られた区画に植えられたゲイシャから採れた、初収穫の小規模ロットです。肥沃な沖積由来の粘土質土壌で育った完熟チェリーだけを選別して収穫し、その日のうちに農園内のアフリカンベッドへ搬送して乾燥を開始。途中からは温湿度を管理できる乾燥室に移し替え、狙った水分値に達するまで丁寧にコントロール。こうして収穫直後から一貫して管理されたナチュラル処理により、過度な発酵やカビ由来の雑味を避けつつ、ゲイシャならではの繊細な香味を損なわずに引き出しています。水や発酵槽を用いない伝統的な乾燥式でありながら、乾燥速度や通気をきめ細かく調整することで、果肉由来の甘さとクリーンな後味の両立を実現しています。

このロットは「ゲイシャ・エキゾチック ― ブラス家リザーブ」として扱われる特別な限定品で、生産量の少なさから希少性も高い“一期一会”の一杯です。乾燥の過程でもこまめにカッピングを重ね、ペドロ氏はポテンシャルを最大限に引き出す微調整を続けました。その結果、カップではゲイシャ特有の華やかなフローラルと、ナチュラル由来の豊かな果実の甘みが見事に調和。立ち上がりは滑らかなアロマと力強いジャスミン、口中では白ワインを思わせる繊細で明るい酸に続き、ベリー、マンゴー、パパイヤ、タンジェリンを連想させる果実味が次々に広がります。さらに蜂蜜やバニラ、アーモンドの柔らかな甘さが重なり、温度が下がるにつれて紅茶やシナモンのニュアンスが顔を出す複雑さも。最後はクレメンタインの爽やかな余韻が長く続き、品種とプロセスが織りなす甘美な後口が印象的です。ブラジル産とは思えないほどエキゾチックでありながら、雑味なく澄んだまとめ上がりが高く評価されています。

■生産国について
ブラジルは世界最大のコーヒー生産国として知られ、かつては“量の国”という印象が先行してきましたが、実際には早い段階からスペシャルティ品質の向上に取り組んできた先進的な生産国でもあります。現在の内訳は概ねアラビカ種が約7割、ロブスタ(カネフォラ)種が約3割。主産地はミナスジェライス、サンパウロ、バイアなど南東部に広く分布しています。地形が比較的なだらかな地域では大型機械による効率的な収穫が発達する一方、急峻な斜面や小規模区画では丁寧な手摘みも根強く行われており、土地条件に合わせた多様な収穫スタイルが共存しています。精製では伝統的にナチュラル(乾式)が主流で、広いパティオでチェリーのまま乾燥後に脱殻する工程が一般的です。水使用量が少なく環境負荷を抑えられるうえ、果肉由来の甘みやコクが豆に移りやすいのが利点です。近年は発酵管理を伴うウォッシュトやパルプドナチュラルの導入も広がり、機械収穫の現場でも品質を押し上げる工夫が積み重ねられています。もはや「大量生産=低品質」という単純な図式は当てはまらず、むしろスペシャルティ生産者が品質改革を牽引しています。

この潮流を決定づけた転換点が、1991年のブラジル・スペシャルティコーヒー協会(BSCA)設立です。栽培から精製、流通まで品質基準と技術を普及させ、ブラジル産の評価を国際市場で高めてきました。その取り組みの象徴が1999年に始まったカップ・オブ・エクセレンス(COE)。第1回「Best of Brazil」はミナスジェライス州ラヴラスで実施され、上位10ロットにCOE認証が授与。さらに同年12月には世界初のオンライン・オークションが開かれ、高品質ロットに見合う適正な価格形成を実現しました。以降、COEは他国へも波及し、ブラジル大会は毎年開催。最高位ロットが世界記録級の価格で落札される年もあります。2024年は90点超(プレジデンシャル)のロットが13点に達するなど、全体のレベルは着実に上昇。審査員からも「新品種や精製法の研鑽によって、より高品質なコーヒーが次々と生まれている」との評価が寄せられています。ブラジルは生産量だけでなく消費量でも米国に次ぐ世界2位の大市場を抱え、国内需要の厚みが品質志向を後押ししている点も特筆されます。従来はナッツやチョコレートを思わせる“スムースで酸が穏やか”な風味が代表的でしたが、近年はゲイシャのような希少品種や先端的な発酵プロセスを用いたロットも台頭。多彩で洗練された味づくりで、世界のトップレンジと肩を並べる存在へと進化しています。量と質の両輪で産業を牽引する――それが現在のブラジル・コーヒーの姿です。

FLAVOR
JASMINE, ORANGE BLOSSOM, TROPICAL FRUIT, HONEY, BLACK TEA, STRUCTURE

ROASTLEVEL(焙煎度)★★
FALAVOR(個性)★★★★★
BODY(コク)★★★
SWEETNESS(甘さ)★★★★★
AROMA(香り)★★★★
ACIDITY(酸質)★★★★
AFTERTASTE(余韻)★★★★★



【COEとは?】
こちらをご参照ください→https://sohcoffee.thebase.in/p/00013



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