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コスタリカ タラス モンテ コペイ エル アルト カツーラ レッドハニー 中浅煎り  COSTA RICA TARRAZ MONTECOPEY EL ALTO CATURRA RED HONEY

¥2,330 税込

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【SELECTED AT ORIGIN BY SOH】
COSTA RICA TARRAZ MONTE COPEY EL ALTO CATURRA RED HONEY
コスタリカ タラス モンテ コペイ エル アルト カツーラ レッドハニー

アプリコットや赤ぶどう、オレンジを思わせる果実味に、
キャラメルのような甘みが重なります。
ふくよかでやわらかな質感と、
やさしく続く余韻が後味に丸みを加えます。

FLAVOR
Apricot, Orange, Red Grape, Caramel, Molasses

焙煎度:中浅煎り

「SELECTED AT ORIGIN(蒼じるし)」は、
倉橋が実際に中米などのコーヒー生産地を訪れ農園主との対話やカッピングを通じて
**“その場で選んできたロット”**だけに付けられる特別シリーズです。


■地名、ミル
TARRAZ MONTE COPEY
■農園、農協名
EL ALTO
■品種
CATURRA
■精製方法
REDHONEY
■農園主
Enrique Navarro Jr.(エンリケ・ナバロ・ジュニア)
■標高
1900m

■産地、農園について
モンテ・コペイは、コスタリカ・タラス地域ドタ渓谷に位置する家族経営のマイクロミルです。
ナバロ家が代々手がけてきたこのミルは、2014年のCup of Excellenceで1位・2位・4位・5位と複数ロットが上位に入賞。
さらに、同年のバリスタ世界選手権(WBC)では、日本代表・井崎英典氏がこのミルの豆を使用し、世界チャンピオンに輝いたことで、一躍国際的な注目を集めました。

しかしその後、モンテ・コペイはしばらくCOEへの出品を控えてきました。
理由のひとつは、近年のCOEでゲイシャなどの外来品種が評価の中心となりつつある中、
彼らが重視しているのは、カツーラやカツアイといった、コスタリカの土壌に根ざした在来品種での表現力。
それで勝負したいという信念があったからです。

その信念を貫きながらも、品質向上への努力は止まっていません。
近年では、畑の化学肥料使用をゼロに切り替えるという大きな挑戦にも取り組みました。
土づくりを一から見直すその過程は、決して平坦ではなかったそうです。
それでも「ようやく、納得できる味わいになってきた」と、エンリケ・ナバロJr.は語っていました。
そして2025年、久しぶりにCOEへ再挑戦する予定だと、静かに決意を口にしていました。
これは2025年3月に現地に訪れたときにエンリケから直接聞いた話です。

モンテ・コペイを訪れたときの光景は、今でも鮮明に思い出せます。
斜面に沿って建てられた施設の下を清らかな川が流れ、谷を吹き抜ける風が穏やかに空気を運んでいました。
木々が揺れ、光と影が静かに交差するその場所には、日常とは異なる、特別な空気が漂っていました。
何かが過剰に演出されているわけではなく、ただそこにあるものすべてが調和しているように感じられたのです。
「この土地だからこそ、この味が生まれるのだ」と、静かに腑に落ちるような時間でした。

■豆についての詳細
エル・アルト農園は、コスタリカ・タラス地域の標高1,900mに位置する急斜面の区画です。
「El Alto(=高地)」という名の通り、タラスの山々と谷を見渡すその土地には、強い日差しと冷涼な風が入り混じり、昼夜の寒暖差と火山性の土壌に恵まれた、スペシャルティコーヒーに最適な環境が広がっています。

この農園名は、ナバロ家が1990年代に始めた食料品店「El Alto」に由来します。
その店の成功が農地取得のきっかけとなり、やがて「農園の名」として引き継がれました。
つまりこの名前には、単なる地形だけでなく、家族の歩みと想いも込められています。

今回のロットは、カトゥーラ種・レッドハニー製法・2024年収穫。
アプリコットや赤ぶどう、オレンジを思わせる果実味と、キャラメルのようなやさしい甘みが調和し、なめらかでふくよかな質感が口の中に広がります。
そのあとに訪れるのは、甘みの名残がじんわりと残る、穏やかで長い余韻です。

農園の静けさや、風と光のやさしい移ろいのようなものが、
この一杯の中にも確かに感じられる――
そんな味わいに仕上がっています。

■生産国について
中米に位置するコスタリカは、人口約500万人、自然と教育を重んじる小国です。
軍隊を持たず、国の予算を医療と教育に投じてきた歴史があり、その教育水準と環境意識は中南米の中でも特筆されます。

この国で生まれるコーヒーには、そうした社会的背景が深く反映されています。
多くの生産者が農業の枠を超えて「研究者」や「表現者」として土壌、気候、品種、発酵、乾燥といった要素に向き合いながら、理想の風味を追い求めています。

コスタリカを象徴する制度のひとつが「マイクロミル文化」です。
農園単位で精製まで行うことで、それぞれの土地の個性を生かしたロットが生まれやすくなり、国内には発酵技術や乾燥工程の研究に力を入れる生産者が数多く存在しています。

こうした土壌のもと、近年のCup of Excellence(COE)では、ゲイシャ種やSL28などの外来品種が上位入賞する傾向が強まっています。
これはCOEの審査がブラインド・カッピング形式で行われ、第一印象の明快さ(香り・酸・フローラルさ)などが際立つ品種が有利になりやすいためです。
加えて、コスタリカの高度な精製技術と組み合わさることで、ゲイシャの持つポテンシャルが最大限に引き出されているのも事実です。

一方で、こうした流れに対し、あえてカツーラやカツアイといった伝統的な在来品種の可能性を信じて挑み続ける生産者もいます。2025年の中米訪問でそれに私は気づかされました。
市場評価や流行に左右されず、「この土地だからこそ表現できる味わい」に向き合うその姿勢には、静かな強さがあります。

コスタリカのコーヒーを飲むということは、自然の恵みだけでなく、土地を愛し、学び、育て続ける人々の探求と誇りに触れることでもあるのです。


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