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エルサルバドル COE2024 EPTL. #9 チャラテナンゴ エル マナンティアル パカマラ ウォッシュド アナエロビック 中煎り El SALVADOR COE Chalatenango El Manantial Pacamara Washed/Anaerobic | SpecialtyCoffee蒼~soh~
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【エルサルバドル COE チャラテナンゴ エル マナンティアル パカマラ ウォッシュド アナエロビック】
El SALVADOR COE Chalatenango El Manantial Pacamara Washed/Anaerobic
2024年COEエルサルバドル(Experimental部門)第9位入賞ロット。
甘いラム酒やバナナのような香りに、ライチや赤りんごの果実感。
発酵由来の深みとパカマラらしい調和が光る一杯です。
[FLAVOR]
RedApple,Lychee,SweetRum,Banana,Vanilla
焙煎度:中浅煎り
■国名
El SALVADOR COE
■地名
Chalatenango
■農園、農協名
El Manantial
■農園主
Noe Aquiles Chacón(ノエ・アキレス・チャコン)
■標高
1900m
■品種
Pacamara
■精製方法
Washed/Anaerobic
■COE
2024 Experimental(エクスペリメンタル 実験的部門)
9位 88.07点
■産地、農園について
エルサルバドル北西部、スペシャルティコーヒー産地として注目されるAlotepec-Metapán地域は標高1900メートル付近の高地にあり、豊かな土壌と寒暖差に恵まれた環境でコーヒーが育まれています。その地域にあるチャラテナンゴ県の山間部Tejutla(テフトゥラ)にE lManantial(エル・マナンティアル)農園があり、生産者 Noe Aquiles Chacón Murcia 氏によって運営されています。
El Manantialは大規模な農園ではなく、小規模かつ自立の途上にある新しい農園です。
Noe氏はかつて他の農園で働きながら、コーヒーの栽培や精製技術を学び続けてきました。
そんな彼の独立を後押ししたのが、チャラテナンゴ地域の著名な生産者であり雇用主でもあったAlfonso Pineda氏です。Pineda氏は、El Izotal農園などで高品質なマイクロロットを手がけ、ナチュラルやアナエロビックといった精製手法にも早くから取り組んできた人物であり、Noe氏にとっては師匠でもあります。
Pineda氏から一部の土地を借りるかたちで、Noe氏は自身の農園を開きました。
農園では、彼が育てたいと願っていたパカマラ種を中心に、少量のゲイシャ種も導入されています。いずれも標高の高さや気候に適した品種であり、今後の展開が期待されています。
農園で採用されている精製方法の一例が、今回のロットでも用いられた「Lavado / Anaeróbico(ウォッシュド/嫌気性発酵)」です。
これは果肉除去後の発酵工程を酸素を遮断した状態で行うもので、クリーンな口当たりに加え、果実感や奥行きのある風味が表現されやすい手法として注目されています。
Noe氏は2023年に初めてCup of Excellenceへエントリーしましたが、その年は惜しくも最終選考に進めませんでした。翌年の2024年、精度を高めたロットで再挑戦し、エクスペリメンタル部門にて第9位に入賞。これは農園にとって初の快挙であり、本人にとっても大きな転機となりました。
El Manantial農園は、歴史や規模では語れない、これからを担う生産者の努力と意志が込められた現場です。日々の積み重ねと小さな一歩が、そのままコーヒーの品質に直結している。
そんな農園だからこそ、飲み手にとっても自然に寄り添うような一杯が生まれるのかもしれません。
■豆について
このロットは、エル・マナンティアル農園が2024年のCup of Excellenceエルサルバドルに出品したもので、Experimental部門で第9位に入賞しました。
品種はエルサルバドルを代表するパカマラ(Pacamara)。精製には「Washed / Anaerobic(ウォッシュド/嫌気性発酵)」が採用され、クリーンさと奥行きのある風味が共存する複雑な味わいに仕上がっています。
カップからは、レッドワインやスイートラムのような香りが立ち上がり、ライチやレッドアップルといった果実の明るさが印象的です。さらに、バナナやバニラ、ヘーゼルナッツを思わせる甘さが全体をやわらかく包み込みます。甘さの質ははっきりと感じられますが、突出せず全体に自然に溶け込んでいます。
嫌気性発酵特有の風味も感じられますが、クセとしてではなく、味の「深み」として丁寧に表現しようと焙煎も心がけました。
派手な個性を前面に出すのではなく、全体のバランスの中でその特徴を活かして美味しく優しく口に運べる一杯を目指しました。
冷めてくると、ライチや赤りんごのような果実感がより明確になり、フルーティな印象が引き立ちます。全体としては、パカマラらしい丸みと調和が感じられる仕上がりです。
このロットは、精製による華やかさに頼るのではなく、それを焙煎で落ち着いた複雑さへと昇華させた一杯。
パカマラという品種の懐の深さを、改めて感じさせてくれるような味わいです。
■生産国について
中米に位置するエルサルバドルは、面積こそ小さいながら、長い歴史を持つコーヒー生産国のひとつです。19世紀後半から本格的な栽培が始まり、20世紀には同国の主要輸出品として経済を支える存在となりました。近年では大量生産から高品質志向へと舵を切り、スペシャルティコーヒーの生産地として世界から注目を集めています。
国内には複数のコーヒー栽培地域がありますが、とくに高い評価を受けているのが北部に広がるチャラテナンゴ県。標高が高く、火山性土壌と昼夜の寒暖差に恵まれたこのエリアは、果実感や明るい酸を持つ風味豊かなロットの産地として知られています。Cup of Excellenceにおいても、この地域から数多くの入賞ロットが生まれています。
エルサルバドルのコーヒーを語る上で欠かせないのが、「パカマラ(Pacamara)」という品種の存在です。これは、同国原産の「パカス(Pacas)」と、ブラジル由来の「マラゴジッペ(Maragogipe)」を交配して1958年に生まれた品種で、エルサルバドルの国立コーヒー研究所が開発しました。大粒で存在感のある見た目と、華やかさ・甘さ・複雑さを兼ね備えた風味特性から、現在ではエルサルバドルを代表する品種として国内外の生産者に広く支持されています。
特に標高の高い地域で育ったパカマラは、ジャスミンや柑橘、トロピカルフルーツ、スパイスといった多層的な香味を持ち、Cup of Excellenceでも上位常連となることが多い品種です。また、ナチュラルやアナエロビックといった精製方法との相性も良く、品種の持つ柔軟性と順応性の高さは、ロースターやバリスタにも魅力的な素材として映っています。
エルサルバドルでは、パカマラのような高付加価値品種を活かしながら、小規模農家が品質と個性を追求するマイクロロットづくりに力を入れています。単なるトレーサビリティではなく、「この場所、この人だからできる味わい」が重視される流れの中で、同国の生産者たちは少しずつ確かな存在感を築いてきました。
戦争や病害(さび病)の影響で一時は低迷したエルサルバドルのコーヒー産業ですが、いま再び、世界市場で評価される産地へと回帰しつつあります。栽培技術と品種開発、発酵・精製の実験的アプローチ、そしてそれらを支える生産者の情熱。それらすべてが結びついたコーヒーは、エルサルバドルという国の今とこれからを語る味でもあります。
【COEとは?】
こちらをご参照ください→https://sohcoffee.thebase.in/p/00013
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