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ブルンジ カヤンザ ブジラCWS ブルボン アナエロビック サンドライ
BURUNDI KAYANZA BUZIRA CWS BOURBON ANAEROBIC NATURAL
~深みのと奥行きのある味わい~
オレンジと白ぶどうの酸、ハイカカオの奥行きある甘さ。
メロンのようにとろりとした口当たり。
FLAVOR
ORANGE, WHITE GRAPE, HONEY, DARK CACAO, MELON, FLORAL, BLACK TEA, CLEAN, JUICY, CREAMY, SILKY, SPICE
ROASTLEVEL(焙煎度)★★★
FALAVOR(個性)★★★★
BODY(コク)★★★
SWEETNESS(甘さ)★★★
5.AROMA(香り)★★★
ACIDITY(酸質)★★★
AFTERTASTE(余韻)★★★
■農園主
ブジラグヒンドゥワ ウォッシングステーション (BUZIRAGUHINDWA)
■標高
約1,900–2,050m
■産地、農園について(
ブジラCWSは、ブルンジ北部カヤンザ県の丘陵地帯にある集荷・精製の中核拠点です。周辺の小規模生産者が持ち込む完熟チェリーを受け入れ、浮力選別や手選別で未熟果を徹底的に除去してから工程に進めます。生産者の平均的な区画は非常に小さく、バナナや豆類などの自給作物と並行してコーヒーを育てるのが一般的です。そのため、個々の農家だけでは安定した品質管理が難しく、CWSが熟度管理・発酵・乾燥・保管までを担う仕組みは、地域の品質基盤そのものと言えます。
ブジラでは生産者向けの収穫ガイド(完熟赤色の徹底)や持ち込み時の品質基準を明確化し、受け入れ後はフローテーションとハンドピックで欠点果を除去。工程全体に「清潔さ」と「温度/時間の制御」を徹底します。乾燥は高床式アフリカンベッドで行い、初期は薄層に保ちながら頻繁に攪拌して表面水分を素早く抜き、以後は層の厚みと風通しを調整して内部水分の移行を均一化。強い直射は遮りつつも微風を通す被覆を使い、割れや過乾燥、過発酵の兆候を回避します。乾季の晴天を活かす一方、局地的な雨や霧の際はカバーリングと攪拌頻度で乾燥カーブを微調整。カッピングはロットごとに日次で行い、酸質の透明度、芯の甘さ、余韻の濁りの有無を指標化します。
テロワール面では、標高およそ1900〜2000mの冷涼な高地が舞台です。昼夜の寒暖差が大きく、チェリーの成熟はゆっくり進むため、細胞密度が高く、糖度がのりやすいのが特徴です。土壌は火山性を含む肥沃な赤土が主体で、有機物の回転が比較的活発。雨季には十分な降水があり、乾季には湿度が下がるため、収穫期の選別と乾燥管理が機能すれば、明るい酸と澄んだ甘みの両立が期待できます。近隣の森林由来の湧水や山系の清水も品質に寄与しており、発酵後の洗浄や機材の衛生管理に清潔な水資源が活用されることで、ナチュラル系や嫌気系の処理でも“濁らない”風味設計が可能になります。こうした地勢・気候・運用の積み重ねが、ブジラの「明度の高い果実感」と「クリーンな余韻」を土台から支えています。
■豆について
本ロットは「ANAEROBIC NATURAL SUN-DRIED」。完熟チェリーを受け入れ後、比重・視覚選別を経て密閉容器へ投入し、酸素の介入を抑えた状態で発酵を進めます。嫌気環境では乳酸菌や一部酵母が優勢になり、果肉由来の糖を代謝して乳酸・エタノール・各種エステルを生成。ここで重要なのは“やり過ぎない”ことです。温度が上がりすぎたり時間が長ければ、ソルベント/ピクルス様のニュアンスが出やすい一方、短すぎれば果実の立体感が出ません。ブジラではタンク温度や嗅覚指標(青臭さの消失、甘香の立ち上がり)を手掛かりに最適域を狙い、タンクアウト後はパーチメントや果肉残渣の状態を確認して乾燥へ移行します。
乾燥初期は薄層・高頻度攪拌で微生物活性を抑えつつ外側を締め、その後は層の厚みと日照/通風のバランスを変えて内部水分を均し、仕上げは含水率・水分活性を狭いレンジに収めて休息(コンディショニング)。この一連の設計によって“過発酵の匂い”を避けながら、嫌気発酵特有の円い酸とクリーミーな質感、明るいフルーツアロマを定着させます。官能的には、オレンジ〜マンダリンのジューシーな酸、白ぶどうやマスカットの香り立ち、蜂蜜やブラウンシュガーの柔らかな甘さが中心軸。背景にほんのりと紅茶様のタンニンとスパイスが重なり、冷めてもカップの透明度が維持されます。ハイカカオチョコレートを思わせるビターを伴う奥行きのある甘さが層を作り、メロンを思わせるとろっとした舌触り(粘性のある質感)は、発酵・乾燥で保たれたペクチンや多糖由来の口当たりが寄与していると考えられます。
■生産国について
ブルンジのコーヒーは小規模農家の生計と国家輸出の双方を支える基盤産業です。丘陵が重なり合う国土は高標高で冷涼、火山性赤土と十分な降雨に恵まれ、アラビカ(主にブルボン系)栽培に適しています。一方で一戸あたりの耕地は小さく、チェリーの集荷・精製・乾燥を担うウォッシングステーション(CWS)が品質形成の心臓部となります。収穫は主に雨季後の乾季に向けて進み、完熟果のみの選果・速やかな搬入・清潔な水での処理・高床乾燥という一連の“定石”が、クリーンで明度の高いカップを生みます。
近年は民間主導のCWSが増え、精製の多様化(ダブル発酵、嫌気発酵、ハニー、ナチュラル)、乾燥設備の整備(シェード付きベッド、厚み管理)が進みました。こうした取り組みは、価格の付加価値化と地域内の雇用機会の創出にもつながっています。課題としては、物流・電力・インフラの脆弱性、気候変動による成熟タイミングの変動、害虫や欠点の管理などが挙げられますが、CWSの運用改善(記録・衛生・温度管理)と生産者教育(収穫熟度・畑の衛生・剪定)が合わさることで、欠点の発現率は着実に低減。輸出業者やロースターとの長期的パートナーシップ、プレミアムの還元、ロットトレーサビリティの徹底は、国全体の品質認知を高めるうえで不可欠です。
カヤンザのような北部高地は、精製の設計と乾燥気候の相性が良く、ウォッシュド系のクリーンさに加え、ハニー/ナチュラルや嫌気系でも“濁りの少ない果実味”を表現しやすい土台があります。こうした地理的優位に運用面の洗練が重なることで、ブルンジは“高解像度の酸・甘み・余韻”を備えた産地として国際的評価を高めてきました。今後は、気候適応型のアグロフォレストリーや水使用量の最適化、地域インフラの強化が、さらなる品質安定の鍵になるでしょう。
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