ホンジュラス サンタ・バルバラ ジェネシス パライネマ ナチュラル 浅煎り HONDURAS GENESIS NATURAL
¥1,271
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【SELECTED AT ORIGIN BY SOH】
ホンジュラス サンタ・バルバラ ジェネシス パライネマ ナチュラル
HONDURAS SANTA BÁRBARA GENESIS PARAINEMA NATURAL
~熟した果実の甘み~
ストロベリーやプラム、赤葡萄を思わせる熟した果実の風味が、
口いっぱいにジューシーに広がります。
ナチュラルらしい豊かな果実感の中にも、
パライネマらしい明るい酸質があり、
重たくなりすぎないバランス。
温度が下がるにつれて
ブラウンシュガーや果実の蜜のような甘さが増し、
やわらかく長い余韻へとつながります。
果実味の豊かさとクリーンさをあわせ持った、
表情豊かなコーヒーです。
■FLAVORコメント
STRAWBERRY,PLUM,GRAPE,BROWNSUGAR,JUICY
ROASTLEVEL(焙煎度)★★
FALAVOR(個性)★★★★
BODY(コク)★★★
SWEETNESS(甘さ)★★★★
AROMA(香り)★★★★
ACIDITY(酸質)★★★★
AFTERTASTE(余韻)★★★★
「SELECTED AT ORIGIN(蒼じるし)」は、
倉橋が実際に中米などのコーヒー生産地を訪れ農園主との対話やカッピングを通じて
**“その場で選んできたロット”**だけに付けられる特別シリーズです。
■農園主
LESBIA MARINA SABILLÓN FERNÁNDEZ (レスビア・マリナ・サビヨン・フェルナンデス)
■標高 1,500m
■産地、農園について
ジェネシス農園は、ホンジュラス北西部、サンタ・バルバラ県サンタ・バルバラ市のLAPEÑA村に位置する、約4.2ヘクタールの小さな農園です。
標高は約1,500m。現在約1.4ヘクタールが生産区画、約1.4ヘクタールが育成中の区画として管理されています。農園にはGEISHAが67%、PARAINEMAが33%植えられており、今回蒼が選んだのは、そのPARAINEMAをNATURALで仕上げたロットです。
農園主はLESBIA MARINA SABILLÓN FERNÁNDEZ氏。LESBIAさんはコーヒー生産者の家庭に生まれた、二代目のコーヒー生産者です。父親もサンタ・バルバラでコーヒーを生産しており、子どもの頃から家の仕事をしながら、できる範囲で農園の仕事も手伝って育ちました。
2003年に、同じくコーヒー生産に携わる男性と結婚。その後2010年に夫婦で土地を取得し、コーヒーの苗を購入して植栽を始めました。2016年頃からは、スペシャルティコーヒーの生産に本格的に取り組んでいます。
LESBIAさんがスペシャルティコーヒーをつくる理由のひとつは、高品質なコーヒーをつくるための努力が品質として評価され、それに見合った価格で販売できることです。
一方で、病害への対応や、特に収穫期の人手不足は現在も大きな課題です。小さな農園で品質を高めながら生産を続けることは、決して簡単ではありません。
そして、この農園の名前である**「GENESIS」**は、LESBIAさんの娘さんの名前から付けられています。
農園の名前の向こうには、そこで暮らす家族の日常があります。
家族とともに歩みながら、LESBIAさんがつくり続けているコーヒーです。
■豆についての詳細
今回使用しているPARAINEMAは、ホンジュラスで生まれた比較的新しいコーヒー品種です。
ホンジュラス国立コーヒー研究所IHCAFEによって、SARCHIMOR系統のT5296から選抜され、2004年にリリースされました。T5296はTIMOR HYBRIDとVILLA SARCHÍを背景に持つ系統で、病害への対応を目的とした育種の流れから生まれています。
PARAINEMAはコンパクトな樹形と比較的大きな豆を持ち、コーヒーさび病や一部の線虫への抵抗性を備えています。病害に強く、安定した生産を目指して開発された一方で、現在ではその独特なカップクオリティも高く評価され、ホンジュラスを代表するスペシャルティコーヒー品種のひとつとなっています。
今回のロットは、このPARAINEMAをNATURAL PROCESSで仕上げています。
NATURALは、収穫したコーヒーチェリーの果肉を残したまま乾燥させる精製方法です。果実とともに時間をかけて乾燥することで、熟した果実を思わせる甘さや豊かな香りが表現されやすくなります。
現地で聞いた今回の工程では、収穫したチェリーを水で選別した後、袋の中で約48時間酸素を制限した状態に置き、その後チェリーのまま乾燥。約12日を目安に乾燥を進め、十分でない場合にはその後パティオで仕上げます。
ホンジュラスで生まれたPARAINEMAという品種と、果実の甘さを生かすNATURAL PROCESS。その組み合わせから生まれる、明るい酸とジューシーな果実感が、このコーヒーの大きな魅力です。
■生産国について
ホンジュラスは中米を代表するコーヒー生産国の一つです。
国土の大部分を山岳地帯が占め、地域ごとに標高や降雨量、気温などが大きく異なるため、多様なキャラクターを持ったコーヒーが生産されています。
中でも北西部のSANTA BÁRBARAは、ホンジュラスのスペシャルティコーヒーを象徴する地域の一つです。
ホンジュラス最大の天然湖であるヨホア湖の西側にSANTA BÁRBARAの山々が立ち上がり、その斜面に多くの小規模農園が点在しています。標高の高い農園では気温が比較的低く、霧や湿った空気の影響を受ける場所も多いため、チェリーの成熟や乾燥には時間がかかります。
実際、2026年3月に現地を訪れた際にも、「今年は1月、2月が特に寒く、もともと遅い収穫がさらに後ろへずれている」という話をSAN VICENTEの人たちから聞きました。
この地域の特徴は、自然環境だけではありません。
PEÑA BLANCAを拠点とするSAN VICENTEのような地域のエクスポーターが、小規模生産者それぞれのコーヒーをカッピングし、優れたロットを分け、品質に応じた市場へつないできたことも、SANTA BÁRBARAが世界的なスペシャルティコーヒー産地として知られるようになった大きな要素です。
CUP OF EXCELLENCEでも長年多くの高評価ロットを生み出しており、同じSANTA BÁRBARAの山の中でも、農園や標高、斜面、品種、精製によって驚くほど異なるコーヒーに出会える地域です。
また、今回のPARAINEMAのように、ホンジュラス国内で育種・選抜され、その土地の農業課題に向き合いながら生まれた品種が、現在では高品質なスペシャルティコーヒーとして世界から評価されていることも、この国のコーヒーの面白さのひとつです。
■訪問産地の場合の特別なエピソード
2026年3月。
ペーニャブランカを拠点にサンタ・バルバラのさまざまなコーヒーをカッピングする中で、実際にGENESIS農園を訪ねる機会がありました。
標高約1,500m。
山の急な斜面にコーヒーの木が植えられています。
訪問した時期はちょうど収穫期。赤く熟したチェリーが枝に残る農園を、足を取られながら斜面を歩いたことを覚えています。
そこで迎えてくれたのが、農園主のLESBIAさんでした。
農園の名前「GENESIS」は、娘さんの名前から付けたものだと教えてくれました。
そして、そのGENESIS本人にも会うことができました。話をしてみると、日本の『呪術廻戦』や『ハイキュー!!』が好きだという、ごく普通の13歳の女の子です。
LESBIAさんは、子どもたちの進学や将来のためにもコーヒーづくりを続けていると話してくれました。家族の教育について、ホンジュラスで農業教育で知られるZAMORANOで学びを進めていきたいという話も出ました。
高品質なコーヒーをつくり、それに見合った価格で販売することは、農園を続けるためだけでなく、家族の暮らしや子どもたちの未来にもつながっています。
実際にそこに暮らしている、一人の女の子の名前が農園名になっている。実際にそういう事実に直面すると、生産者の「暮らし」がより身近に感じます。
農園を訪れ、農園主さんと話し、その家族とも会えたことで、コーヒーの向こう側にある「暮らし」を、より具体的に感じることができました。
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