コスタリカ タラス グラニートス・デ・アルトゥラ・デル・オルティス 1800 カトゥアイ ホワイトハニー 中煎り COSTA RICA GRANITOS ORTIZ1800
¥1,021($6.44)
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コスタリカ タラス グラニートス・デ・アルトゥラ・デル・オルティス 1800 カトゥアイ ホワイトハニー 中煎り
COSTA RICA TARRAZÚ GRANITOS ORTIZ1800 CATUAI WHITE HONEY
~あたたかみのある澄んだ甘み~
ホワイトハニーらしいクリーンさとやさしい質感。
澄んだ口あたりの中に、糖蜜やブラウンシュガーを思わせる穏やかな甘さ。
りんごのようなやわらかでしずかな果実味が重なり、
冷めていくほどに透明感のある甘みがゆっくりと残ります。
FLAVORコメント
MORACESS,APPLE,GENTLE SWEETNESS
ROASTLEVEL(焙煎度)★★★
FALAVOR(個性)★★★
BODY(コク)★★★
SWEETNESS(甘さ)★★★★
AROMA(香り)★★★
ACIDITY(酸質)★★★
AFTERTASTE(余韻)★★★
■農園主
OMAR CALDERÓN MADRIGAL (オマール・カルデロン・マドリガル)
■標高 1800m
■産地、農園について
GRANITOS DE ALTURA DEL ORTIZ(グラニートス・デ・アルトゥラ・デル・オルティス)は、コスタリカを代表する高品質コーヒー産地TARRAZÚ(タラス)、その中でもSANTA MARÍA DE DOTA(サンタ・マリア・デ・ドタ)周辺の山間部で、カルデロン・マルティネス家が営むマイクロミルです。
農園は標高の高い山の斜面に広がり、冷涼な気候と昼夜の寒暖差の中で、コーヒーチェリーがゆっくりと成熟していきます。
家族のコーヒーづくりを長く支えてきたのが、OMAR CALDERÓN MADRIGAL(オマール・カルデロン・マドリガル)さんです。
オマールさんは長年コーヒー栽培に携わり、現在も農園で木々の管理、剪定、施肥、収穫時期の判断など、畑そのものを守る仕事を担っています。
一方、収穫されたチェリーを受け取り、精製によってコーヒーの品質を磨いていく中心となっているのが娘たちの世代です。
現在はJOYCE(ジョイス)やJOHANA(ジョハナ)を中心に、チェリーの選別から果肉除去、ミューシレージの調整、乾燥までを細かく管理しています。
父親が農園を守り、娘たちが精製を担う。
グラニートスでは、栽培と精製が別々の場所に切り離されているのではなく、ひとつの家族の仕事としてつながっています。
コスタリカでは2000年代以降、小規模生産者が自ら精製設備を持ち、自分たちが育てたコーヒーを自分たちの手でロットごとに管理する「マイクロミル」の文化が大きく発展しました。
この農園も、そうしたコスタリカのスペシャルティコーヒー文化を体現する家族経営のマイクロミルのひとつです。
品種や農園、区画、収穫時期などによってロットを分け、それぞれのチェリーに合わせて精製方法や乾燥を調整する。
農園で良いチェリーをつくるだけではなく、収穫したあとにどのように仕上げるかまで自分たちで考えることで、その土地や品種の個性をより明確に表現することができます。
今回の「ORTIZ 1800」という名前には、このコーヒーが育つ標高約1,800mという環境そのものが表されています。
標高の高い冷涼な環境でゆっくりと成熟したチェリーと、家族による丁寧な精製。
その積み重ねが、この農園らしいクリーンさと、やわらかな甘さにつながっています。
■豆についての詳細
今回蒼が買い付けたのは、標高約1,800mで栽培されたCATUAI(カトゥアイ)を、WHITE HONEY(ホワイトハニー)で精製したロットです。
カトゥアイは、中南米で広く栽培されているアラビカ種のひとつ。
MUNDO NOVO(ムンド・ノーボ)とCATURRA(カトゥーラ)の交配によって生まれた品種で、比較的コンパクトな樹形と生産性を持ちながら、標高の高い環境では質の良い酸と甘さを持ったコーヒーを生み出します。
そして今回のロットを特徴づけているのが、ホワイトハニーという精製方法です。
ハニープロセスでは、収穫したコーヒーチェリーの果肉を取り除いたあと、種子の周囲にある「ミューシレージ」と呼ばれる粘液質を一定量残した状態で乾燥させます。
「ハニー」という名前から蜂蜜を加えていると思われることがありますが、実際に蜂蜜を使うわけではありません。
チェリーの内側にあるミューシレージの粘りや甘さから、「ハニー」と呼ばれるようになった精製方法です。
コスタリカでは、ミューシレージの残し方や乾燥方法などによって、ホワイト、イエロー、レッド、ブラックといった名称が使われています。
その中でもホワイトハニーは、比較的クリーンな方向へ仕上げるスタイル。
レッドハニーやブラックハニーのような濃厚な果実感や発酵感を強く押し出すというより、ウォッシュドのような透明感を持ちながら、その中にハニープロセスらしいやわらかな甘さを残すことができます。
今回のORTIZ 1800にも、その特徴がよく表れています。
最初に感じるのは、とても澄んだ口あたり。
そこにりんごを思わせる穏やかな果実味と、ブラウンシュガーや蜂蜜のような丸みのある甘さが重なります。
強い酸や華やかな香りが一気に前へ出てくるタイプではありません。
酸、甘さ、質感のどれかひとつが突出するのではなく、それぞれがきれいにつながり、飲み進めるほどにじわりと甘さが感じられます。
ホワイトハニーらしい透明感を残しながら、カトゥアイのやわらかな果実味と甘さが自然につながるポイントを狙って焙煎を行います。
熱いうちは、すっきりとしたクリーンな印象。
少し温度が下がると、ブラウンシュガーや蜂蜜。
さらに冷めてくると、赤りんごを思わせる穏やかな果実味と甘い余韻が感じられます。
温度によって大きくキャラクターが変わるというより、一杯の中に最初からあった甘さが、冷めるにつれて少しずつ輪郭を現していくようなコーヒーです。
派手さよりも、整っていること。
強さよりも、飲み続けたくなること。
そして、クリーンでありながら、どこか温度を感じること。
「あたたかく澄んだ甘み」
その言葉が、このORTIZ 1800の魅力をよく表していると思います。
■生産国について
コスタリカは、中米を代表するスペシャルティコーヒー生産国のひとつです。
国土は決して大きくありませんが、中央部には山岳地帯が連なり、標高、気候、降雨量、火山性土壌などの違いによって、地域ごとに個性の異なるコーヒーがつくられています。
代表的な生産地域には、TARRAZ(タラス)、CENTRAL VALLEY(セントラルバレー)、WEST VALLEY(ウエストバレー)などがあります。
その中でもタラスは、コスタリカの高品質コーヒーを象徴する産地として、世界的に知られています。
標高1,500mを超える農園も多く、昼夜の寒暖差が大きい冷涼な環境では、コーヒーチェリーが時間をかけてゆっくりと成熟します。
成熟に時間がかかることで、チェリーの中に糖分や風味成分が蓄えられ、密度の高い豆、きれいな酸、しっかりとした甘さにつながっていきます。
また、現在のコスタリカのスペシャルティコーヒーを語るうえで欠かせないのが、「マイクロミル」の存在です。
かつて多くの小規模生産者は、収穫したコーヒーチェリーを大規模な精製所や協同組合へ持ち込み、そこで他の生産者のチェリーと一緒に精製していました。
しかし2000年代に入り、自ら小規模な精製設備を持ち、自分たちで収穫後の工程まで管理する生産者が増えていきます。
これによって、農園で育てたチェリーを、品種、区画、収穫日などによって細かく分け、それぞれの特徴を残したまま一つのロットとして仕上げることが可能になりました。
「良いチェリーを育てる」だけで終わらず、
どのくらいミューシレージを残すのか。
どのような環境で乾燥させるのか。
どのくらいの時間をかけるのか。
生産者自身が、収穫後の工程まで含めて「どんな味のコーヒーにしたいのか」を考えるようになったのです。その発展の中で、コスタリカ独自の存在感を高めていった精製方法のひとつが「ハニープロセス」です。
ホワイト、イエロー、レッド、ブラックなど、ミューシレージの残し方や乾燥方法を調整することで、クリーンさ、甘さ、果実感、質感など、それぞれ異なる方向性を表現します。
同じ農園、同じ品種であっても、精製方法によってカップの印象が大きく変わる。
現在のコスタリカには、そうした細やかなつくり分けを行う生産者が数多く存在します。
GRANITOS DE ALTURA DEL ORTIZも、その文化の中で高品質なコーヒーをつくり続けてきた家族経営のマイクロミルです。
農園でチェリーを育てる人と、それを精製する人の距離が近い。
だからこそ、一杯のコーヒーの中に、その家族が考える「おいしさ」がよりはっきりと表れる。
それもまた、コスタリカという生産国のおもしろさだと思います。
■訪問産地の場合の特別なエピソード
2025年の3月、初めてGRANITOSを訪れたとき、強く記憶に残った風景があります。
農園を見たあと、オマールさんや家族、スタッフたちと一緒にトラックの荷台に乗って山を下りました。
眼下に広がっていたのは、SANTA MARÍA DE DOTA(サンタ・マリア・デ・ドタ)の街。
小さな家や店が集まり、その向こうには幾重にも山が重なっていました。
その景色を眺めていたとき、不思議と地元の奥三河を思い出しました。
山があって、
その中に小さな街があり、
人が暮らしている。
その暮らしのすぐそばに畑があり、
そこで農作物を育てながら生活している。
国も言葉もまったく違うのに、
どこか知っているような景色でした。
そして2026年3月。
再びコスタリカを訪れ、GRANITOSにも足を運びました。
オマールさん。
娘のジョハナとジョイス。
そしてオマールさんのお孫さんであるHASANI(ハサニ)。
以前会った人たちと、また同じ場所で再会することができました。
産地を何度か訪れるようになってから、
「農園を訪問する」ということへの感覚も少しずつ変わってきたように思います。
初めて訪れるときは、
どんな場所なのか。
どんな品種を育てているのか。
どんな精製をしているのか。
知らないことを知るために、たくさん質問します。
けれど、同じ場所を再び訪れると、それだけではありません。
「久しぶり」「また来たよ」
そんな言葉から始まります。
以前歩いた農園をもう一度歩き、
以前会った人の顔を見て、今年の収穫やコーヒーについて話す。
一度きりだった産地との関係が、点ではなく少しずつ線になっていきます。
2026年2回目の訪問では、カルデロン家でディナーをごちそうになりました。
オマールさんともお酒を酌み交わして、あたたかな夜を過ごしました。
そして今年も、このORTIZ 1800のホワイトハニーを買い付けることにしました。
毎年、産地ではたくさんのコーヒーを飲みます。
もちろん、初めて出会う素晴らしいコーヒーもたくさんあります。
その中で、一度訪れた農園のコーヒーをもう一度選ぶということには、初めて買い付けるときとは少し違う意味があります。
知っている農園だから選ぶわけではありません。
今年のコーヒーを実際に飲んで、
「今年もこのコーヒーを日本へ持って帰りたい」
そう思えたから、もう一度選びました。
オマールさんが山でコーヒーの木を育て、
ジョイスたちがそのチェリーを受け取り、精製によって磨いていく。
そして、ハサニたち次の世代もいる。
一杯のコーヒーの向こうに、農園という場所だけではなく、そこで暮らし、時間を重ねている家族が見える。
何度か訪れるうちに、
GRANITOSは、私にとって単なる「コスタリカの農園」ではなくなってきました。
「あの人たちがつくっているコーヒー」
今年も、そのコーヒーを皆さんに届けます。
【SELECTED AT ORIGIN BY SOH】
「SELECTED AT ORIGIN(蒼じるし)」は、
倉橋が実際に中米などのコーヒー生産地を訪れ農園主との対話やカッピングを通じて
**“その場で選んできたロット”**だけに付けられる特別シリーズです。
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