BLEND コハク
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BLEND コハク KOHAKU
~ 蜜芋と和栗の甘み~
グアテマラ・ラ・カノアの蜜芋を思わせる密度ある甘さを土台に、
リモンシージョのジャヴァニカが和栗のようなほっくりした香ばしさを重ね、
ブラジル・カケンジがキャラメルやブラウンシュガーのような丸い甘さを添えます。
華やかさより、甘さと丸み、穏やかな香ばしさをゆっくり楽しむ秋の一杯。
芋栗系スイーツにもよく合う。
またの名は「いもくりブレンド」です。
■使用豆
GUATEMALA SANTAROSA LACANOA MUNDONOVO WASHED 40%
NICARAGUA MATAGALPA EL LIMONCILLO JAVANICA PULPED NATURAL 40 %
BRAZIL MANTIQUEIRA DE MINAS KAQUEND YELLOW BOURBON NATURAL 20 %
FLAVORコメント
SWEET POTATO, CHESTNUT , HONEY , CARAMEL , MILK CHOCOLATE
ROASTLEVEL(焙煎度)★★★★★
FALAVOR(個性)★★★
BODY(コク)★★★★
SWEETNESS(甘さ)★★★★★
AROMA(香り)★★★
ACIDITY(酸質)★★
AFTERTASTE(余韻)★★★
■ブレンドタイトルに込めた哲学・世界観
今回の「コハク」テーマは、「郷愁」です。
秋の夕暮れも、
少し早く灯り始める家の窓も、
芋や栗の甘さも。
この季節にあるものは、どこかアンバーの色を帯びて見えます。
黄色でもなく、橙でもなく、茶色でもない。
少し深くて、
あたたかくて、
どこかなつかしい。
琥珀色には、どこか郷愁のにおいがする。
古い家具や、飴色になった木。
使い込まれた革や、少しくすんだ真鍮。
自分自身の思い出そのものではないのに、
そういうものに触れると、なぜか少し懐かしい。
郷愁という感覚には、不思議と居心地のよさがあるように思います。
古いものや懐かしい色の中にいると、
少しだけ時間の流れがゆるやかになるような気がする。
琥珀自体も、そんなもののひとつです。
もともとは木から流れ出した樹脂。
それが途方もない時間を経て、今の姿になったものです。
遠い昔の時間を抱えながら、今の僕たちの手元に残っている。
このブレンドの暖かな色や秋らしい味わいから
最初、「コハク」という言葉が浮かびました。
考えているうちに、単に「秋らしい色だから」というだけではなく、
琥珀そのものが持つ悠久の気配や、
アンバーという色に感じる郷愁まで、
このブレンドの味わいと重なっていきました。
華やかさで驚かせるのではなく、
甘くて、
ほっくりとして、
香ばしい。
派手ではないけれど、どこか親しみがあって、ゆっくり飲んでいたくなる。
「コハク」は、そんな秋の味わいと、アンバーという色が持つ郷愁を重ねたブレンドです。
■ブレンド設計図(風味構成・ねらい)
=味わいのテーマは「いもくり」=
このブレンドの味覚的なテーマは、「蜜芋、和栗、キャラメル」です。
秋だから芋や栗をイメージして豆を選んだというより、
3種類のコーヒーを組み合わせていく中で、それぞれが持つ甘さや質感、ナッティさが、
自然と「芋栗」を思わせる方向へまとまっていきました。
① ラ・カノア|蜜芋の甘さと質感
GUATEMALA SANTA ROSA LA CANOA MUNDO NOVOWASHED 40%
「コハク」の土台となるのが、
グアテマラ サンタロサ ラ・カノア農園 ムンドノーヴォ ウォッシュドです。
この豆は、中深煎りまで焙煎を進めています。
2ハゼのピークより少し手前で止めることで、
蜜芋を思わせる密度のある甘さと、
少しねっとりとした質感を引き出しながら、
ほんのりと黄色い果実を思わせる穏やかな酸を残しています。
安納芋の蜜のような濃密さがありながら、重たくなりすぎない。
ここが「コハク」の中心となる甘さと質感です。
② リモンシージョ|和栗のほっくり感
NICARAGUA MATAGALPA EL LIMONCILLOJAVANICA PULPED NATURAL 40%
同じく40%配合するのが、
ニカラグア マタガルパ エル・リモンシージョ農園ジャヴァニカ パルプドナチュラルです。
こちらは中煎り。
2ハゼの入口をあたりまで進めることで、この豆が持つ甘さの中から、
ほんのりとしたナッティさと、穏やかな香ばしさを引き出しています。
アーモンドや和栗を思わせるような、やわらかな甘さとほっくり感。
ラ・カノアが「蜜芋」なら、リモンシージョは「和栗」。
方向の違う二つの甘さを40%ずつ重ねることで、
「いもくり」という味わいの中心をつくっています。
③ カケンジ|キャラメルのような香ばしい甘さ
BRAZIL MANTIQUEIRA DE MINAS KAQUENDYELLOW BOURBON NATURAL 20%
残りの20%が、
ブラジル マンチケーラ・デ・ミナス カケンジ農園 イエローブルボンナチュラルです。
この豆の役割は、キャラメル感と香ばしい甘さ。
2ハゼのピーク付近まで焙煎を進め、ブラウンシュガーやキャラメルを思わせる甘さと、
ナッツのような穏やかな香ばしさを引き出しています。
前に出すためではなく、ラ・カノアとリモンシージョの甘さを下から支え、
全体に丸みと奥行きをつくるために加えています。
=3つの甘さを重ねる=
ラ・カノア=蜜芋の甘さと質感
リモンシージョ=和栗のほっくり感
カケンジ=キャラメルのような香ばしい甘さ
華やかなフレーバーを足し算していくのではなく、
似ているようで少しずつ方向の違う「甘さ」を重ねる。
甘い。
ほっくり。
少し香ばしい。
そんな秋らしい穏やかな味わいをつくりました。
=秋のお菓子と一緒に=
モンブラン、焼き芋、スイートポテト、栗むし羊羹。
「コハク」は、そんな秋のスイーツに合わせたくなるコーヒーを目指したブレンドです。
■補足ストーリー
このブレンドを作り始めたとき、
最初から「コハク」という名前があったわけではありません。
最初に浮かんだ言葉は、もっと単純でした。
「いもくりっぽいな」
グアテマラ・ラ・カノアのムンドノーヴォを中深煎りにすると、
蜜芋のような密度のある甘さがある。
そこにリモンシージョのジャヴァニカを重ねると、
ほんのりとしたナッティさが和栗のように感じられる。
さらにブラジル・カケンジを少し加えると
キャラメルのような香ばしい甘さが加わり、全体がきれいにまとまりました。
これは、秋の芋栗系スイーツにかなり合いそうだ。
そこまでは、とてもシンプルな発想でした。
でも、この味を何度も飲みながら秋という季節について考えていると、
もうひとつの感覚が浮かんできました。
「郷愁」です。
秋は、少し不思議な季節です。
夏が終わり、空気が乾き始め、日が暮れるのが早くなる。
夕暮れには家々の灯りが目に入るようになり、街の色も少しずつ暖色へ変わっていく。
何か特別な思い出が蘇ったわけではないのに、なぜか少し懐かしい。
そして、その秋の色を考えていて浮かんだのが「アンバー」でした。
秋の夕暮れ。
家の灯り。
飴色になった木。
古い家具。
使い込まれたもの。
アンバーという色には、どこか郷愁のにおいがする。
琥珀そのものも、遠い昔に木から流れ出した樹脂が、
途方もない時間を経て残ったものです。
単なる「秋色」ではなく、どこか古い時間の気配までまとっている。
そこから、「コハク」という名前が決まりました。
味わいとしては、わかりやすく「いもくり」。
でも、その奥にはもう少しちがったテーマがあります。
遠い記憶に触れるようなコーヒー。
そんな一杯として、秋から冬へ向かう時間の中で、
ゆっくり楽しんでもらえたらと思います。
宅配送料別
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